見出し画像

苫小牧発仙台行フェリーで猫島弾丸ツアー②

仙台港から石巻まで

 フェリーターミナルからバスが出ており、わずか10分で仙石線の中野栄駅に到着しました。そこから石巻駅までは約1時間の電車の旅。松島の美しい景色を楽しみにしていましたが、電車が予想以上に速く、海も遠くて思ったほど見ることができなかったのは少し残念でした。

フェリーターミナルの入り口のバス停。津波の高さを表す表示がある


仙石線 首都圏の通勤電車という風情だ
車窓から見えた松島(?)かなあ

 石巻駅では、サイボーグ009や他の石ノ森章太郎作品のキャラクターが迎えてくれたのですが、ゆっくりとその場を楽しむ時間はありませんでした。電車を降りてから15分後にはフェリーが出港する予定だったので、急いでタクシーを捕まえました。歩けば15分の距離らしいのですが、乗り遅れると、日帰りができなくなってしまうので念のためのタクシーです。網地島ライン石巻中央発着所は北上川の岸にあります。津波はこの川を逆流して山に囲まれた石巻市に襲い掛かりました。対岸の白い建築物は石ノ森萬画館です。両岸に建物はありませんが、津波で流されてその後の整備で平地にしたようです。石巻市の資料に被災直後の写真がありましたが、津波の恐ろしさを見せつけられます。

網地島ライン 中央のりばで乗船。最後の一人でした。巨大なスライムは石ノ森萬画館
東北地方整備直の資料より借用http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/kawa/seibi_keikaku/dai6/image/dai6_02.pdf

 昼食を取る時間もなく、チケット売り場で島の飲食店のことを尋ねると、「あるけど、開いている可能性は低い」とのこと。さらに今日は停電しており、営業している店はないだろうと言われました。そして、潮の関係で通常二つある港のうち、猫好きに人気の大泊は使えず、仁斗田港を利用するよう注意を受けました。この僻地感が、なんとも言えず心地よかったですが、さすがに猫島だけあってツンデレ感いっぱいです。

乗り場でもらった時刻表。
大泊は寄港しませんの×が入ってました。
石巻を後にして田代島へ。昼食抜きです。
 フェリーターミナルでお菓子でも買えばよかったと思いながら乗ってました。