リフィル処方箋って必要ですか?~令和4年度診療報酬改定②~メリットデメリット
リフィル処方箋とは同じ処方箋で3回まで使いまわして薬がもらえるというものです。患者視点でのメリットデメリットは以下の通りです。
<メリット>
・何度も受診せずに薬がもらえるため、コロナ渦では良い(受診料は減額する)
・頻回に薬局へ行くことでしっかり飲むようになり残薬を減らせる可能性
<デメリット>
・薬局へ行く回数は増加(1回で済む場合も最大3回行くことで、支払いは増加)
・病態の変化は薬剤師の判断となる
病院側としては、受診料など算定できない上、患者の状態が確認できないため、果たして本当に必要なのかという疑問が残ります。この制度は基本的には状態が安定している人に対するものであるためですが、そのあたりの懸念はないでしょうか。保険薬局側としては、分割調剤よりも算定できる項目が増加すると思われ、売り上げが上がる可能性があります。(患者としては支払いが増える)
トータルとして日本の医療で考えると減額になるのでしょうか。
また、リフィル処方箋のポイントとして、28日処方までにすると処方箋料が4/10(6割引き)に減額されるようです。例えば、90日分と84日(28日×3回)ではリフィルを使った方が安くなるように設定されています。しかし、薬局には3回行くことになり、交通費はばかになりませんし、高齢者で地方の場合は移動の足をどうするかが本当に大変ですし、患者負担としては増額になりそうですよね。
まとめ
・病院→メリットがない
・患者→一度に薬をもらった方が楽か
・薬局→1つの処方箋で3度お得
現在のところ、このような情報でしょうか。追加情報があればまた更新します。ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?