まゆみ…KAN
ゴールデンウィークなので、楽曲の整理をしていたら、思い入れのある曲が曲がいくつか見つかったので、紹介していこうと思います。
第1回目は、1993年に発売された『KAN』の15枚目のシングル「まゆみ」です。
『KAN』は年も同じで誕生日も近く、ビートルズっぽいポップな曲調が好きで、さらには『小林信吾』のアレンジもはまって、レコード大賞も受賞した「愛は勝つ」あたりから、良く聞いていました。
「まゆみ」は娘と同じ名前ということもあり、フットワークが軽くない(笑)自分にしては珍しく、発売日に何件かCDショップをまわって購入しました。この曲は「三ツ矢サイダー」のCMソングにもなっていて、「小島聖」が可愛かったのを思い出します。是非YouTube(CM1、CM2)見てみてね。
あらためてネット検索してみると、いくつか興味ある情報が見つかりました。
サビの転調が好きなポイントでしたが、Wikipediaによると、もともと別の曲の出だしとして作っていたものであり、強引に2曲をくっつけて完成させたとありました。よく聞く話ではありますが、この記事を読むまでは全く気付かないぐらい、自然な転調でした。
また、間奏にはビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」のイントロフレーズが使われているそうで、言われてみればという感じで、これも自然すぎて気付いていませんでした。
曲も素敵ですが『小林信吾』のアレンジが最高です。『小林信吾』は2020年に惜しくも亡くなってしまいましたが、『浜崎あゆみ』『中島みゆき』『平原綾香』など多くのアレンジに携わっています。彼については、別に語りたいと思います。
最後に、『KAN+秦基博』の「カサナルキセキ」(『KAN』の「キセキ」と『秦基博』の「カサナル」を合わせた楽曲)も素敵なので是非聴いてください。YouTubeの謝罪会見も面白いので是非見てね。
まゆみ KAN
まゆみ 最近の君はどう
ぼくはね 少しふてくされてるよ
まゆみ つまらない時のために
なんとなく なんとなく
うたなんかをつくってみたんだよ
まゆみ 君は都会のすみで
こっそりとわらってた小さな花で
まゆみ ぼくは見てるだけだけど
知らない誰かが
つみとってくのも少しこわいんだよ
可もない 不可もない そんな生活に
話したい 伝えたい いつも言いだせなくて
これじゃない あれもいや それは深刻で
だましあい なぐさめあい 心もたないよ
まゆみ 君は時々 つもる悲しみを
いったい どこへ流すの
まゆみ たまには 大きな声で
さわいだり さけんだり
ぼくにあたったりしてもいいんだよ
決して自分のことせめたりしないで
可もない 不可もない そんな生格に
好きじゃない 悪くない 責任とれなくて
あれがいい それはいや これも深刻で
帰りたい でも帰れない
ひとはだれもみな
それぞれの悲しみを抱きしめ
いつも夢を見てるよ
きっとだれかに
小さな叫びがとどく日まで
まゆみ 一番 澄き透ってて
美しい水って なにか知ってるかい
まゆみ 恋をして せつなくて
がまんして がまんして
こぼれた涙がきっとそうだよ
こんなことしか言えないぼくを許して