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越えていった君へ

突然の訃報に気持ちの整理がつかず。
書いては消して、書いては消してを繰り返しています。

20年来の友人が死にました。
別の友人が家族から連絡をうけ、その友人が私に連絡をくれました。

お互い転居したりで5年ほど会えていなかった。
そろそろみんなでまた集まりたいねと話はしてました。
そんな矢先の突然の別れ。
元気にやっているものだと決めつけていた自分をぶん殴りたい。

数ヶ月前に始めたブログがあったようで、そこに全てが書かれていました。

まさか君も毒親サバイバーだったとは。
こんなに近くにいたのに、確かにお互い家族の話には触れなかったね。
それは、お互い触れられたくないからだったんだね。
もっと早く、ここに仲間がいるよって言えてなら。

後悔って。本当に後に悔やむ。
悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。


親兄弟なんて、とっとと捨ててしまえばよかったんだよ。
君の最後の気持ちさえ無視する家族なんて、とっとと捨ててしまえばよかったんだ。

なぜ、家族を捨てられない優しい人がこの世をさらなければならないのか。

君が笑っててほしいと書いていたから、
いつまでも泣いていたらいけないと思うけど。
やっぱり寂しいよ。

私が越えられないでいた一線を、越えて羽ばたいた君はすごいよ。

けど、やっぱり、寂しいよ。

家族に何それって言われていたスカル柄のワンピース。
会った瞬間にわ!それ最高だね!って褒めてくれたの、何十年経っても覚えてる。
最近の容姿も、家族にはこの歳で何目指してんのって言われるけど、君なら最高って言ってくれるよね。

一緒にパパゲーノになりたかったな。

あの頃は辛かったねーって笑って歳とりたかったな。

本当に、おつかれさま。
そっちはきっとこんなクソみたいなとこよりも楽しいはずだよね。

まだまだ笑えそうにないけど、君の書いた最後の言葉を大切にしたいから頑張って笑うよ。

また会える日まで。
そっちから見ててね。

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