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今は許さないことにした

子供の頃、お友達や兄弟と喧嘩した時。
自分が嫌なことをされた立場だった場合、どうやって仲直りしましたか?

間に入ってきた大人に
謝ってるんだから許してあげなさい!と言われたことはありませんか?

私はよくそれを言われていました。
なので、謝られたら、許さなくてはいけない。いつまでも根に持つのはいけない事だ。と心の底で思っていたようです。

元夫と離婚した時、家族からあんな奴を選んだお前にも責任があると言われました。
結婚後に発覚した借金と暴力でも、夫婦は連帯責任らしいです。
責任転嫁という言葉が生まれた時代から、こうして責任は嫁に転がされてきたのでしょう。

どんな地獄だ。

それでも、いつまでも元夫への怒りの気持ちを持ち続けるわけでもなく、10年以上経ってようやくもう少し良い別れ方もあったかな、と思うくらいです。

最近、現夫が過去にした過ちのフラッシュバックがひどく、その事について現夫と話し合いました。
笑えない日もあるのに、私が笑っていないとあなたは不安になってまた過ちを犯すかもしれない。
あなたと円満に暮らすためには、私が笑う努力をしなければならない。
あなたが私を傷つけたのに、私はあなたのために笑わなければならない。

どんな地獄だ。

過去に、原因と結果の法則という本と出会いました。
その本によると、全ての運命は自分が望んで起きたことらしいです。
冷静になって読めば参考になるところもある内容の本でしたが、、当時の私は受け入れられませんでした。

頭ではわかっていても、心が受け入れられなかったのでしょう。

あの時、傷ついた私の気持ちは私のもの。
許すか許さないかは私が決めます。
たとえ、この困難が私の望んだものであったとしても、許すタイミングは私に決めさせてほしいんです。

いつまでも、怒っているわけではない。
いつまでも許せないわけではない。
その時が、来週なのか来年なのかはわからないけど、いつか許せたらいいなと思うので、私は夫を許す努力をすることにします。

過去にどんな形であれ、相手を傷つけてしまったかもという人がいたら、
傷ついた人に向かって

そんなつもりはなかった。
いつまで悲しんでいるんだ。
もう済んだ事でしょう。
いつまでも下をむいてないで。

なんて言葉はかけないであげてほしいです。

許すタイミングは、傷つけられた方が決めます。



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