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その2氷見〜能登へ



そしてもう直ぐでしょと舐めてた能登半島。めっちゃでかい。。
約160kmのドライブ。おそらく日本海の中でも稀有な東西の海岸線をもつ半島なのだろう。スケールはかなり違うけど動きのイメージがかなり自分たちがいるヤンバルと似通って感じた。だからこそ何か親近感が湧いたのかもしれない。ドライバーは相変わらずの山ちゃん。自分も運転好きやけど彼もかなり好きなよう。ありがたい話です。日本海の虹を見つつ1桁台の気温に怯えつつ北上を続けた。そしてその日の爆風を交わすポイントに到着。思ったより西風が強くうねりが正面から入りすぎてかなりワイドなビーチブレイクがお出迎えしてくれた。早く掘れ上がった波に果敢突っ込むローカルサーファーをリスペクトしつつヤワな南国人は明日良くなるというアテンダーの言葉を信じて、というかホッとして暖かい2R目を目指したのであります。



西海岸に出ると一転して大荒れのまさにこれこそ冬の日本海でしょって海がお出迎えしてくれた。沖縄の西海岸とはひとあじ違った荒れ模様。遥か彼方からブレイクする波。そして波の花が飛び散っていた。
寝豚と書いてねぶた。そんな名前の温泉が北陸2R目のブレイクだった。そのピークにはまこも初めてだったようだがブレイクは一級品。どパーフェクトのバレル波でロコのおじさんと長時間語り合い北陸人の人間性を垣間見たのだった。久々素晴らしい温泉との出会いでした。ありがとう!

2R目最高でした〜


そしてどうやら初日のメインイベントになりそうな輪島の名店orizzonteへ。オーナーシェフのやすくんとは6年前にやんばるに遊びにきてくれて大好きなホームポイントに案内して以来の再会。6年ぶりに会ったら子供3人増えてました!能登の美味しい食材をふんだんに使ったイタリアンは素晴らしかった。本当にごちそうさまでした。

ハガツオカルパッチョ
やすくん、ありがとう。


輪島は金沢からも180kmほど離れたいわゆる陸の孤島のような位置になるにも関わらず、そこに暮らす人々の寛大でおおらかで親切、それでいて何か芯というか軸がしっかりして自信に満ちている。それは一体どこから来るのだろうかと思っていた。冬の季節は本当に厳しいのだろうけどお米もあれば野菜もある、水はうまいし能登牛などの畜産もあるし、海からの幸も豊富である。そして伝統工芸の輪島塗りや温泉などで外貨も稼げる。つまり自給できているというか生活自体が循環していて心に余裕があるように思えた。最近循環できる生き方、暮らし方にしていきたいと妄想している身なのでこの北陸の地に大きなヒントがある気がしたのです。普段勉強なんかできないけど
旅すればするだけ刺激がもらえるもんだ。旅って素晴らしい。

そんな最高の夜は静かに更けて行ったのでした。

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