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嫌われる勇気 ー自己啓発の源流「アドラー」の教えー 【要約】

アドラーの教えを乞う

・人は常に「変わらない」という決心をしている

人は、少しくらい不便で不自由なところがあっても、今のライフスタイルの方が使いやすく、そのまま変えずにいる方が楽だと思っている。もしも「このままのわたし」であり続けていれば、目の前の出来事にどう対処すればいいか、そしてその結果どんなことが起こるのか、経験から推測できる。
一方、新しいライフスタイルを選んでしまったら新しい自分に何が起きるかもわからないし、目の前の出来事にどう対処すればいいのかもわからない。未来が見通しづらくなるし、不安だらけの生を生きることになる。もっと苦しく、もっと不幸な生が待っているかもしれない。

つまり人はいろいろと不満はあったとしても「このままのわたし」でいることの方が楽であり、安心なのだ。

・あなたの不幸はあなた自身が選んだもの

あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではない。あなたにはただ、勇気が足りない。「幸せになる勇気」が足りていないのだ。
もしも幸せを実感できずにいるのであれば「このまま」でいいはずがない。いちばん最初にやるべきことはなにか。それは「いまのライフスタイルをやめる」という決心をすることだ。「もしも何々だったら」と可能性の中に生きているうちは変わることなどできない。

・「なにがあったか」ではなく「どう解釈したか」

これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについては何の影響もない。大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかであり、答えとは誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくものである。
自らの生についてあなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけだ。その選択について他者がどのような評価を下すのかというのは他者の課題であってあなたにはどうにもできない話である。およそあらゆる対人関係のトラブルは他者の課題に土足で踏み込むことによって引き起こされる。

・自由とは他者から嫌われることである

あなたが嫌われているということ。それはあなたが自由を行使して自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしである。他者の評価を気にかけず、他社から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り自分の生き方を貫くことはできない。
一般的な人生の意味はない。人生の意味はあなたが自分自身に与えるもので、困難に見舞われた時にこそ、前を見て「これから何ができるのか」を考えるべきだ。世界とは他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえないのだから。

誰かが始めなければならない。
他の人が協力的でなかったとしてもそれはあなたには関係ない。

あなたが始めるべきだ。
他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。



かなり掻い摘んで要約しました。
アドラーの考え方には救われる部分がたくさんあります。すべての悩みは対人関係の悩みであると言い切っています。
いま、悩みを抱えている方はぜひ本書を手に取ってみることをお勧めします。

嫌われる勇気をもつ

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