情報の信憑性について

〇身近で

例えば学校で

 授業中に先生の話をよく聞いていなかったAさんは、宿題があるかをSNSで友達Bにきいたところ「ないよ。」といわれたので安心していたら、それはBのクラスの担当の先生の話で、Aのクラスの担当の先生は宿題を出していた。

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なんてこと、経験したことあるのではないでしょうか?僕は似たようなことをやらかしたことがあります(笑)。さて、ではAさんのどこがいけなかったのでしょう?

僕の思う問題点をザッとあげてみます。

1.先生の話をAさんが聞いていなかったこと

2.Bさんの情報を鵜呑みにしたこと

3.他の情報を見なかったこと

このようなことだと思います。早速、それぞれについてみてみましょう。

1について

 ここで言いたいのは情報の発信源である先生(つまり一番その情報を理解している人ですね)の話を聞き逃してしまうのは、とてももったいないことです。先生の言ったことを友達に聞くより、本人の口から聞く方が確実ですし、やはり先生の話は自分で聞いて自分なりに理解するのが1番良いと思います。

・2について 

 それでも私たちは人間なので、聞き漏らしはあります。だから、友達に聞くこともあります。でも、そこで大事なのはその友達の情報には自分なりの解釈(つまり主観)があることなんです。例を思い出してみましょう。友達Bは「ないよ」とだけ言っていますが、実はこれには「私のクラスではないよ」という意味が含まれていたわけです。じゃあ言ってくれよと思いますが、Bさんにとってこの情報は不要です。おそらくBさんは、このことをAさんが分かっていると思いこんでいたのでしょう。このように、情報にはさまざまな主観が入っているので、さまざま情報を見て共通点を導くのが大事ですね。

・3について

 Bさん一人の意見をそのまま受け止めてしまうのは危険です。Bさんが間違っているかもしれないことなどを考えると、これは当然なことです。なので、AさんはBさん以外の人にも聞いてみるべきだったのではないでしょうか。

さて、以上のことをネット上でどのように生かせるか考えてみましょう!

〇ネット上での問題例 

・ウイキペディア、アンサクロペディア 

 Wikipediaの最大の特徴は、誰でも編集することが可能であるというところにあります。しかし、上でも示したとおりその一人一人に主観が入っているので、信用できるとは言いがたいところがあります。また、そのウイキペディアのネタヴァージョンとしてアンサイクロペディアというのもあります。(これはネタとして作られているサイトですので、事実とは違うことが書かれることが多いようです)

・虚構新聞

 簡単にいうとこれもネタサイトで、事実のように書かれていますが嘘が多いです。例えば、円周率(3.1415…)についての記事を見てみると、「本当は3だ」という内容の記事がありました。しかも、そこには証明まで書いてあり何も知らない人がみたら騙されてしまいそうでした。でも、その内容はめちゃくちゃなので、記事をよく読めば嘘とすぐにわかりますが、そのテーマについてくわしくしらない人には騙されてしまう人もいそうですね。(この場合3.14…を知らない人は騙されてしまうということです)

*フェイクニュース  

事実とは関係ないことを事実のように書くと言えば、日本では熊本地震で「ライオンが逃げた」という嘘の情報がツイッターにのり、それをみた人たちを混乱させたとして話題になった、フェイクニュースがあります。このようなガセネタは上でも示したとおり、面白半分に流されていることが多いのですがフェイクニュースは、ときに思わぬ悲劇(二次災害など)につながってしまいます。やはり、情報を発信する側も受け手のことを十分に考える必要がありそうです。

〇騙されないために

 このような情報に騙されないために、私たちはどうすればいいのでしょう。

1.情報の発信元の確認

 その情報はどんな立場のどんな人が書いたものなのかを確認しましょう。

最初の例で言えば、その情報を言った人が先生なのか、自分のクラスの友達なのか、他のクラスの友達なのかで情報の信頼度はだいぶ違います。

また、主観が情報に入ると言いました(最初の例の2)が、その情報を肯定的に伝えたいひとならば、当然「みんな、これのここは凄いよ!」などというその物事の明るい部分をドンドン出してきて、さもそれが完璧であるような言い方をすることが多いですし、否定的ならその逆が起きるでしょう。

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2.さまざまな情報を確認

 一つの情報に対して一つのサイトをみるのではなく、さまざまな情報を確認しましょう。

フェイクニュースに騙されそうになっても、「待てよ」と一旦立ち止まり他の情報をみればすぐに間違いに気づくことができます。最初の例では、これは3にあたります。

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3.信憑性のない情報をひろめない

 もし自分でこの情報は信憑性が薄いと上の方法で分かったのであれば、その情報を他人に安易に流すのはやめましょう。みんながこれを実践すれば、信憑性の低い情報は少なくなります。

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〇まとめ

ウイキペディアや虚構新聞…。話出したらキリがないこの話題ですが、どれにも共通して「発信元や他の情報をみるべき」と言えます。レポートを書くときなどに皆さんも注意しましょう。

〇参考文献


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