いつだってブルース②

そうこうするうちに250SLはMZA有明に着き、まずはアルバート・キング。
相変わらず嬉しいくらいに泥臭いままの（ど）ブルース。
トレードマークのロケットギターも眩いくらい。そしてB.B.キングとなり、打って変わったようにショービズに昇華させられたB.Bの泣きのブルースが会場を包む。
そういうB.B.キングのスタイルをブルースじゃないとかとやかくいう輩もいるが、B.B.キング失くしてブルースは語れない。その辺をわからないときっとブルースは一生わからないだろう。
そんなアルバート・キングとの、この落差を肌で体感出来ただけでも、このMZA有明にきて大正解。
70年代に亡くなったフレディー・キングと並んで、三大キングと呼ばれたアルバート・キングは、そのMZA有明の三年後に亡くなり、B.B.キングは2015年に他界。
いまさらながらにこのすごいキング・オヴ・ザ・ブルースの三人に哀悼の意を表したい。