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「アウトロ」


アルバム「乱破」のレコーディングを終え、その後のロフト9での町山智浩くんとの対談の際に、
「『アウトロ』という晩年を唄ってるのにそれをなぜいまというのと、黄泉比良坂のあとになぜ現代的なつがいのミサゴ(オスプレイ)が入ってくるのですか?」
と聞かれ、ついつい話題が次の話に飛んでしまったもので応えるすべもなくそのまま終えてしまったのだが、気になっていたので、あえてここでいわせてもらう。
深い意味は何もなく、この歌詞は横田基地のそばのフェスのおこなわれている空き地で書いていたもので、書いている最中にフェンスを囲むその向こうから三機のオスプレイが自分を歓迎するかのように編隊を組んで飛んできたからに過ぎない。
そしていま現在、50歳を過ぎ、80歳を越そうという人たちの当時の一瞬のひとときを歌詞に託したに過ぎない。
当時の自分はといえば、それなりにまだまだ熱く燃えている時代であったことは確かだが。


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