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2019.11.10 三島由紀夫と夕刊フジロック

Panta : 2019年11月25日 渋谷DUOにおける夕刊フジロックは、1970年11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地において三島由紀夫が割腹した日でもある。その昔、劇場へ観に行った映画「憂国」の中で自身が切腹するシーンが続き、彼の美学なりを見せつけられ、ナルシズムの極致のような印象を強く抱いた覚えがあり、フランスはドゴール将軍の軍服をデザインした五十嵐九十九氏デザインの制服を纏った楯の会もしかり、しかしこの時点ではまさかここまでの行動に走るとは思いもしなかった。ヤジを飛ばす自衛隊員の前で聴きとれぬ激に、日本刀の前に、なぜマイク、アンプを用意しないのだ、最低でも左翼専用のトラメガでもなぜ持ち合わせないのだと悲しくなったりもした。
三島由紀夫、森田必勝両氏が割腹したのち、さる場所で開かれた楯の会のイヴェントでもまったく聴こえない、もしくはハウリングばっかりのスピーカーをいたたまれず自分が壇上に近寄り直してあげたこともある。
五木寛之さんも彼がロックを知っていたら、違った方法をとったのではないかという発言もしており、有名な事件なので詳細は省くが、49年前に起きたこの三島由紀夫割腹と同じ日に頭脳警察が50周年のイヴェントを行う夕刊フジロック、当日、三島関係者にも声掛けさせてもらっているが彼らの催し物も重なっており残念ながら出席者は限られてしまうとおもう。ライトスタンド、レフトスタンドと席を分けてるわけではありませんが、せめてステージからそんな故三島由紀夫氏にも想いを馳せて思い切りど真ん中から叫ばせてもらおうと思っています♬
夕刊フジロック 11月25日 渋谷DUO

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