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みなとみらいのフュージョン感

なんだか心惹かれるみなとみらいに行きました。
父の設計した中でも私はナビオスが好きだな。
控えめで上品。
そして、海だか運河だかの上の汽車道を歩きながら、ナビオスを臨み
その先に見える重厚な赤煉瓦倉庫がかっこいい。
なんだか変な現代アートが視線を邪魔していたけれど。
夜になると流行りの?プロジェクションマッピングみたいので
照らされていたけれど、街に置くアートには、街全体の見え方やあり方を
捉えてほしいものであります。

それはそうと、

みなとみらいー関内を歩いていると、
一方にランドマークタワーやパシフィコの20世紀的未来感のエリア
一方に海!
一方に赤煉瓦倉庫や、大桟橋ホールのかっこいいエリア
そして陸には古い大きな洋館をうまく生かしたビルが立ち並び
その先を行くと外人墓地や山下公園、中華街といった近代の歴史的なエリア。

あのかっこいい建物なんだろうと近づいたら、税務署と県庁だった…。

センスに脱帽であります。

古い物、変わらない物への安心感は、どんなに素敵で美しくても新しい物には作り出せないし、失ったら取り戻せない。
こうして新しい街並みと古い美しい物がともに価値を認められて役割を担っていて、もともとなんとなく好きだな〜と思っていたあの辺りへの憧れを腑に落としてみた正月でした。


古民家は、住みにくさはあるのだけど、でもやっぱりなんだか居心地が良くて安心する。
機能美も散りばめられていて、
今後time warpをこれからも手を入れながら使っていく中で
露呈した柱や梁、やたら数の多い押し入れや襖、微妙な段差と梁の高さの床の間、それらの美しさを際立たせた改修を心がけていきたいと強く思いました。

プリント合板と、キラキラの砂壁はどうにかしつつ。
外壁の下部のテカテカタイルもどうにかしたい。

下がってきた梁もどうにかせねば。

あとは寒さ対策だなー!2階の寒さの原因はなんだろうか!

あとあと、駐車場からの見え方だなー。
塀と庭と。

そして、街全体としても、安曇野や松本が、古い建物の味わいを生かしてまちづくりをしていってくれるように、そういう動きに敏感でいたいと思います!

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