【プロレス】影出来るところに光あり

※過去記事同様、選手名は敬称略で記載する。

2024年4月21日
この日が来るのが正直怖くもあった。
何故なら、2月11日のがむしゃらプロレスの大会で
推しであるゲレーロが突然ヒール転向してしまったからだ。

プロレス見始めて8か月という短期間ではあれど、
今までのヒーローっぷりを見てたら
まさか彼が仲間を裏切るとは思わないじゃないか。

満を持して

長めの入場曲に焦らされて出てきた新しい彼の姿。
漆黒フェイスにぎらつく眼光。
困惑と驚愕に満ちた会場の空気感。
ぎょろぎょろと周りを見渡しながらゆっくりとした動作に「怖い、怖いって!」と連呼する私。
そんな私を見て隣の友達は笑ってた。おい、笑うな。

マスクの変化

基本的には今までのマスクのデザインを踏襲しつつも、サイド部分が立体的になっており、ディティールが異なるだけでこうも雰囲気変わるのかと感心した。
素材感も蛇?ぽいのがまた、ヒール感を増強させている。
全身真っ黒、今までのピンクのラブリーなアームカバーはいずこへ。。。

私が泣いた理由

対戦相手の一人は今までのパートナーだったHIROYA。
ゲレーロはHIROYAと闘う事を拒む。彼の心が読めない。
HIROYAはきっと言いたい山ほどあるだろうに決して言葉は交わさない。
そのもどかしさや怒り等をひっくるめた感情を勝手に感じて、私はボロボロ泣いた。泣きすぎて隣の友達はまた笑ってた。おい、笑うな。

外見だけではなく、彼のプレースタイルも変化が見られた。
今までの身軽な飛び技はほぼ無く、力isパワーよろしく反則もなんのその。いや、もしかしたら飛んでたかもしれないが記憶がほとんどない、正直。DVD早よ。
試合はあまりにも混沌を極め、結果無効試合に。
最後の最後まで大乱闘で、選手退場後も会場は困惑の空気に満ちる。
次回からどうなるの?と期待と不安が残った試合だった。

尚、試合後にプ友に「ゲレーロ黒くなっちゃった」とLINEしたら
「せらち(私)もお歯黒してるからおそろじゃん」という意味不明な返信がきた。やめろよ、普段マスクしてる理由がそれだと思われるだろ。いや、してねぇよ。ひとまず友達がアホで少し心は救われる。

そして光が

当日、楽しみにしていたもう一つの試合、メインタッグマッチ。
前回シングルで愛と恋のぶつかりあいをした、
丹の国プロレス 嵐弾次郎 と がむしゃらプロレス KENZO
その二人が、今回はタッグを組んでのベルトをかけた戦い。
対戦相手は陽樹&サムソン澤田。
自身の観戦歴は短くとも、この二人の鉄壁さは過去の試合結果を見ればわかる。
こちらの試合も場外でめちゃくちゃになる大混戦。
ゲレーロもセコンドで出てきて妨害しまくる。
「ちょっと前までこんなんじゃなかったじゃん…(涙)」と思ってたが
途中、リング上でレフェリーをホールドしながら「ビールおいしそう」って言ってて「あ、ちゃんと変わってないとこもある!!」となった。(その認識でいいのか?)

試合見るのに集中しすぎて細かなところの記憶が本当に飛んでるので早くDVD見返したいところではあるが、結果は長年の鉄壁を破って弾次郎&KENZOの勝利。本当に嬉しい。新しい光が差す瞬間だった。

なくてはならぬもの

個人的に、推しのヒール転向は闇ではなく影と考えている。
何故なら、このがむしゃらプロレスには光があるから。
闇は光を飲み、光は闇を溶かすけど、
ここはそうではなく常に隣り合わせにいる、互いに必要な存在だ。

古い過去のDVDを見ていると、今と勢力図が全く異なる事を知る。
こうやって少しずつ軌跡が歴史となるんだな。
今の変化はその長い旅路の一部なんだと。

ショックはあっても、推しを好きだという感情は変わらない。これだけは絶対だ。

尚、今回過去のDVDの一部が1000円になってたので、持ってないのをすべて買った。(私は20周年記念大会で初めてDVDを買ったのだが、その時あったDVDを全部買って驚かれた過去を持つ)
そろそろDVD爆買い人間の異名をつけられるかもしれない。




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