【メンバーインタビュー】 各部署が目指す、次なるステージは?マネージャー対談(後編)
こんにちは!PANORAMA Inc. 広報担当です。
2024年も、より多くの方にPANORAMAの魅力を知っていただける1年に!と広報一同意気込んでおります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年第一弾目のnoteは、 昨年の年末に公開したマネージャー対談の続編!
プロデューサーやディレクターを束ねる❶デジタルマーケティング Div.マネージャーの佐藤と、デザイナー・エンジニアを束ねる❷クリエイティブ Div.マネージャーの大矢の対談インタビュー(後編)です。
毎日チームのことを一番に考え続けているマネージャーであるお二人に、各部署の目指す姿や、大切にしていること、最後には今後の展望を語っていただきました。
ぜひお楽しみください!
マネージャー対談(前編)はこちら▼
https://note.com/panorama_inc/n/n57bda000639f
ディレクター Div.が目指す「プロフェッショナル集団」
飯島:まずは佐藤さん!デジタルマーケティング Div.(DM Div.)が部署として案件業務外で取り組んでいることや、大事にしていることはなんですか?
佐藤:DM Div.は大きな柱として「プロフェッショナル集団になろう」と言ったテーマを掲げています。
ただ、ディレクター領域におけるプロフェッショナルっていろんな側面があると思います。例えば、
成果物のクオリティが高い
お客さんの課題を抽出するのが得意
安定感のある進行
等があげられるかと思いますが
PANORAMAのディレクターとしての軸は、「仕事をする上でちゃんとプロフェッショナルとして自覚を持ちながら仕事ができているか」としています。
飯島:具体的にはどんなことを行なわれているんでしょうか?
佐藤:3チームに分かれて「プロフェッショナル」を題材に取り組みを行っています。
その内の1チームでは、「DM Div.全体で効率的にTips(知識やノウハウ)を活かし、ディレクションクオリティを上げていく」をテーマに、社内に散らばった知識やノウハウをうまく集約し、誰でもアクセスしやすい状況にする取り組みを行っています。
また1チームは、「ディレクター育成のためのカリキュラムを作成し、実際に活用する」をテーマに取り組んでいます。
まだ経験が少ないディレクターをまずはアシスタントとして活躍できるスキルに持って行く。そして次の段階でアシスタントではなく自走できるような一人前のディレクターになってもらうためのカリキュラムです。
佐藤:残りの1チームは、より上流な部分、「根幹の部分をクライアントからうまく引き出すこと」をテーマに取り組んでいます。
僕らは制作に関しては手前味噌ながら、経験も豊富なのでプロフェッショナルである自信があります。
仕事自体のクオリティを突き詰めていくと「なぜそれを作るのか」「何のために作るのか」を考えることが重要だと考え、弊社のMISSION「本質を形づくる」ためにも上流工程に踏み込むことを積極的に行なっています。
そして各チームが分担して取り組んでいることを他のチームと還元し合うようにしています。
飯島:なるほど。「プロフェッショナル集団」になる未来が見えます。
スペシャリストとオールラウンダーの共存が強み
佐藤:DM Div.では元々、案件業務とは別にテーマを決めて勉強して発表しあう「DSS (Director Study Session)」という取り組みを行なっていました。
元々全員参加の取り組みだったのですが、約2年前「有志の取り組み」に変更しました。
テーマによっては、深掘りして学びたいメンバーが複数人いればチームで取り組むでも良し、1人で取り組んだ方が効率が良さそうなテーマの場合は無理に誰かとチームを組まなくても良い、そんな具合です。
まだ経験が少ないディレクターにとって、まず「カリキュラムに沿って一定のレベルまでスキルを伸ばしていくこと」は必要だと考えています。
始めにディレクターとしての土台をしっかり整えてから、それぞれの専門性や強みを伸ばしていけたらと。
個々の強みを伸ばしていくことを目的に、DSSのような勉強会を行なっています。
そのようにして様々な強みを持つディレクターが集まれば組織全体としても守備範囲が広がるだろうし、社内で「この分野はこの人に聞けばいい!」と頼られるようになれば、本人にも責任感ややりがいが出てくる。
これからもっと各自の個性や強みが引き出せるように、と思っています。
飯島:それぞれの得意分野を伸ばしていくことが組織を強くするのですね。
佐藤:メンバーの中には、特定の分野に長けているスペシャリストタイプもいれば、幅広い業務に柔軟に対応できるオールラウンダータイプの人もいる。 この共存こそがPANORAMAディレクターチームの強みだと思っています。
スペシャリストもオールラウンダーも輝くよう、MBO(※)という目標設定を取り入れています。
(※MBOとは、社員が自ら目標を立て、上司がその支援をしていくことで、個々のモチベーションやパフォーマンスを上げ、業績や生産性を向上させていく手法)
そこで自分で定めた目標に対してアクションが取れれば、評価対象になる仕組みになっています。
飯島:しっかりとした目標制度・評価制度があるのですね。
クリエイティブ Div.が目指す「自主性を持った強いチーム」
飯島:クリエイティブ Div.(CR Div.)では、案件業務以外に取り組んでいることはありますか?
大矢:前置きとしてCR Div.にはデザイナーとエンジニア、2つの職種の人がいます。
デザイナーとエンジニアそれぞれが伸ばすべきものがあり、その上でCR Div.全体の目指すところがあります。
まずはCR Div.全体が目指すところ。
これは自分の個人的な意見もありますが、クリエイターは立場的に受注側にいることが多いためか、フラストレーションを抱えながら仕事をしている人が高い割合でいると思っています。
そのようなクリエイターが受け身でいるだけはなく、自主性を持って主体的に動いていくことでプロジェクトやチーム、ひいては組織全体のクオリティの底上げになると思っています。
チーム内で自ら積極的にコミュニケーションを取り、情報を取りにいく。そうすることで、強いチームになることを目指しています。
デザイナーチームは「ファシリテーション能力の強化」
デザイナーチームはチームリーダーが中心になり、様々な施策を立てています。
例えば、CR Div.全体の目標に基づき、ファシリテーション能力の強化を目的に、2 on 1(デザイナー1名・エンジニア1名・ファシリテーター1人でwebサイトのデザインについて議論する会)を行なっています。
飯島:実際、取り組みの効果はいかがでしょうか?
大矢:この施策を始めた当初はまだ完全リモートワークの時期で、なかなか積極的にコミュニケーションが取れない状況でしたが、今では出社日も増え、顔を合わせての2 on 1を行ったりもしています。
顔を合わせて意見を言い合うことで客観的に見ていても徐々にメンバーに自主性が生まれて生きていると感じます。
また、会社の制度として「ランチ補助金制度」があります。
リモートワークと出社が半々、まだまだコミュニケーションが取りづらい状況ではあります。そのことから複数名でランチに行く場合は会社から1人あたり1,000円の補助金が出ます。
先ほどのファシリテーション施策後に自然な流れでランチに行くようなこともあり、効果的な施策の1つとなっています。
飯島:エンジニアチームはいかがでしょうか?
エンジニアチームの「自己効力感を高める動き」
大矢:エンジニアチームは基礎となる部分を体系化していこうという取り組みを行っています。
エンジニアの抱えている様々な課題の中から4つテーマを決めました。
それぞれのテーマに対してディレクターの意見を伺ったりしながらドキュメントを作り、エンジニアの方針を策定するという施策を行っています。
まだ経過途中ではありますが、各エンジニアがドキュメント完成に向けて体系化を進めています。
また、エンジニアの業務は制作の最終工程になるので、どうしてもお客さんとは離れた距離にいます。
お客さんと距離がある分「誰のためにやっているというのか」を見失ってしまうことがあるんですよね。
そのことから、自分の仕事が社会に役立っていること、お客さんに喜ばれていることをもう少し身近に感じでもらうために、エンジニアに新しく「相談役」というポジションを作りました。
また、エンジニアにできるだけ早い段階で参加してもらうようなアサインの仕方を進め、設計・デザイン段階から尽力してもらっています。
飯島:チームとして地を固めながら、クリエイターのモチベーションを高めていると。素晴らしい取り組みですね!
ディレクター Div.とクリエイティブ Div.の今後の展望
飯島:最後に、今後の展望をお伺いできますでしょうか。
佐藤:DM Div.は先述のように、もう少し制作領域の手前の「課題抽出部分にも強くなっていきたい」というのがあります。
そこに対して現状では得意な人があまりいないので、少しずつみんなでトライしながら目指しています。
いまそのようにして、守備範囲を広げようとしている中で自分たちが持っていない新しい感覚やスキルを持っている人がジョインしてくれることが、組織としてすごく強みになる気がしています。
もしかすると、PANORAMAの現状のアウトプットに興味を持ってくれている人の中で「自分が即戦力になるかわからない」という人もいるかもしれません。
でもどんな感覚やスキルでも今のPANORAMAにない、新たな1ピースになりうる可能性があると思っているんですよね。
ここからもう数年かけて、もう一段階変化したいなと思っています。
飯島:CR Div.はいかがでしょう?
大矢:CR Div.はデザイナーとエンジニアの2職種で壁を作るのではなく、お互いがもっと重なる部分をもっと作りたいなと思っています。
デザイナーでも、Webデザインだけではなく、UI/UX、インタラクションやアニメーション、様々な分野がありますが、1つのところにとどまらず、関連し合うものに強くなっていってもらえるといいのかなと思います。
エンジニアも一緒で、アクセシビリティへの対応や、3Dやアニメーションに特化する、あるいはアプリに力を入れるなど。
現状の成果物ももちろん良いものですが、違う部分、新しい部分も取り込んで行きたいと思っています。
そのためには、デザイナーとエンジニアの対話をもっと増やしていきたい。
最近では週1で行われているクリエイティブ定例会の内容を見直し、案件進捗共有のフォーマットをやめることにしました。1時間という限られた時間の中でデザイナーとエンジニアがより対話をできるような会に変えていこうと取り組んでいます。
飯島:自分も今の会社で進捗確認とかありますけど、他の人の内容はほぼほぼ聞いてないですよね。片耳で聞いてるみたいな…。
佐藤:DM Div.はディレクター部署で進行管理面が重要になってくるので、進捗報告はやっています。
僕は立場上、全て把握しなくてはなりませんが、参加人数が多くなればなるほど人によって全て把握しなくていい部分もあるのかもしれません。各会議体の意義って考えさせられます。
大矢:そうですよね。エンジニアは毎朝、業務に関連する課題図書をチームで読む「輪読会」があり、その延長線で朝会を行っていて、進捗確認も一緒に行なっています。
その朝会の中で「〇〇の技術について調べたいんだけど、案件対応で時間がなくて」という人がいたときに、手が空いてる人が「ちょっと調べておきますよ」というようなやりとりも増えてきました。
全体で進捗共有していた時より、同職種の中での助け合いが生まれてきていると感じています。
ただ、忙しそうなエンジニアに僕が「ヘルプ必要ですか?」って言っても「いらない」って言わることもあったりして…。
まぁ、難しいなぁと思いながらやっています。
一同:(笑)
大矢:「小さくてもいいからとにかくやってみよう」の精神で、CR Div.では既存のやり方をちょっとずつ変えていっています。
飯島:大矢さん、お話が苦手と言ってましたが全くそのようなことはなく、 PANORAMAを制作チームを進化させていくための取り組みをたくさんお伺いできました!
佐藤さんからは、先を見据えつつチームにポジティブに向き合っている姿勢にチームの皆さんが羨ましくなりました。
今後も進化し続けるPANORAMAを楽しみにしています。本日はありがとうございました!
今回、 【メンバーインタビュー】PANORAMA マネージャー対談(後編)では、各Div.の大切にしていることや案件業務以外での取り組み、今後の展望をお話しいただきました。
今後もPANORAMAを知っていただくべく、各所にフィーチャーしていきたいと思います。次回もお楽しみに!
いつもPANORAMA note記事をお読みいただき、ありがとうございます!