高校生の時にかいたやつ③

今日は小生の高校の卒業式の予行練習があった。
予行練習ときくと、いつも小生は馬鹿らしくなる。
予行をしておいて、そこに不都合があると修正をして本番に生かす、というのが本来の「予行練習」のパターンである。
確かに明日は卒業式、間違いなく間違えてはいけない大事な行事だ。
それはわかる。
だが何かが腑に落ちない
何が腑に落ちないかも分からないし、馬鹿らしくなるのかも見当がつかない。
小生、どこかおかしいのだろうかと思った。
自分がおかしいと思ったらお医者さんに相談しなさい、というのが小生の母の教えのため、早速病院に赴いてみることにした。
しかし小生、待合室で急に恥ずかしくなってきた。
医者になんと言えばいいのかが分からなかった。
「予行練習が馬鹿馬鹿しいのですが、どこかおかしいのでしょうか」とでも言うのだろうか。
それこそ馬鹿馬鹿しいことこの上ないと思った。
とうとう小生はトイレに行くふりをして帰ってきてしまった。
「予行練習馬鹿馬鹿しい病」の原因は分からずじまいであった。

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