明日の日付を書いて次の日にコメントするだけのつぶやき。明日は2023年5月19日金曜日です。そしてIBDを理解する日です。日本で初めてIBDに関するイベントが開催されたのが5月19日だったことにちなんで、IBD患者会の集まりであるIBDネットワークと、バイオ医薬品企業のアッヴィ合同会社が記念日に制定しております。

炎症性腸疾患は、英語ではinflammatory bowel diseaseと呼ばれ、その頭文字をとってIBD(アイビーディー)と略されます。IBDは、広い意味では腸に炎症を起こす全ての病気を指しますが、狭い意味では「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」のことを意味します。潰瘍性大腸炎もクローン病も今のところ原因がはっきりとはわかっておらず、このため発症すると長期間の治療が必要な慢性の病気です。また、長期的には病状が悪い時期(再燃期)と落ち着いている時期(寛解期)を繰り返すのが特徴です。

潰瘍性大腸炎になる原因はよくわかっていません。とても辛い病気です。若い女性に多く、婚期を逃す原因にもなっています。妊娠出産によって悪化することはありませんが、症状が悪い時期の妊娠出産にはリスクが伴うのです。

症状が出ない時期に妊娠出産をしたいと思っても炎症性腸疾患になる原因はわかっていないのです。遺伝による疾患では無いのですが慢性の病気ですから定期的に検診が必要です。

妊娠出産によって症状が軽くなった人もいるようですが、国の難病指定されている病気ですから完治はできません。

潰瘍性大腸炎の主な症状は、粘血便(粘液と血液が混ざった便)や下痢、下腹部の痛みで、発熱や貧血・脱水、食欲不振・体重減少が現れることがあります。

毎年患者さんの数は増加傾向にあります。入院したり手術が必要になる人もいるようですから皆さんも早い時期に受診して治療を受けましょう。

#明日コメントします