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不妊治療初期に役に立った知識

私が不妊治療をした際に役に立った知識は、内服していた黄体ホルモン(プロゲステロン)剤(デュファストン)の使い方と化学(的)流産(生化学的妊娠)です。


私の治療経過

まず、1年程自分でタイミングを計りながら妊活。その後、病院で不妊検査を受けました。
プロゲステロンが9.2とやや低値でした。それ以外は異常なし。
デュファストン(黄体ホルモン剤)を飲んで様子を見てみることになりました。高温期に入ったら内服開始し、14日間飲むようにとのことでした。

高温期が来て、内服を始めましたが、14日分飲み終わる前に生理が来ました。
妊娠しなかったということで、再度受診。さらに3か月分(14×3=42日分)のデュファストンが処方されました。

治療開始してから2周期目。
ほんとは、1日3回、14日間で内服し終えないといけなかったのですが、なんだかもったいない気がして、最後の2~3日間を1日2回内服にして、ちょっとだけ内服期間を延ばしました。
最後の薬を飲んでから、丸1日後に生理がやってきました。少し遅れ気味でしたが、特に気にはしていませんでした。いつもより少し出血量が多く、生理痛も強めでしたが、薬を飲んでホルモンバランスが整ったからかな~くらいにしか思っていませんでした。

3周期目。
また高温期が来て、内服を始めました。
その頃、YouTubeで化学的流産について知りました。(助産師HISAKOさんの動画でした。)動画で言われていた症状(いつもより出血量多い、いつもより痛い)が私の状態にぴったりで驚きました。
また、病院・クリニック・医師が書いたHPや記事で、不妊治療において妊娠8週くらいまでは黄体ホルモン剤を内服し続ける場合もあることを知りました。

私は、前回の生理を、化学的流産の出血だったと判断し、
さらに、黄体ホルモンの不足がそれを引き起こしたと考え、
自ら主治医に内服の延長を提案しました。「いいですよー」とあっさり了承され、結果妊娠6週にあたる時期まで内服を続けて、無事妊娠に至りました。

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは、
着床や妊娠維持を助ける、妊娠には必要不可欠な女性ホルモンです。つまり、流産を防ぐ効果があるわけです。
排卵後から分泌され、出産まで増え続けます。黄体から分泌されるホルモンですが、妊娠8週頃からは胎盤で作られるようになります。
なので、私の場合は、治療2周期目、内服終了後に妊娠継続できなくなり、化学的流産に至ったと考えられます。

化学(的)流産(生化学的妊娠)とは

化学(的)流産とは、
尿や血液を用いた妊娠反応は出たものの、超音波検査で妊娠が確認できる前、つまり非常に早い時期に流産してしまった状態(日本産科婦人科学会HPより)のことです。
受精はしたけど、ちゃんと着床はできなかった、ということみたいです。
近年、妊娠検査薬が普及したことにより、気づかれるようになった流産です。
"流産"というと、マイナスのイメージがあると思いますが、妊活中の方にとっては朗報でもあります。化学的流産をしたということは、ちゃんと受精しているってことなんです。
私は、治療3周期目に、「前回は化学的流産だったかも」と気づいたとき、とっても嬉しかったし、安心したのを覚えています。
受精はできているということは、それまでを助けるための治療はパスできるということですから、着床以降を確実に行えるようにしていったら良いという、治療の指針を立てることができました。(知らない時と比べて、時間も費用も大幅にカットできますよね。)

妊娠検査薬について

さらに、妊娠検査薬についての豆知識を。
これも、助産師HISAKOさんの動画で知ったのですが、皆フライングで妊娠検査薬を使っているということです。
(私は、フライングするなんて、なんだか恥ずかしいと思って使うのを我慢していましたが、そんな必要ないみたいです。)
普通の妊娠検査薬(生理予定日1週間後から使用可)でも、生理予定日頃から陽性反応が出ることも多いらしいんです!(精度は落ちるらしいですが。)
私は、治療3周期目の時、生理予定日当日に検査をして、ハッキリと陽性反応が出ました。その時点で、受精はしているということなので、さらに先生と相談して、内服を継続し、流産を防ぐことができました。

まとめ

・黄体ホルモン(プロゲステロン)は、着床や妊娠継続を助けるホルモンなので、(人によっては)妊娠8週頃まで補充が必要な場合がある。
・化学(的)流産(生化学的妊娠)が起こるということは、受精はしているということ。
・妊娠検査薬は生理予定日当日から使えることもある。
・調べて知識を得ることで、妊娠が近づくこともある。とにかく、自分の身体を観察し、知識と照合し、先生に相談するようにしましょう😊

自分から行動しないと、先生からは教えてもらえないことも多いです。(先生ってめっちゃ忙しいので…。)受け身じゃもったいないので、間違ってても良いから遠慮せず、色々先生に聞いたり提案したりしてみましょう✨

読んでくれた方々の、素敵な妊娠・出産を願っています💕

追記

最近知ったのですが、子宮卵管造影検査に不妊治療としての効果があるみたいですね。
私が今回妊娠できた要因として、不妊検査(通水検査)がありそうです。
また、良い排卵ができれば、黄体ホルモンの補充は必要ない→つまり、黄体ホルモン補充にはあまり意味がなく、良い排卵ができたかどうか(卵子の質が良いか)が重要だ、との記事も見かけました。
もしかしたら、黄体ホルモンよりも検査の方が要因として大きかった可能性もあると知りましたので、ここに追記しておきます。(2023.8.3)

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