すべては、低気圧のせいだからさ
はじまりは完璧な気がしていた朝霧の中
どうしようもなく目が冴えていた、午前5時半
こんな他愛も自愛も気合もない、世の終わりみたいな符を吐いていた
どうも、ぼくはぼくでしかないので、そろそろ自己紹介いらないでしょうね
昨日より、とてつもなく激しい片頭痛くんと暑さと倦怠感と、なんとも言えない無気力に囚われている気がしてて
親友人類と朝から映画観て、バイト行って、カラオケ行って
そんな普段なら
「おまいら最高🥳 はい最高😎」
くらいになれていた、というかなるに決まってたのに、ぽわぽわ頭と心が乖離していて
小学校のプールの授業後の、あの気怠くて、生暑くて
白昼夢の中みたいな、あれが昨日だった
そんな自分を慰めなければと思ってたところに、特急乗ったせいで辺鄙なところ着いた
とたん、心が切れた
大学なんて自分より価値がないと思った
いつも通りのことをするまでだ
欠席連絡いれることになれている僕は、なにも困ることなどない
急いで地元まで戻る心を宿す
やってやろう
眼科の受診をしてコンタクトを得てしまおうと、すこし先の地元すらよそに、鉄箱から抜け出す
すぐ眼科の健診は終わってしまった
ものの一時間で得てしまったから、これを書いているいま、コンタクトしたまま途方に暮れている
僕は乱視と近視が入っていたらしく、それは目だけのこと言えばダブルパンチだが
気圧に弱く片頭痛、倦怠感、無気力に苛まれるのは些事と化している
きょうみたく匙を投げてしまいたくなることもあるし、踏みとどまらずこうやって捨て去ることも多い
しかし、だ
こんな素晴らしい世界があるから、僕はこう惨めに思われるだけで
目を瞑ってしまえば
最高なエゴを棲わせながら頭捏ねくり回し続けている、哲学気取りの僕がいる
なにより最低で最高で、ただ独りひとつの、僕だけがいる
「いつもひとりじゃん笑笑」
言わせとけ、一人になれないやつに独りのことがわかってたまるか、一生
まあ、僕にそいつら輩の気持ちがわかることも、同じく一生ないんだろうけど
わかりたくもないし、わかられたくもない
他人にケチつけるなら、自分磨けよ
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