砂時計の砂地を歩んでいるのだ。そんなことに漸く気づいた。仲良しのよっちゃんと裏の林山に入り蟻地獄を探しあて、蟻が砂に埋もれゆく様子をじっと二人で観察していた。否、今、恐怖と希望の視野が広がったのだ。誰かは成熟の過程だと囁き心落ち着かせてくれるかもしれない。紡いでゆく。未来よ。

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