ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.159 北欧で『北欧こじらせ日記』を読む
皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。
先日久しぶりに、スーパーで食パンを購入しました。
普段は買わないようにしているのですが、値段が下がっていたのと、自分でホットサンドを作ってみたい欲が増していたので、思わず手に取ってしまいました。
食パンを買って帰ったその日に、早速ホットサンドを作ってみることに。
と言っても、中に挟む具材のことを一切考えずに食パンだけ買ってきてしまったので、あまり豪勢なホットサンドはできませんでした。
とりあえず卵を茹でて潰し、そこにマヨネーズ、マスタード、塩コショウに黒オリーブを大きめに刻んで混ぜ込み、それをパンにはさんでホットサンドメーカーでプレスしました。
3分ほど待って、あっという間に完成。
普通のサンドイッチとは違って、パンと具材がぎゅっと凝縮された一体感がものすごく好きで。
また違う具材で作ってみようかな。
今度はチーズなんかも挟んだりしちゃって。
さて今日は、日本の大学に提出しなければならないあれこれを準備していました。
私の大学では、2年生後期の単位認定が進級の可否に関わるため、こちらで取得した単位についても大学に報告しなければならないのです。
その作業をしつつ、昼間に休憩をした時に、少し前に友達から借りた『北欧こじらせ日記』を読んでみました。
北欧、特にフィンランドが好きな方であれば、一度は目にしたり、耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。
昨年秋には、テレビ東京で実写化もされていましたね。
私も何となく本の存在は知っていましたが、自分で手に取るほど興味がそそられていなかった、というのが正直なところです。
ですが先日、友達の寮にお邪魔したときにたまたま目が合って、その時に貸してもらいました。
実際に読んでみて。
まずなによりも感じたのが、作者であるchikaさんのフィンランド愛です。
ただ文章を追っているだけでも、一文字一文字からchikaさんの深い愛が伝わってくるようで、「ああ、この人は心の底からフィンランドが好きなんだ」ということをひしひしと感じました。
フィンランドが大好きで、この本が愛読書だと言っていた友達の言葉も、実際に読んでみるとわかる気がします。
正直あまりフィンランドについてよく知らない私でも、読み終えた瞬間にフィンランドに行ってみたくなりました。
あと個人的に心を打たれたのは、chikaさんのキャリア形成の仕方です。
なんだか堅苦しい言葉にはなってしまいますが、何度か転職をしながらも「フィンランド愛」を貫き通しながら働いている姿は、一種の憧れすら感じました。
なにかひとつに囚われるのではなく、本の中の言葉を借りるとすれば、まるで”川下り”のように、偶然の出会いを多く経験することで、本当にやりたいことを見つけるという道。
今のところ、私には最終ゴールすら定まっておらず、まさに”一寸先は闇”状態です。
様々なことを経験して、それをもとに将来の道を定めていく。
現代の日本ではかなり難しいことかもしれませんが、そんな人生を歩めたらなあ、と読み終えた本を眺めながら思いました。
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