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ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.223 フランクフルト観光とお別れ

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。

あっという間に、家族と過ごせる時間にも終わりが近づいてきました。
今日は少しだけフランクフルトを観光して、夕方前にはフランクフルト空港でお別れです。

この数日、ツアーガイドの様に様々な場所に連れて行ってくれて、まさかのミニバスまで手配してくれたご夫婦には昨晩、家族と一緒に手巻き寿司とだご汁を振舞いました。
家族と話しながら、お世話してもらったものに対するお礼としてはあまりにもバランスが取れていないのではと思いましたが、想像以上に喜んでもらえたので、まあ良しとしましょう。

テーブルウェアってすごいね
バリバリ和食のはずなのに
どうして洋食っぽく見えるんだろうか
巻き巻き

今日はフランクフルト観光ということで、まず最初に連れて行ってもらったのは車の博物館です。
ドイツと言えば、ベンツ、BMW、アウディなど、世界的にも有名な自動車メーカーがたくさんありますよね。
そんな国産車に限らず、様々なメーカーの高級車を集めた博物館になっていました。

お察しの通り
Instagramのストーリーです
アマガエルみたいで
可愛くない?
ワーゲンバスいいよねえ
ヘッドライトが特徴的
時代を感じますなあ
ホンダもあった
奥の車はヨーロッパでは珍しい右ハンドル

教えてもらって驚いたのですが、この博物館の面白いところは、展示されている車は全て、個人所有の車だというところです。
なので、基本は駐車されている車を眺めているわけですが、時々ぽかっとスペースが空いていたりして、「ああ、今所有者の方が乗られているんだな」なんて思ったり。
時々販売されている車もあって、値段までご丁寧に提示されていました。
いくつか値段をユーロから円に換算してみましたが、どれも桁が多すぎてもはや価値の検討が皆目つきませんでした。

聞くと、博物館は所有者に駐車スペースを提供し、所有者は設備の整った建物の中に貴重な車を保管しているとのこと。
フランクフルトはかなり発展している街なので、恐らく駐車スペースの確保も大変だろうなあと思います。
所有者は完璧な駐車スペースが確保できて、博物館側も基本的な管理は所有者に任せつつ集客できる。
まさにWin-Winなアイデアですよね。

その後は、フランクフルトの街をぶらり。

レーマー広場
古い街並みが残る数少ないエリア
この後肉汁がスプラッシュして
コートを盛大に汚しましたとさ
マイン川にかかる橋
手すりには大量の南京錠が
アップルワインが昔から飲まれているそう
リースの中央にある陶器のものはベンベルと言って
アップルワイン専用の入れ物

最後に、素敵なカフェに連れて行ってもらいました。
ご夫婦がフランクフルトに来ると必ず入るカフェだそうで、なんと店長さんが日本人だそうです。
カフェのメニューも日本のカフェで見るようなメニューがずらりとあって、何ならショーケースの中の札には日本語も書かれていました。

パティスリーイイモリ
お隣にはパンのショーケースも
あんぱんやらカレーパンやら、
留学来てから初めて目にした
抹茶ラテに抹茶ロール
真ん中には贅沢に餡子が…!

カフェを出てからはあっという間に空港に着いてしまいました。
空港でご夫妻にお別れをした後、空港のチェックインカウンターが開くまで家族とゆったりとおしゃべりしました。
この時の空港がもうてんやわんやで。

なんでかって、日付が変わるちょうどその瞬間から、ドイツ国内の全ての公共交通機関でストライキが始まるからです。
実はフランクフルトに到着したその日にストライキのことを初めて知って、本当にひやひやしました。
フライト情報が出るスクリーンにも、翌日朝のフライトが軒並み赤字で「キャンセル」に変更される様を、ドキドキしながら見つめていました。

恐ろしや恐ろしや

幸運にも家族が乗るフライトは日付を超える前で、ギリギリ滑り込みで帰国することができました。
もし翌日早朝のフライトを手配していたら、丸1日はフランクフルトで足止めを食らっていたでしょう。

チェックインも済ませて、最後に出国ゲートを通り抜ける家族の後ろ姿を見送りました。
デンマークとドイツと、1週間近く一緒にいた家族とまた離れてしまうと思うと寂しさもこみ上げてきましたが、あと約2か月半後、胸を張って再び日本で会えるようにしようと、不思議と気合いも入りました。

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