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舌が落ちやすく、気管の軟化も心配され、検査をした。
結果、軟化は無く、人工呼吸器が外れた。

検査が終わったことにより、退院日が正式に決まり、そこへ向けて3日間だけ付き添い入院をした。
小児病棟に入り、荷物を整理していると、看護師さんが娘を連れてきてくれた。

なんかいつもと違うなーと思ったら、酸素チューブが無い!
ついに、身体に繋がっているチューブが、全部取れた。
酸素や人工呼吸器と共に帰宅する覚悟をしていたので、びっくり。
改めて、娘の生きる力に驚かされた。

直接母乳をあげる許可が下りたので、授乳チャレンジ。
結果は失敗。

口が小さいから上手く咥えられない、そして咥えにくいおっぱいの形。
それに加えて、新生児と比べると吸う力が強すぎるため、2回目の授乳で乳首が切れてしまい、授乳すると激痛。

30分飲ませた結果、1回目は体重が減り、2回目は増えたけど2g。
3回目の授乳の時は、もう測らなかった。

こんなに増えないのに、そこからミルクを飲ませると、娘の身体に負担がありすぎる。
体重が増えるどころじゃなく、体力を使いすぎて減っていくのではないか。

母乳育児は一進一退しながら、徐々に軌道に乗ることは分かっている。
でも、今優先すべきは何か。
娘がなるべく疲れずに、栄養を摂取し、大きくなることだ。

そうして今まで通り母乳は搾乳し、哺乳瓶であげるようになった。


余談だが、3時間おきにミルクと搾乳は、とても忙しい。

ミルクを飲ませる(30分)→娘を寝かせる(30分)→搾乳する(45分)→約1時間後にはまたミルクの準備をして飲ませる

母乳量が少なく、量をとるには、時間かけて搾乳しなきゃいけなかったからかもしれないが、笑っちゃうほど何もできない。
特に帰宅してからは家事&上の子との生活があるので、産後の身体にはとてもきつかった。
退院した次の診察が無事に終わったタイミングで、搾乳をやめてミルク1本でいくことにした。