こわい。

昔から、唐突に、
人は、自分は、いずれ死ぬのだということがとてもこわくなって、
いてもたってもいられなくなる。

なぜか、電車に乗っているときにその状態になることが多い。

今さっき、とても久しぶりに、やっぱり電車に乗って座っているときに、そんな感覚に陥った。

そんなことずっと知って生きている。
たまには、死ぬことをちゃんと受け入れて生きられているな、と思うこともある。
でもやっぱり、唐突に、瞬間的に、そのこわさは私を襲ってくる。

本当に本当に耐えられなくなったら、宗教を信仰するしかないな、と思ったりする。もちろん、そんなこと以外にも宗教を信じる理由はたくさんあるし、私はそれに対して否定的ではないつもりだけれど、
もし自分が何かを信仰するならそういう理由かな、と思う。

毎日、目をそらしているつもりはないけれど、でもやっぱりそんなに意識せずに、忙しく仕事に追われているんだ。
そして、それが、ある意味健康的なんだろう。

今日、初めて、海外の知り合いの訃報に接した。
知り合い、と言えるほどが分からないけれど、何回かは会っていた方。
ご冥福をお祈りします、
と思ったけれど、
天に召されたのだ、と考える方が合っているのかな。

どうか、安らかに。

#こわいこと #向き合うこと #エッセイ