91 手作りおやつ
日々の生活の中で、できる限り腰を重くしないように心掛けている。
腰が重くなれば、どんどん対象物が恐ろしいものに思えてくる。
夏休みの宿題、誰かに出さなくてはいけないお礼状、友達から借りた本や漫画の返却と感想。長文メールの返事。
どれも受け取った瞬間の生き生きとした感覚があるうちに着手した方が楽なのに、ふと一息入れてしまったがばっかりに、どんどん面倒臭く、高すぎる山になっていく。
これに人生で一度も当てはまらない人は大変な優等生だと思う。誰もが一度は苦しむことでは?とすら思う。
箇条書きした上記全て私の経験です。
感想を言いそびれて借りパクしてしまったものすらある。岩ちゃん、まじでごめん。お元気ですか?
この悪癖は残念ながら30手前まで直らず、流石にやばいとテコ入れをして、今は完全に直ってます。すぐに着手しないことの怖さが骨身に沁みています。
むしろ今では放置恐怖症状態です。
よってどっかで見たレシピもすぐ真似る。
すぐは無理なら大体毎日見ているメモに忘れずに記入しとく。
一方で夫は、
転職を機に少々精神的負担が軽くなったのか、前は休みといえばゲームし、1人でヘッドフォンをして映画を見て昼寝をし、合間に出てくるご飯を食べるという「母親と生活しとんのか?われ」状態が改善され、突然おやつを作ってくれたりします。
こないだは突然ケーキ作りたいと言い出し、チョコシフォンケーキを作り、先週は珈琲ゼリー自家製アイス乗せを作ってくれました。
まあ、そんなわけでなんでも気になったものは何でも挑戦したい妻と、その手作り品に触発された夫で休みの日は毎回手作りおやつを食べるようになりました。
今日はずんだ団子。
東京の人間にはずんだは東北旅行で食べるものであり、作り方はかろうじて材料が枝豆であることくらいしかわからない。
とりあえず調べて(ネットってマジで便利よね、レシピ界隈は特に)フープロが使えるとのことで、とにかくやってみる。
途中水分があまりにも足りずに蜂蜜を勝手に入れたけど、それがコクになって大変美味しかった。
フードプロセッサーというものは本当にすごい文明の利器だね。カッターを振り回すのであまり積極的には使いたくなかったんだけど(自分が食材だったらそんな乱暴にカットされたくない)
でも、各種裏漉しメニューが格段に楽になった。
きんとんやら、栗の甘露煮やら、餡子やらの裏漉し。
ついでに言うならお節の伊達巻もフープロのおかげで作れるようになった。
秋になると生栗を買ってきて、栗専用の皮剥き機でせっせと皮を剥き甘露煮にして、それを使ってモンブランクリームを作るのが私の秋のお楽しみなのだよ。そして残りは冷凍をして栗きんとんになるわけです。
昔の人はこれを自分の腕でやってたのかと思うと、うわー手首強ええと思って感心します。
以前手で地道に漉してた時は、必ずと言っていいほど途中で半ベソをかいてました(私しかいないので投げ出すわけにもいかない)
次はレーズンバターつくりたいなあ。
あとラムレーズンのアイスも。
ホールのカボチャのプリンも挑戦したい。
まだまだ作ったことのないものがたくさん。
いちいち自分の手で確かめて作り食べることの素晴らしさ。
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