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シン・ウルトラマン
この映画の評価
評価を聞かれれば「面白かった!」と言うが、わざわざ他人には勧めない
及第点は上回っている
星3.5ぐらい
シン・ゴジラぐらいの面白さを期待して行った割には・・・という感じ
面白かったけどね
この記事を読んで欲しい人
・ウルトラマンを知らないけど、シン・ウルトラマンを見ようか悩んでる人
・長年のウルトラマンファンで、ウルトラマンを知らない人がこの映画をどう評価するのか気になる人
自己紹介
・エヴァが好きで、そこから庵野秀明作品を見始めた人
・ウルトラマンは一切見たことがない
俺はエヴァが好きなので、アニメverを見ずにシン・エヴァだけを見てエヴァを評価してる奴がいたら「わかってないな・・・」と思ってしまうだろう
そんなウルトラマンの事をわかってない人間が、あえて「シン・ウルトラマン」を評価してみていることを前提に見てもらいたい
感想
・脚本の作り込み、完成度が高い
なんとなく怪獣が現れて、それを救ってくれるウルトラマンが現れて、人類を助ける・・・というものではない
そもそも何故怪獣が現れるのか
なぜウルトラマンは人類を助けたのか?
敵にも味方にもしっかり目的、目標があって納得させられるものだった
最初は宇宙から降ってきたウルトラマンが2回目から地面から現れる
なぜかコミュニケーションが異常に下手になる神永(主人公)
という違和感をしっかり回収してくれ、気持ち良く進んでいった
展開の速さ
今の時代に合わせ、多少の説明不足は意図的に省いて展開を早くしている
見ていてどんどん展開されていくので、気持ちいいペースで進んでいくし、おかげで最後にとんでもない展開が待っている
それに伴って、政治や国家間での摩擦が起きたり、
最後には国境を越えて手と手を取り合う、という
2時間の間に起きたとは思えない奥行きのある展開が体験できた
・演出
シン・ゴジラのように、情報過多でなんとなくストーリーを把握させる技法をとっている
怪獣との戦闘にそこまでインパクトが無い
最後の敵、ゼットンは確かに、絶望的な敵だったが、なかなか
・不明な点、気になった点
場面転換で何度も映されるマスコットキャラクター
シン・ゴジラの東京を破壊するシーンは、未だに鮮明に思い出せるほど強烈なインパクトがあるシーンだ
・結論
庵野秀明を知らない、ウルトラマンを知らない人にとっては及第点〜及第点以下
庵野秀明ファンにとっては及第点以上
こんな感じだと思う
映画としては、及第点という感じ
ウルトラマンという世界の中に、庵野秀明ismを入れたらこんな感じになるんだろうな、という映画
ゼットンという題材をあそこまで飛躍させれるのはすごいとも思う
ただ、他の評価を見てみると、ウルトラマンファンにとっては必見の映画だと思う
そこかしこに昔ながらのファンなら垂涎の演出が施されているらしい
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