スコアボードの問題
今回はCoDをプレイしたら試合終わりに出てくるスコアボードについて語りたいと思います。
CoDで選手やアナリストの方はスコアボードの戦績をまとめるところから振り返りが始まるのではないでしょうか?
そこで少し考えてみてください。
このスコアボードを分析する際にそのまま活用してもいいのか?
結論から述べると、
スコアボードの数字をそのまま活用するのは危険、と私は考えています。
なぜスコアボードの数値をそのまま活用できないのか?
このスコアボードに表示されているスコアについて考えてみます。
このスコアというのは
β0:加算ポイントの微小要因
β1:1キルの加算ポイント
β2:1アシストの加算ポイント
β3:地点1秒の加算ポイント
β1>>β3
スコア = β0+キル数×β1 + アシスト数×β2 + 地点ポイント×β3
で構成されています。
スコアボードにあるスコアという項目は公開モード専用の指標です。
これをeスポーツにおける競技用のスコアと断定するのは無理があります。
公開モードの目標 → ひとりひとりが楽しむ
競技モードの目標 → 勝利する
目標・目的別に見たときにこのようになります。
そうするとひとつ疑問点が浮かび上がります。
得点に直接結びつく数値に加算されるポイント比率が低すぎるのではないか?
自分たちの得点は地点に乗っている秒数で決まります。
つまり、勝利に直接的に結びつくもの、いちばん勝利と相関の高いものを挙げるとそれは地点に乗っている秒数であるということです。
相手よりキル数が少なくても地点に乗ってさえいれば試合に勝つことができるのです。
上の式をもう一度見てください。
1キルの加算ポイントβ1と地点1秒の加算ポイントβ3はβ1>>β3となっています。(>>はA>>Bと表し、Aの方がBよりはるかに大きいことを表している)
これは先程も述べた通り、公開モード用に作られているのでキルを稼いでさえいればスコアがのびる仕様になっています。
公開モードで遊んで自分の力を見せつけるのにはもってこいの指標です。
しかし、eスポーツにおいて、キルをたくさん稼ぐことのみが勝利に繋がるのでしょうか?
答えはいいえです。そこまで簡単な仕組みであれば苦労しません。
ではどういった指標を使う必要があるのか?
少なからず私は、公開モード用のスコアはeスポーツにおいて個人成績を上手く反映できていない問題があると考えています。
ぜひ参考にしてみてください。
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