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Chapter 1 『妊娠発覚から自身の親への報告』

妊娠が分かったのは、生理予定日から4日ほど経った時に、彼女が妊娠検査薬を使って陽性反応が出た時でした。

軽くそれ以前の状況を少し説明すると、私は産まれてから40年間結婚はしておらず、いわゆる独身貴族という部類で、流石にここまで独身を通してくると結婚に対して諦めがあります。自分の子供が欲しいという概念も消えてはいませんが、風前の灯です。そもそも、今の嫁と出会うまでは彼女すらできない期間が3年以上あったので、もう正直人生の終わらせ方を考えるほどまでに、男を落としていたような気すらします。そもそも、交際しているとはいえ、22歳も歳が離れていてしかも未成年の女性との結婚は、ぶっちゃけリアリティがありませんでした。世間の目や親の顔を思い浮かべると、「いやいやww 無理でしょ!」と言う感じでした。

一方彼女の方は、最近までいた彼氏と別れ、私と交際するようになってから、ずっと私に結婚したい、子供が欲しいと、直接言うほど結婚願望と出産願望が強い子でした。

そんな意識の差がある2人に突然降ってきた妊娠ですので、分かった直後の2人の反応はやはり違うものでした。

彼女は言葉に表せないほどの幸福感のある笑みで私に歩み寄り、それを察知した私は「マジか…」と言う言葉とともに抱きしめることしかできない、すぐに自身の母親に喜びと共に報告する彼女の傍ら、「どうしよう…」とずっとずっと考えにふけって生返事の私

今改めて思い返してみると、とても対照的であり、あの時の私の慌てぶりは正直女性にとってはあり得ない対応の一つだったと思います…(反省ですw)

ちなみに、避妊についてですが、全くしていなかったと言えばそれは違うけど、していたと言えば嘘になります。もし、彼氏彼女がいて でも子供は今は望んでいないと言う方がいたら是非気をつけて欲しい事なのですが、やはり避妊具はしっかりと用意して下さい。私たちは、避妊具やピルは使用しておりませんでしたが、中で射精せずに外に出していました。先ほど言った通り、彼女は妊娠を望んでいたので中に射精する事を望んでいましたが、私がそれは無理だと言って外に出していました。ですが結果として、それでも妊娠すると言うことです。色々な経験やネットなどの記事でも、なんとなく皆さんは知っていたでしょうし、私も知ってはいました。生で挿入している以上、妊娠の可能性がゼロではない事を。それでもかなりの低い確率ですし、私の今までの経験でも無かったので、完全に大丈夫と思い込んでいましたが、やはり可能性があると言う事を身をもって証明しました。ですので、望んでいない妊娠を減らすためにも、快楽のためだけに避妊具を避けると言うのはやめたほうがいいと思います。是非ご参考に

さて、妊娠が発覚してから彼女はすぐに自分の親に報告出来ましたが、私はそうは行きません!というのも、そもそも私は親に交際の事も告げていないので、親にとっては全く知らない女性なのです。てか、40歳になった私が未成年と付き合ってるなんて、親になかなか言えませんよね?wwしかも私は長男なので、ここ数年特に両親からの結婚しろプレッシャーをことごとくかわしてきていたので、尚更そこまで歳が離れている子と交際してるとは言い出しにくかったです。そんな感じでしたので、あの当時の私の頭の中は、

「あーー  やべーなー やっちまったなぁー    なんて言おう 怒るよなぁー 悲しませるよなぁー  辛い思いさせちゃうよなー あーーー」

こんな事を、五分に一回ぐーるぐるしていました。

そしてやはり、1番最悪なのは、反対される事です。

もう、私の心は決まっていました。彼女と結婚しよう。そして、子供を2人で育てて行こうと

正直、いつどのタイミングで、この覚悟が出来ていたのかは分かりません。でも、悩む事はありませんでした。自分でも少し不思議でしたが、結婚を躊躇したり子供を下ろして欲しいなどは、1ミリも考えませんでした。

なので、もし親に報告して反対されたら、その時にどうするかを何度も何度もシミュレーションしました。結論、その場合の解決策なんてありません。自分の気持ちをぶつけて理解してもらうか、押し切って結婚するか、それしかありません。とにかく、冷静に話ができるように心を落ち着けて、両親に報告しました。

「ちょっと話があるんだけど…」          「なんだ 会社クビになったか?」         「いや、実は付き合ってる彼女が居るんだけど、その子が妊娠した」                   「…」                      「それと、その子は今18歳で未成年なんだ」     「…」                      「本当にごめん!もっと普通に、結婚したい人がいるんだ!って報告したかったけど、未成年と付き合っててしかも妊娠させたなんて、そんな報告しか出来ないで、本当にごめん!」                  「…それでどうしたいんだ!」           「結婚したいし産んでもらって一緒に育てていきたいって思ってる」                   「向こうの親御さんは?」             「喜んでくれてる」                「…それなら、こっちが色々いうような事じゃない。別にお前が誰と結婚しようと反対する気はさらさらない」「…うん」                    「ただ、ひとつだけ言っておく。40にもなって、フラフラ何やってんだ!もっと自覚を持て!こうしたらこういう結果になるってきちんと判断出来なくて、子供を育てていけるのか?もっと年相応にしっかりとしろ!」  「…うん、ほんとごめん」             「まあ、今までも何人も付き合ってきてこういう事にならなかったって事は、その子と縁があったって事だ」

ある覚えですが、あらかたこんな感じの内容だったと思います。ちなみに、文章になるとすごく冷静に見えますが、終始私は号泣でしたww

なにはともあれ、反対されたり激怒されたり、そうなる可能性が高いと思っていたので、一応の了解は得られたので心の底から安堵しました。(後に、これが問題で一悶着あります…)それに、「その子と縁があったって事」のフレーズには、感動すらしてしまいました。

とにもかくにも、お互いの両親から合意を得たので、これから結婚と出産に向けて、やらなければいけない事が山ほどあります!また、全てのデキ婚の人達が通る道ではないと思いますが、結婚をして一緒に住んでいる2人が妊娠する場合と違い、かなり面倒くさい事が多くなります。それらも、なるべく細かく紹介していきますので、次回以降も同じような境遇になった方の参考になればと思います。

最後までありがとうございました。


〈次回に続く…〉

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