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【03】心落ち着く場所

ラオス旅で感じたことを忘れないうちに。

ビザのリセットのために出かけていたラオス。人!車!騒音!って感じのダッカとは正反対で、人を見つけると少し嬉しいし、車やバイクはとても少ないし、とにかく自然がたくさん!という場所がラオスだった。ここに住んでいればきっと心が浄化されて、怒りとかそんな感情も忘れちゃうんじゃないかな~と思うくらい穏やかな場所。

私にとって初めてのラオス渡航だった。だからもちろん見たり聞いたりすることはすべて自分にとって初めてのものだらけ。よく海外に出かけると、自国の文化と比べたりしてその違いに驚いたり感心したりすると思うんだけど、その時にいつもと違った現状が起きてしまったよという話を今日は残しておきたい。

何かオモシロイ発見をしたとき、今まで「日本はこうだな~」と考えることが多かった。以前のビザのリセット旅で訪れたタイの時は日本基準で物事を考えていた。しかし今回の旅では「バングラの場合はこうだよな」と思考がバングラデシュ基準にすり替わっていることに気が付いた。バングラデシュと比較をして考えたり、発言したりしていた。生活の拠点をバングラデシュに移してから半年が経って、自分の気持ちの拠点もバングラデシュに移ったんだな~と思った。

極めつけは、ダッカに帰国をしたときにものすごい安堵感に包まれたということ。ダッカに初めて降り立った半年前は、見えるものすべてが敵のように感じて、一種恐怖さえ感じていた。しかし今はというと、「やっとダッカに帰ってこれた~お疲れ様自分!」みたいな、ただいま感をめちゃくちゃ感じた。

住みやすいかどうかはあまり関係なくて、安心できる場所かどうかの問題なんだと思う。私にとってバングラデシュのダッカという土地は心を落ち着かせることのできる街に変わりつつあるらしい。この変化はずっとダッカにいるのでは気が付かなかった。少し外に出て戻ってくるとものすごく顕著だ。

ラオスの方が100倍住みやすいし、包み込むようなやさしさであふれているし、自然もきれいなのに、心が落ち着くのはダッカ。ちょっとオモシロイ。

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