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皐月賞・データ/ラップ分析

皐月賞_予想

過去のラップと想定ラップ


まずは中山芝2000mのコースを👇
スタート地点は最後の直線の入口あたりからで、ゲート後に急坂があり2回坂を上る。
最初のコーナーまでおよそ400mあるので序盤のポジション取りはそれなりに激しくなるが道中はペースが落ち着く。
1~2コーナー中間までは上り坂、向こう正面は平坦で、3~4コーナーからは緩い下り坂。
最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短でゴール前には高低差約2.2mの急坂がある。


皐月賞の過去のレースラップがこちら👇


想定ラップはこちら👇




参考データ


過去の勝ち時計、上がりタイム、通過順位・・・


枠別、馬番別では・・・


人気別では・・・


所属・性別では・・・


脚質別では・・・


上がり3Fの順位別では・・・


馬体重別では・・・


前走クラス、前走レース別では・・・




ポイント① 前走ローテ


主な前走ローテは下記の4レース。
過去10年で合わせて9-6-7-76で、馬券内率73%と大半を占める。

上記4レース以外のローテは1-4-3-67で、馬券内率26%と苦戦傾向。
ソールオリエンス、ダノンタッチダウン、フリームファクシの3頭の取捨は慎重に行う。

今年の該当馬は
【共同通信杯】
ファントムシーフ
タッチウッド
ウインオーディン

【スプリングS】
ベラジオオペラ
ホウオウビスケッツ
メタルスピード
グラニット

【ホープフルS】
該当馬なし

【弥生賞】
タスティエーラ
トップナイフ
ワンダイレクト
グリューネグリーン



ポイント② 前走着順


過去10年で前走2着以内だった馬の成績は10-8-7-80で、馬券内率83%と大半を占める。
6着以下は全滅。

今年の該当馬は
【前走3~5着】
ウインオーディン
グラニット
メタルスピード
ワンダイレクト

【前走6着以下】
グリューネグリーン



ポイント③ 前走クラス


過去10年で前走重賞だった馬の成績は10-9-9-101で、馬券内率93%と大半を占める。
前走OP以下で馬券になった2頭は
14年ウインフルブルーム(朝日杯FSで3着、シンザン記念で2着)
19年ヴェロックス(OPクラスの若駒Sを0.3秒差、若葉Sを0.5秒差で勝利)
と、実力を示していた。

今年の該当馬は
【前走OPクラス以下】
シャザーン
ショウナンバシット
マイネルラウレア
ラスハンメル



ポイント④ 馬体重


過去10年で当日の馬体重が460~520キロだった馬の成績は10-9-9-113で、馬券内率93%と大半を占める。
それ以外の馬は0-1-1-30と低調。

今年の該当しそうな馬
【馬体重459キロ以下、もしくは520キロ以上】
グラニット
ソールオリエンス
タッチウッド
ダノンタッチダウン
ラスハンメル
ワンダイレクト
※当日の馬体重を参照してください


こちらはあくまで参考程度に。勝ち馬に傾向が出てるデータを。
過去10年、前走時に馬体重が減・同・増に分けると
前走増だった馬の成績は8-5-3-52で、勝ち馬の8割を輩出している。



まとめ


全てのマイナスデータに該当しないのは下記5頭。
ファントムシーフ
ベラジオオペラ
ホウオウビスケッツ
タスティエーラ
トップナイフ
タッチウッド(当日の馬体重次第)

前走ローテ以外をクリアしたのは
フリームファクシ
ソールオリエンス(当日の馬体重を確認)




各馬の好走ラップ ※()内は着差


新馬戦のラップが優秀で京成杯でも本命にした馬。
その京成杯では勝ち時計の遅さやメンバーレベルは疑問も、4F目以降は想定と大差ないラップで中山の急坂を最後まで減速することなく1着。
これはかなり非凡な才能。
4角では大きく膨れたりとこれからの馬だが、この2戦で見せたポテンシャルはメンバートップで間違いない。



過去の好走ラップからは瞬発力勝負でしか好走していないのでラップ適性はあまり評価できない。
前哨戦のレースレベルでは共同通信杯が頭ひとつ抜けていると思っているので、出走メンバーの中で能力面は上位評価。
過去の好走データの観点からもマイナスデータ該当なし。



新馬戦では逃げてミッキーカプチーノに差されたものの、その後は3連勝。
未勝利戦ではドスローからのロングスパートラップ、1勝クラスは皐月賞に近い持続ラップ、きさらぎ賞は瞬発力ラップと異なる適性を求められるレースを先行して勝利は価値が高い。
鞍上がレーンなのも心強く、あとは相性の悪い中京コース→中山コースのローテをこなせるかどうか。



持続ラップと中山コースに高い適性があり、脚質も逃げ・先行タイプなので不安要素が少ない。
ホープフルSから直行ローテも予定にあったが鞍上の横山典が「使って問題ない」と進言した弥生賞で2着。
ここまでの戦績を見ると叩き良化型なので上積みに期待も、前哨戦仕上げのはずの前走でマイナス10キロは気になる。



前走の共同通信杯は出遅れから捲るロスがあったが、それでも道中はスローペースに落としての瞬発力ラップを形成。
結果的に前残りの恩恵を受けたが、能力としては光るものを見せた。
今回はグラニットが逃げ宣言しているのでそれが吉と出るか凶と出るか。
グラニットの番手に収まれれば吉、かかって先頭に立つようなら凶。



新馬戦を高評価して共同通信杯では本命に。
その前々走では4着に敗れたものの、前残りの展開であったことを考えれば上位4頭は能力面での差は無いと考える。
おそらくは共同通信杯を勝って皐月賞の青写真を描いていたため中2週で弥生賞を使ったのは誤算。
予定外のローテ&持続ラップになることが濃厚な弥生賞では抑え評価に留めたが、トップナイフが余裕残しの仕上げだったとはいえ危なげなく完勝したことは驚いた。
共同通信杯組が現時点での世代上位であろうことを示した上で持続ラップもこなせたことが大きな収穫。



新馬戦・1勝クラスと瞬発力ラップのレースを勝った後にタフなラップ&重馬場、そして前有利な馬場状態のスプリングSを中団前目から0.2秒差の快勝は誰の目にも強く映る。
さらに今年の皐月賞では道悪が想定されるとなれば想定3番人気まで上がっている状況も理解できる。
しかし本記事の最下部に記載した「おまけ」部分を眺めていて気になった事がある。
それは
①タフな持続ラップのスプリングSを使った馬が皐月賞に直結しているわけではない
②過去にスプリングSから好走した馬のスプリングSのラップは後半に向けて加速していくロングスパート戦や、1F12秒を上回るようなラップタイムを刻めていたこと
上記2点を考慮すると、今年のスプリングSのラップは過去10年の中でも1.2を争うほどに低レベル。
思い切ってバッサリ消しとする。



デイリー杯2歳S、朝日杯FS着でどちらも上がり最速の末脚を使って2着とマイル戦において優秀な成績を残すも、その2レースで戦ったメンバーレベルに疑問。
ドルチェモア・レイベリング・キョウエイブリッサ・バグラダス・オールパルフェ・・・その後の実績が振るわない。
その中でも最も評価しているのはダノンタッチダウンだが、今回は静観。



過去のレース全てでドスローからの瞬発力・ロングスパートラップの経験しかない。
鞍上もG1では結果が出ない岩田望来。
オッズ妙味が薄い。



この馬もドスローの経験しかなく、加えて小頭数レース。
さらに近年において皐月賞までの出走経験が2戦のみで馬券になったのは昨年のイクイノックスのみ。
今回は買えない。



スプリングSにおける見解はベラジオオペラの評価で記載した通りなので割愛。
この馬は逃げた1勝クラスのラップが優秀で、前半1000m通過後にマキシに競りかけられペースアップ、それでも先頭を譲らず後半1000mは全て11秒台のラップを刻みながら勝利と高い持続力を見せた。



重賞組を除けば最も買ってみたい1頭。
それでも今回は厳しいと判断。



瞬発力勝負のレースで評価したい。



京都2歳Sののラップは優秀で持続力勝負を得意とするが、能力的に厳しそう。



スロー逃げよりもハイペースで逃げてタフな勝負に持ち込んだ方が良いタイプ。そこそこ流れたペースで逃げると予想する。



持続力やロングスパート戦を得意とする。
今回は能力的に買わないが、中京や中山のレースで狙える場面がありそう。






印 ※枠順決定後に更新予定


◎タスティエーラ
○タッチウッド
▲ファントムシーフ
△トップナイフ
☆フリームファクシ
☆ソールオリエンス



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おまけ

主要ローテの弥生賞・スプリングS・共同通信杯の3レースと
皐月賞のラップ比較を参考までに(過去10年分)





















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