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設定師が教える設定の裏側 鴨になるな! NO.2

はじめに...
今からここに書いていく内容は私個人の感覚です。同業の方が見た場合
違うだろ!等、思うことがあるかもしれません。私自身、全国全てのホールを知っているわけではありませんので、温かい目で見ていただけると幸いです。また細かな数字等を使用して説明する箇所もあります。ホールによって数字の違いはありますが私の知りうる限りの平均値で話を進めてまいります。不快に感じる方いらっしゃった場合のため先にお詫び申し上げます。

機種選び

あ!先に言っておきます!
スロットは 運 だと思っている人は一生鴨人生を楽しんでください!
これから先は更にコアな話になります。その考えを捨てれる方のみ
見てくださいね!

さあ!機種を選びましょう!
この1台って決めるのは全ての勉強が終わってからw
ここまでくると北電子の回し者かと思われそうですが
設定推測で一番勝率を上げることができるのは設置台数の多い
ノーマルタイプの台です。

ジャグラー・ハナハナなどね。(ハナハナはパイオニア)
そのくらいわかる!って人と なぜ?ってなる人がいると思います
根拠は実際に設定を組んだら明らかになります!(^^)!

※東海地区ではジャグラーより30パイ機種のほうが人気がありますが
 ジャグラーが必須なのは一緒です!ここで覚えてほしいのは

ノーマルタイプは設定推測
ARTはゾーン狙い

これだけ!
もちろんART機種で設定推測もできますが、確実なのはノーマルタイプ!
最後まで読んでもらえたら設定を自分で考えることが出来るようになります。そうすることで設定師の気持ちが理解できるでしょう。
そして何故ノーマルタイプなのか。確実な根拠に変わります。

機械割とは

出玉率って言葉は聞いたことがあると思います。なくてもいいですがw
投入した枚数と払い出された枚数の率を現したものです。
下記の表はマイジャグ4の出率表です。

機械割

この辺の計算は算数ができれば誰でも出来ますし、ネットにも計算方法は
いっぱい掲載されているので必要ないかと思いましたがおさらいの意味も込めて説明します( `―´)
この後、どんどん難しくなるのでまずは慣れてもらうために等価交換での話をします。

パチンコ店では投入されたメダルのことをアウト
払い出されたメダルのことセーフといいます。
リプレイも3枚投入されたものとして考えます。
朝一からぶん回して閉店まで遊戯すると平均9000回転くらいします。
実際ボーナス中は1ゲーム2枚で回すので若干誤差が生じますが簡単に説明するのでご了承を・・・

9000回転×一回3枚=アウト 27000
設定1の場合、機械割が95.7なので
27000×0.957=セーフ 25839
25839-27000=-1161

あくまでも出率通りに動いた場合終日遊戯して-1161枚
千円50枚計算で約23000円の負けになります。

次は設定6を計算してみましょう↓
9000回転×一回3枚=アウト 27000
設定6の場合、機械割が109.4なので
27000×1.094=セーフ 29538
29538-27000=2538

あくまでも出率通りに動いた場合終日遊戯で+2538枚
千円50枚計算で約5万円の勝ちになります。

これが簡単な出率の計算になりますが、ここまでは誰でもできますし
実際機械割通りに動かないことなんて当たり前です。
機械割とは収束値です。長時間打っていたらこのくらいの値に
落ち着きますって数字です。じゃないとジャグラーで
7000枚や8000枚なんて出るわけないですもんね( *´艸`)

だから、良い波を捕まえることができれば設定1でも
勝てることはありますし逆に設定6でも負けることはあります。
ただ、AT機に比べジャグラーは比較的短時間で設定の収束値に
落ち着く傾向にあります。

重量な雑談

そろそろ設定師っぽい話にしましょうか( *´艸`)さっきの出率計算なんてスロットをやる方ならできる方がほとんどでしょう。いまから更に深いところの話をします。ここでも等価交換だった場合の話をします。

まずさっき伝えたアウト(投入された枚数)を
パチンコ店では稼働と言います。
単純な話、導入されたばかりの新台は稼働が高く、ある程度期間がたつと
稼働は落ちてきます。もう何をやっても稼働が伸びない機種は次回の撤去機種候補になるって感じです。

ここで私のいた店の話をします。
私のいた店には現在
MYジャグラー・IMジャグラー・GOGOジャグラー・ファンキージャグラーがあります。月間平均稼働は4機種共に20000を超えています。
(現店長、元部下にデータ見せてもらいましたw)

つまり一日平均全台が6500回転
くらいは回されていることになります。
(同業の人が見たら絶対嘘!って言われるくらいの数字です)
証拠のデータを載せたいのですがさすがに情報漏洩になるので無理です(>_<)

何が言いたいのかとゆうと設定1を入れても客がぶん回してくれるって事です。私のいた頃は22000稼働くらいしていましたが、機種も変わり、時代も変わったので現在20000稼働は怪物です。ただ出しすぎても社長に怒られるだけなのでwって現店長が言っていました。

私の時もそうでした。体力のある店はとにかく強い!なんの告知もせず普通の平日にALL4・5・6なんてやってましたしw

どうせ出すならアピールしろ!って言われましたが作戦です。
なんのアピールもせずに馬鹿出しすることで、いつ来てもこの店なら
高設定入ってるかも!と客は期待値を高く持ってくれます。

だからALL1・2をやってもぶん回してくれて
がっつり売り上げが上がりますw
結果、高設定を入れても何も怖くありません。

本題に戻りますw
今あなたが通っているホールはしっかり低設定っぽい台でも回転数上がっていますか?

設定6なら27000稼働(9000回転)くらいするでしょう。
でも低設定っぽい台 ボーナス確率1/300くらいの台がゴロゴロ落ちていませんか?計算してみましょう。

設定1を入れると稼働が全く伸びません。
稼働をちょっと高く見積もって6000にしましょう。(回転数は2000)

6000×0.957=5742
5742-6000=-258

客が約5000円の負け 店側は5000円の儲けになります
つまり設定6が27000稼働した場合、客が約50000円の勝ちだったので設定1を10台使ったらやっと1台設定6を使ってトントンです。
店側がトントンにするわけないですよねw
もちろん儲けを出しにいくので結論!

設定6は使えないってことになります。

最初にホールはジャグラーを導入したがるって話をしました。
なぜかというと基本、出率通りに動きやすい。つまり管理がしやすい。
長期稼働が見込める。
だからジャグラーを飛ばすわけにはいきません。客がつけば一番使いやすい機種なのでそうなると無理してでも高設定を使おうとします。
しわ寄せはART機に行きますw

でもここまでは等価交換の話です。
数年前から等価交換がだめになりました。
弱小ホールにとっては万々歳です。

ここからが現在の話に入ります。
難しいかもしれません(>_<)

損益分岐割数


ここはサラッと読むだけで大丈夫です。
割数を出すためにはその店の売上がわからないと
算出することはできません。でもさすがに売上はわかりませんよねw

コイン単価を使って大まかな数字は出せますが、店によって
運営方法が違うので予測は不可能になります。

コイン単価とは単純にコイン一枚の売上のことを指します。
6000回転しているジャグラーで売上が40000円の台の場合だと

6000×3=18000稼働
40000÷18000=2.22

コイン単価は2.2円になります
6号機になると色々変わってきますが
AT・ART機になるとコイン単価は高くなります。つまり...

コイン単価の低い台はギャンブル性が低く
コイン単価の高い台はギャンブル性が高くなります。

コイン単価の高いAT・ART機はギャンブル性が高いので設定1でも万枚出ることがあります。予期せぬ万枚はその機種の運営に影響が出ます。
抜きたいときに抜けない台は高設定を使いにくい。よって高設定を使うことが出来ないホールが数多く存在します。逆にコイン単価の低いノーマルタイプはAT・ART機に比べ比較的設定通りに動くため高設定を使いやすくなります。

損益分岐と言う言葉を聞いたことがあると思いますが、店側の利益がプラスマイナス0になる分岐点のことです。設定を組む時に割数基準で考えることが多いのですが、売上が算出できない以上そこを追及しても意味がありません。先ほど等価交換での話をしましたが、等価交換での損益分岐割数は10割になります。

50枚千円でメダルの貸出をして、交換するときに50枚以上あった場合店側はマイナスになります。それで利益をとるためには低設定メインでの運営になります。しかし、今は等価交換の店はないでしょう。

46枚千円貸出で51.52枚交換など11割を超えるホールばかりです。
店側は千円の貸出をした時点で利益が発生します。よって等価交換の時代に比べ高設定を使いやすい状態になったことだけ覚えておけば大丈夫です。

難しいですよね。NO,2はここまでにしておきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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