ブラック系?農業法人の章アフターストーリー⑥~相次ぐ従業員の死~
従業員が一人亡くなっても普通に仕事は進みます。
そんな中、よく働く60歳を少し超えたおじさんがいました。
農場長の無茶な指示にもニコニコして応え、毎日楽しそうに働いていました。
おじさんの軽バンにはいつも自前の農機具が積んであり、ここの仕事とは別に自分でも畑をしていました。
彼は農業が好きなのでしょう。
そんな元気なおじさんでしたが、ある日突然亡くなってしまいました。
仕事から帰宅中、車が電柱に衝突し、亡くなってしまったのです。
農場長は、強面のおじさんに責められました。
「おまえが無理させるからだ!」
確かに、無理な仕事で疲れていたのかもしれません。
しかし、農場長は気にしていないように見えました。
「あいつは人が死んでも何とも思わないんだろうな」
強面のおじさんは憤りを感じていました。
つづく
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