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計算ミス ケアレスミスを防ぐには?

こんにちは。panです。
今、自分の業務の一環として、
授業の映像撮影というものがあります。

テキストの問題ごとに解説授業を動画として残して
欠席した生徒、分からない問題がある生徒が解説を
観る用の動画の撮影です。
その際に、自分の不注意っぷりに、がっかりさせられます。
Takeを重ねる主な理由は
【板書に抜けがある】
です。

板書をして、撮影に臨むのですが、
よし!と板書がバチっと書けて、さあ、撮影するぞ!
と、撮影を開始すると、板書の抜けに気づくんです。
そのたびにTakeが重なっていきます。

いい加減、その不注意直せよ。
ってがっかりするんですが、
見事に1日に2~3回はざらにあります。

見直せよ。
って、気づいた後で後悔をするんですが、
次の日も同様のミスをするんです。
は~。です。

で、まだこれへの対処法が分かってない。

数学の講師をして10数年経ちます。
数学において、計算間違いの典型的なパターンは
ケアレスミスです。
皆さんも身に覚えがあるんじゃないかな~と思います。

私は、ケアレスミスというのは、
数学や他の勉強に関することだと思っていましたが、
先の例は、まったく同じケアレスミスです。
板書の見直しをすればいいわけですが、
しないんです。完成していると思っているから。

問題を解き終わったら、
その問題への興味、関心はなくなる。
それと同じ理屈で板書を書き終えたら、
板書への興味・関心はなくなる。(ダメだよ、こんな姿勢では)
そして早く撮りたい
が先に来てしまう。

持論ですが、ケアレスミスというのは、
性格の問題は大きいと思っています。

が、

ケアレスミスをすべくしてしているケースがあまりにも多い。

今回は、その一例です。

「+とーの付け間違え」
です。
たとえば、
2×(ー1)÷(ー2)^3×(ー1/2)^3=
※^3は3乗の意味です
これを一発で正解出せますか?




正解はー1/32です。
簡単ですよね?

でも、ーが抜けるんです。面白いほどに。

だけど、このミスは分からなくもない。
というか、そういう解き方をしてれば、
ミスする確率は増えるわ。
って思うんです。

ポイントは、
人は2つ以上のことを考えながら処理すると
エラーを起こす確率がグンと上がる
です。

たとえば、
この計算の途中過程、
ー2÷(ー8)×(ー1/8)
となります。
このあと
ー2×(ー1/8)×(ー1/8)
とすると思います。
で約分をして、掛け算をする。
で、答えにたどり着く。
そのときに、最後にーをつけ忘れる。

この忘れるを
ケアレスミス
と呼ぶわけですが、
つけ忘れるのを、不注意とか真剣味が足りないとか
そういう話で片づけるのはちょっとと思ってます。

基本的には途中過程をしっかり書きなさい
と教わりますよね。
(書かずに、もっと手前の段階でのミスするケースもありますが)
しっかり書いている最中に、書き漏れなんてことは
急いでいるときには、起こっても仕方なくないですか?
(仕方なくないですけど。。。)

ですけど、
起こらないしくみを教えて、
それを習慣づけさせることの方が
もっと未来があると思いませんか。

で、話が行ったり来たりしますが、
・頭の中で+とーのことを追いかけて
・数字の計算処理を追いかけて
(追いかけ~て、追いかけ~て、追いかけ~て~♪って曲なかったでしたっけ?)

つまり、2つのことを頭の中で追いかけていれば、
1つを逃す確率は絶対に0にはならないわけです。

だから、その確率を0にする方法があるなら教えてあげたい
と思うのです。

長々と引き延ばしましたが、
その解決法はこれです。
+とーの判定は、先にやってしまう。

(もう一度式を書きますが)
2×(ー1)÷(ー2)^3×(ー1/2)^3
この計算での(ー)の個数は
・(ー1)の1個
・(ー2)^3の3個
・(ー1/2)^3の3個
合わせて7個の(ー)を掛けることになります。
だから、答えの+とーの判定はーになると、
はじめの段階で決まります。
だから決めるんです。問題を先延ばしにしないんです。

そして、初めに
ーとデカデカと書くんです。(忘れないように)
あとは、数字の計算においては、ーすら書かずに
2÷2^3×(1/2)^3の計算だけ考えればよい。
で、ーをつけることを忘れないように、たとえば
=ー2÷2^3×(1/2)^3
=ー2×1/8×1/8
といった具合にーを先に書くルールだけ徹底させる。
ルールの徹底も大事!

こうすればーを最後に書き忘れる確率はほぼ0になります。
常にーのことも考えながら、数字の計算もするなんて
見ててソワソワしちゃいます。
試験監督をしてて、机間巡視をしていると、
「そこっ!今、ー書き忘れてる。」
ってな現場を何度も見てきました。

不注意ですよ。
でもその不注意は未然に防ぐ手立てはちゃんとある。

それと似たようなことがケアレスミスの解像度を上げると
いっぱいあるんです。
もっともっと子どもたちに教えてあげたい。


そして、私の不注意のパターンは
このような感じでしくみで解決する具体的な方法があるはずなんです。

でも自分の不注意は見直しを怠ってるだけのことなのですが。
それを直せよという話なのですが。
なのですが、なんか、いい感じの解決策が欲しい。
鋭意、模索中です。


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