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81.僕が生きる道

こんにちは。坂井です。

大好きな小説の中でも比較的読みやすく、心が動かされて1日で読み切った小説の「僕が生きる道」をご紹介します。

テレビドラマで元SMAPの草彅剛さんが主人公で放映されていたようですが、私はテレビをほとんど見ていなったのであまり存じ上げておりませんので、あくまで小説の内容と感想をシェアをしていきます。

主人公は小学校の時に書いた卒業文集では「僕は、幸せな人間になりたいです。幸せな人間とは、後悔のない人生を生きている人だと思います。」と書いており、あくまで最高の人生ではなく、後悔がない人生というところに意味深いところがあります。

学校の教師で毎日自分の小さな楽しみを持ちながら、何となく生きていたところ、突如癌と余命1年と宣告をされて、自分が生きてきた価値を見出して、自分が大きく変化していく中で周りにも影響を与えていくという内容です。

「今を生きることが大事」

余命宣告を受けて、毎日自分の動画を映して日記としてやり始め、

動画を撮り始めて、黙って1年を過ごすのではなく、全力で一年を生きていこう!と決めた言葉です。

この先何年後何十年後を意識して生きることも大切かもしれませんが、「今」この瞬間が1番大切なのかもしれない。今この瞬間を精一杯生きて、楽しんで、最後の時を迎えたいと決めた主人公は本当に尊敬です。

何よりも強くなっていく主人公は末期ガンで、途中弱音も吐いたりします。「なんで俺なんだよ」「死にたくないよぉ」

人の弱輪もすごく描写からわかり、もし自分が末期癌になったら?と考えると今の生き方をしているのか?と自問自答をさせられました。

平凡な人生は当たり前と思っていましたが、本当に平凡な人生でいいのでしょうか?

もし自分だったら突如降り掛かった「死」の宣告は受け入れることはできますか?

余命1年だとしたら今日と同じ生き方を明日からも生きていきますか?

小説の最後に眠った主人公に、涙腺が崩壊したことを思い出しました。

今日も全力で生きよう。

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