聖徳 通信 神経・生理心理学Ⅰ レポート 第1課題 評価S 大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。

設問:大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位におけ
る大脳皮質の機能についても説明せよ。
本文:
 大脳皮質(cerebral cortex)は脳の大部分を占め、ヒト独自の進化を遂げてきた。大脳皮質は、溝などによって分けられた物理的位置、機能、細胞組織、の観点により区分でき、それぞれ「葉」「領野」「ブロドマンの脳地図」と呼ばれる。
 「葉」は大脳皮質の物理的位置による区分方法である。前頭葉(frontal lobe)、頭頂葉(parietal lobe)、後頭葉(occipital lobe)、側頭葉(temporal lobe)の4つに分けられる。大脳皮質を横半分に区切る外側(シルヴィウス)溝という大きな溝が前頭葉及び頭頂葉と、側頭葉を分けている。また、前頭葉と頭頂葉は中心(ローランド)溝によって分けられる。後頭葉は、頭頂後頭溝により頭頂葉と区分され、頭頂後頭溝と後頭前切痕とを結んだ仮線により側頭葉と分けられる。

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