聖徳 通信 産業・組織心理学Ⅰ レポート 第1課題 評価B メイヨー(Mayo, E)らによる「ホーソン研究」と「人間関係管理」について、自分で論点を設定して論じなさい。

設問:メイヨー(Mayo, E)らによる「ホーソン研究」と「人間関係管理」について、自分で論点を設定して論じなさい。
本文:
メイヨー(Mayo,E,1933)らによるホーソン研究は、それまで主流であり自動車大量生産などに寄与した科学的管理法とは視点を転換させ、組織のあり方(組織観)が人のあり方やつながり(人間観)に大きく影響を受けることを発見した。本レポートではホーソン研究が行われた経緯や研究内容・結果を説明した後、研究結果により組織・社会がどのように変化していったかについて論じる。
産業革命が起きてから長年にわたり、欧米の産業界は雇用者と労働者の衝突が絶えなかった。その中で、1911年に製鋼会社の一技師であったテイラー(Taylor,F.W)が出版した「科学的管理法の原理」により、大きな変革が起きた。テイラーは、科学的管理法と呼ばれる、現在の作業工程にも応用されるような生産管理方式の基礎を生み出した。科学的管理法により、工場や組織の生産効率は上がったが、そこで働く人間たちは機械の歯車や部品として位置づけられていた。

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