聖徳 通信 障害者・障害児心理学 レポート 第1課題 評価B 知的障害児の学習や課題遂行にかかわる特徴をまとめ、どのような教育および環境的配慮を行う必要があるか述べなさい。

設問:知的障害児の学習や課題遂行にかかわる特徴をまとめ、どのような教育および環境的配慮を行う必要があるか述べなさい。
本文:
 知的障害児は知的機能の明らかな制約があり、それと同時に適応行動の制約が伴い、それらが18歳までに生じた子どもが該当する。知的機能の制約としての目安は、知能指数(IQ)の結果が平均値である100よりも2標準偏差分低い値である70ないし75以下になることである。適応行動は、記憶や言語、読字、問題可決力などの能力である「概念的スキル」と、他者の思考・感情を認識したり、対人的コミュニケーション技能などの社会的な判断をしたりする能力である「社会的スキル」、セルフケアや仕事の責任、金銭管理、学校や仕事の課題調整といった実生活での学習及び自己管理の能力「実際的スキル」に分類される。適応行動のどのスキルに制約があるかは一人ひとり異なる。知的障害児の実態をより正確に把握するためには知能機能や適応行動の検査だけでなく、家庭や地域社会などの環境についての把握も必要である。

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