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stroll

魚眼レンズの夢を見る
全てが湾曲している
全てはぼやけている

最後まで愛していたいよ
そんな文字列に心が動く
こちらに指した言葉では無い通りすがりの言葉だけれど
なんとなくその願望がどうなるか
未来が想像が出来てしまう
どうかどうか予感は外れます様に

箱の中の捉え方1つで世界が変わる
自分の目線を少し疑うと
広くもなる、広がりすぎて困る事もある
収束させ過ぎるとそれはそれで
人間は立ち上がらない狭さの中に
遮光された中数日突っ込まれ続けるだけで
ちゃんとおかしくなる
嘘だと思うならセダンのトランクに
少しの間入ってみたらいい、すぐ解る
拘束されているとより顕著だけど
それは再現が難しいね

エレベータの6ストランドロープ
芯線がコーティングされていて
摩擦に対して有効で寿命が長い
人間の気持ちの構造に似てる気がする
1つがちぎれても安定稼働する
2つちぎれても大丈夫
断面をぼんやり見ていると
とても不安な気持ちになる
きっと全然大丈夫じゃない
でも広い目で見たら大丈夫なんだろう

そう言えば中で跳ねたら明らかちぎれそうな
海外製の2人乗りエレベータ
ものすごくゆっくり動いて
ずっとフワフワ不安定だった
未だに飛んでみれば良かったと思う
こういうのはきっと一生残る
やっぱりちぎれないんだろうか
でも規格が違うからどうかな
耐荷重の6倍なんて到底あやしかった
ところでコートされた芯は劣化する
人間の場合どうやって再コートするのかしら
試しようの無い事は分からない

当たり前に生きて
当たり前に死ぬ
当たり前は麻痺をする
麻痺をすると言う事は
乾いているとも言い換えられそう
拝受する潤い
循環して拝呈
こんな当たり前も麻痺をすると
どこかちぎれているのかもと疑いだす
接合部の検討もつかないまま
ただ慌てだす
昨日は結局お前は上辺でしかないと酔客に絡まれた
そう見えるのか
3日根に持つね、と伝えてにっこり

雨が早く来ないかな
またレインブーツは今年も用意出来て無いのだけれど
雨がくれば全部流れてくれるはず

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