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unidirectional

各々の正義、価値観、使えるリソース、視界、体力
全員違うのは当たり前すぎる位当たり前で
ただ、力の軌道は一本の矢のように細く伸びるのではなく
ある程度ワイドな扇状に出来ればとよく思う


「これ、次回からいきます」で
ある日突然新曲だと渡された事がある
アレンジ余地のない位詰められた完全に完パケ状態の曲
そこをただプレイバックする形になるのは
自分に対し駒としての動きを求められる認識と、
一本の線で固めたそれは、最近で言う所のタイパが良い
そんな風にも見て取れた
特に楽曲そのものに対しての説明もなく
それは無事商品になり、出荷された

別に曲が悪いとかではなく、むしろ良く
各セクションとの仲も良好だ
リハーサルを重ねる私たちの表情は特に変わりなかったが
状況を聴かされていない私たちは
「バンドメンバー」から「ツアーサポート」にギアが切り替わったように見えた
自分も元々そういう所からの出自なので
尚更早く切り替わったように思う
それは結果として一気に溝が出来て、
「バンドをしたいです」
というベクトルに切り替えたかった筈の動きと照らし合わせて俯瞰で見た時
大局で見ると一手としては最悪だったように思う

実際それを修正しよう、ともならなかったし
当たらない分流れもスムーズ、
取るべき責任の矛先も確り決まった
一見流れは良いように見えるのに
中身がまるでない感じなのは本当に絶妙な気持ちだったのを覚えている

次からの盤では僕は弾いていない
そして当て振ったものが拡がっていく
長くは続かないなーと他人事見ていたのを覚えている

正解は星の数だけ、時間だけは区切られている
それがその時は正解だったんだと思う

様々な理由で結果が変わらなくとも
根幹の部分は相談はしてから実行して欲しかった
その時はそれがすごく嫌だった事と
政治的な部分で言え無かった事もキツかった


結果から先に話して欲しい
次に問題点と懸念事項
可能な効率化は随時、
二度手間は時間泥棒だと仕事では考える

でも、プロセスは大切にしないと
過去の自分みたいなのが生まれてしまう
風通しの無い室内で一人喫煙を続ければ部屋も淀む
一日中で使える脳のリソースも限られている

アソビは苦しいから楽しい、は脳筋みたいだ
という言葉を頂いた、中々面白かった
確かに普段使わない部分の脳を使っている
おかげで今回のカタチの中でも沢山学びを得られている

楽しい、も色々
「てがる」でたのしい
「らく」でたのしい
「べんり」でたのしい
「おもしろく」てたのしい

「むずかしく」てたのしい?
確かにさくっと出てこないもんだ

さて、今回の遊びは
どの指向性が一番フィットするんだろう

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