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よしなしごと

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私のよしなしごと・日常で思いついたことを書き綴っていきたいと思います。
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#日記

後悔なんて忘れた。

一瞬で、たった一瞬の差で、タイミングを逃してしまうことがある。 例えば、乗ろうと思った電車に乗れなかったとき、 会いたい人にすれ違った時 話しかけたいと思った人に話しかける勇気がなくて踏みとどまってしまった時 そんな一瞬が生み出す誤差がやらなかった後悔を生み出すのだけれど やればやったで、どうしてあんなことしてしまったんだろうかと後悔することもあるので、 結局どっちも後悔しているのである。 やらなかった後悔よりやる後悔というけれど、どちらにせよ後悔しているなら、

夏はもうすぐそこ

GWってなんかいい。 きっと私は、GWを楽しんだとは言えない側の人間だけれども。 誰と会うこともなかったし、どこかに出かけたこともなかった。ちょっと近所まで散歩がてら足を伸ばしたに過ぎなかった。 GWだからと言って、特別に美味しいものを食べることもなかったし、つまりはあくまで日常生活を送っていたにすぎない。 だけれども、なんとなく街を流れる空気がゆったりとしていて、どことなく行き交う方の表情が柔らかいことに気づいて、なんでだろうと少し考えてから、そうだGWだと思い当たった

足りない位が丁度いい。

母と二人で回転ずしに行った。 東京駅の中にある回転寿司のお店で、北海道以外で東京にはそこしかないと言うお店だったので、一回母と行きたいと思ったのだった。 13時過ぎに着くと結構な行列だったので、結構待った。 席に案内してもらった時には、どれから食べようかとワクワクした位だった。 北海道の寿司ネタは、私が知らないものや食べたことないものも多くて、知らないものを全部試してみるには胃袋の容量が小さすぎた。 それでも、色々頼んで見たかったので、一皿に乗っている2貫のお寿司を母と二

工事現場

いつも通っている通りで工事が行われていた。いつも通っている通りなのに、工事が始まってしまうとなにが建っていたか全く思い出せない。 壊されると気になってしまうけれど、それまで気にもとめずに通っていたということか。 渋谷駅の再開発が始まって久しい。どっかしら大きな工事をしていて、少し経つともう迷路状態になっている。 ランドマーク的な建物も、どんどんなくなり工事が進む。 雑然としていた渋谷をいいと思ったことはないけれど、こんなにも変わってしまうと、雑然としていた渋谷も案外よかった

忘れっぽい

なにか忘れているなぁと思っていたら、友人の結婚式の日にちだった。 土曜日にあると思って書いたのだけれど、土曜日に予定がなかったこともあって、なんで欠席にしたのだろうと不思議に思っていたら、日曜日だった。 日曜日には、外せない用事が前から入っていたのである。 なーんだと思って、曜日感覚がずれている自分に恥ずかしくなった。 何かを忘れるというのは誰にでもあると思うけれど、私はこれが結構ひどい。 例えば、何度もチェックしたのに時間割を間違えてしまうなんてことはザラにあったし、ひ

散っていくこと

ベランダに桜の花びらが落ちていた。 家の周りに桜の木が咲いていないからどこから来たのだろうと不思議に思う。 最近デジカメを持ち歩くようにしていて、「キレイだなぁ!」と思う瞬間を切り取る努力をしているのだけれど、昨日葉桜に切り替わりつつある中で桜の花びらが吹雪いているのがとんでもなくきれいだった。 春の陽気な天気も手伝って、寒いこととか花粉がひどいこととかも忘れてしまいそうだった。 桜の咲き始めに、花びらがふぁさっと全部落ちるのも中々きれいだけれど、桜が吹雪いているのはも

「これだ!」を探す旅

朝昼…と規則正しいリズムでご飯を食べられない時がある。 お腹が空いているというわけではないのに、なにかが常に口に入っているような状態。 それを、口寂しいと言うんだと思う。 口寂しいはきっと人恋しいとおんなじような感情で、言葉にできないけれど、なんとなく寂しいようなのと一緒。 口寂しいからと言って、甘いものを口に放り込んでも、「あ、これじゃない。」って思うから、私はもしかしたら甘党ではないのかもしれないなと気付く。 口になにかを放りこんでも、「これじゃない。これじゃない。」と

違いがわかルンです

いつも通り出かける前に「あれっ。」と思った。雨の匂いがした。 その時は降っていなかったけれど、案の定夜中に雨が降ったようだった。 雨上がりの匂いと雨の匂いって現実にはちょっと違う。 雨の匂いはちょっと土っぽい匂いがして、雨上がりの匂いは緑の匂いが混じっている…気がする。 いつから嗅ぎ分けれられるようになったのかはもう忘れてしまった。 いつも飲んでいる水も、いつの間にかエビアンの味が好きだと感じるようになってしまった。 身体にいいと聞いてから飲むようにしている白湯も、電気

裸の王様になんてなれない。

桜が満開になり、気温も上がってくるとコートを脱ぎたくなる。 と言っても、気温が安定しないから、いつでも着られるように部屋のラックにまだかけっぱなしにしているのだけれど、街行く人達もコートから革ジャンへと衣替えを始めている。 コートを着ている季節は寒いからか、背中も猫背のように丸めて、手はポケットに突っ込んで首をすくめてちっちゃくなって歩いている。それでも、寒いから、セカセカと早歩きになってしまう。 春になると、桜を見上げるのに上を向いて、短い季節を堪能するかのように歩幅が大

サクラ咲く

都内の桜も段々と見頃になってきた。 ふわ〜っと咲いて、パーッと散っていく桜。毎年みてもやっぱり綺麗だなぁと思う。 桜が咲くと、一瞬でも幸せな気持ちになる。なんかいいことが起こる気がする。だから、何かのスタートのときは桜の季節でいいなぁと思うなぁ。 桜吹雪もきれいだけど、桜のはなびらがパサって落ちてくるのも嬉しい。 久しぶりに友人と会った。 友達との関係は変わらないのに、話す内容はこの先の将来をどうしようとか結婚しなくちゃとかそうゆうこと。 年齢的に…周りが言うから…

天邪鬼ということ

ふらりとコンビニに入る。がらんどうのお店でなにかを買おうという当てもなくふらりと入る行為は少し居心地が悪い。 でも、コンビニはいつも誰かしらお客様がいるから、時間つぶしに立ち寄るのも楽しい。しかも、コンビニは商品の入れ替わりが早いからか、いつ入っても飽きないという利点がある。 だから、待ち合わせまでに時間のある時やちょっとした気分転換に立ち寄るのにとってもよい。 そうして、無目的にコンビニに入り、いつものように商品を物色していて目に入ってきたものがある。 「パクチーレモ

ホスピタリティーの押し売り

前に付き合っていた彼に、「ホスピタリティーの押し売りだな!」っと言われたことがある。 彼は、冗談で笑いながら言っていたけれど、本当のところはそれなりに困っていたのかもしれない。 真相はわからないけれど、どうやら私には他の人を喜ばせようと思って空回りしてしまったり、それが過剰だったりすることがあるらしい。 就職活動の時に、「自己PR」をいうように言われて、笑いを取った方がいいと思い「ホスピタリティーの押し売りって言われます!」と元気よく言って、その場の白けた雰囲気に後から後悔

『素晴らしきかな、人生』感想

この前、突然のお誘いがあって運良く観ることができた一本。 気になってはいたけれど、DVDでもいいかなぁとも思っていた作品が偶然の因果で映画館で観ることが出来た時、ちょっとラッキーって思ったりもする。 今回は、そんなラッキーでこの作品に巡り会えた。               *** 映画を観ることは大好きだけど、監督の方とか脚本とか詳しいことはよくわからない。 邦画も好きだし、洋画も好きだから、どちらがどうというつもりもない。 ただ、いつもながら思うのは、洋画のセ

LALALAND 感想

LALALANDを観終わって、頭の中で繰り広げられるミュージカル現象に 「もう頭の中がララランドなんだけど!」と思わず友人にLINEで報告してしまった。 友人は世間と隔絶されたところで過ごしているべき存在のため(本来は私もなんだけれど)、 「頭の中ララランド」といったところで、映画のタイトルということがわかってもらえず、「やべぇな!」と苦笑されたにすぎないのだけれども… でも、なんとなく意味が伝わったので、これから脳内の妄想に邪魔されて集中できないときは使おうと思った。