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【動画制作編】YouTube徹底攻略資料

はじめに

突然ですが、YouTubeの動画制作を行う上で最も重要なことはなんだと思いますか?

それは「作り手が発信したい内容ではなく、ユーザニーズを満たすこと」です。

では、「ユーザニーズを満たす動画」とはどのような動画なのでしょうか?

それは一言で言うと「視聴維持率が高い動画」です。

どういうことなのか簡単に説明します。まず、視聴者はタイトルとサムネイルで動画を見るかどうかを判断します。次に、動画の視聴を開始し、「面白くない」「役に立たない」と思えば離脱するので、視聴維持率は低くなります。

逆に、視聴者にとって「有益な情報」や「新しい発見」があれば離脱する人は減少し、視聴維持率は高くなります。

このようにユーザニーズと視聴維持率は密接な関係にあるのです。

そして、ユーザニーズを満たす「視聴維持率の高い動画」を作るためには、構成、撮影、編集の三つの要素をトコトン突き詰める必要があります。

自社が運営するチャンネルでは、元TV局員の動画制作ノウハウに加え、チャンネル登録者70万人越えを達成したSNSマーケターとしての分析力を駆使し、平均視聴維持率が33%と言われる中、78%の視聴維持率を記録しています。

本ノートではそのノウハウを構成・撮影・編集の3つ観点から惜しむことなく公開しています。

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株式会社pamxyとは
株式会社pamxyは、自社チャンネル、一部上場企業から個人事業主まで、幅広い支援実績を持っているSNSマーケティングの会社です。

特に自社チャンネルにおいては、登録者70万人を超えるチャンネルを実際に運用し、最新の情報やマーケティング手法、クリエイティブ制作まで一気通貫で行っています。その最前線の中で裏打ちされた確かなスキルで数々のクライアントのSNSマーケティングを成功に導いています。

株式会社pamxyの具体的な実績を余すことなく公開します。(2021年7月現在)

<自社チャンネル>
・『あるごめとりい』登録者70万人
・『ミッドナイトムーン』登録者6万人

<弊社支援チャンネル>

・『ナイツ塙の自由時間』 登録者11万人
・『腰痛・肩こり駆け込み寺』 登録者30万人
・『キープレイヤーズ』 登録者1万人


芸能人でもないし、先発でもない方々がどうやってYouTubeで結果を出し、ブランドやファンコミュニティを形成していけるのか。私達自身の悩みでもあり、多くの仮説検証を行いました。その結果、自社チャンネル70万人やお客様のチャンネルを30万人にしたりなどYouTubeのSNSマーケティング業界でトップランナーと胸を張れる実績を創ることができました。

また、1本公開して結果がすぐにでる媒体ではないので、この広いYouTubeの海の中で迷わないよう、YouTubeに挑戦する方や企業様の羅針盤になれば良いとの思いで資料を作成しました。とはいえ、この資料は全部ご自身で企画、構成、編集、投稿、分析などの運用を行える方に向けて書いていることをご了承ください。


本書は3部構成となっています。全ての内容をご理解いただくことが重要であると我々は考えております。まずは、気になる部分からご購読いただけますと幸いです。

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< YouTube徹底攻略資料 ~チャンネル設計編~ >
・Section1 YouTubeを始める上での心得
・Section2 YouTubeの特徴
・Section3 チャンネルリサーチ・企画ラインナップ


< YouTube徹底攻略資料 ~動画制作編~ >
・Section4 YouTubeの構成 
・Section5 YouTubeの撮影・編集


< YouTube徹底攻略資料 ~アップロード・分析編~ >
・Section7 サムネイル作成
・Section8 動画のアップロード
・Section9 YouTubeアナリティクスによる分析

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また、下記の点に関しましては、ご留意いただけますと幸いです。本書では長年試行錯誤しながら、pamxyが得てきた知識やノウハウを徹底的に公開しています。我ながら、YouTubeに挑戦するみなさまのお力になることができる内容であると自負しております。ぜひご覧になってみてください。

このnoteをオススメする人・企業様
・YouTubeを始めたいけど、何をしたら良いかわからない方  
・YouTubeコンサルや運用代行を利用したいが予算が潤沢でない方
・YouTubeを始めたけど、全然数字が伸びない方
・自社の商品やサービスの顧客獲得やブランディングをしたい方
・広告収入で収益を得たい方
このnoteをオススメしない人・企業様
・戦略的に物事を考えたくないという方
・自分のやりたいことだけを貫きたい方
・なるべく楽してYouTubeを伸ばしたい方
こ遠慮いただきたい事
・本書の内容の発信や切り取り発信を行う行為
・コンサルティングやセミナー等での内容の流用
・転載やコピー等を含む二次利用(配布物を含む)

まずは、本書にご興味を持っていただき、ありがとうございます。本書が購読者様のお力になれるようpamxyの持つYouTubeノウハウを惜しみなく、公開します。

また、本書は3部構成となっています。本書「動画制作編」では、動画構成〜撮影・編集についてご紹介させていただきます。(※詳しい内容は本書冒頭の目次をご確認ください。)


< Section4 YouTubeの構成 >

4-1:良い構成の定義とは

良い構成の定義とは一体どんなものなのでしょうか?YouTubeに投稿する動画の構成の場合、その定義はハッキリとしています。それはアナリティクスの数値、すなわちエンゲージが高い動画です。

前章でも説明した通り、エンゲージとはユーザーのエンゲージメントを数値化したもの。さらに言えば、アップされた動画がユーザーの滞在時間を高めてくれて、より多くの広告を見せることができる動画なのかを判断するための数値です。これは動画の視聴維持率やコメント率、高評価率のこと。この数値の他にも、YouTubeのAIは目に見えない様々なエンゲージメント値を計測しています。そして、それらの数値をもとに、どの動画をユーザーのホーム画面や関連動画にインプレッションするか判断しているのです。

要するに、色々なエンゲージメント値を高くする動画の構成が書くことができれば、YouTubeがより多くのユーザーにおすすめしてくれて、結果的に動画の再生回数が伸びるのです。

この章では、そんなエンゲージの中でも特に重視されていると考えられる
次の数値を高くするための構成の書き方をお伝えします。
・視聴維持率(ひいては平均視聴時間)
・コメント率
・高評価率
・チャンネル登録率


4-2:視聴維持率を高めるためには?

YouTubeにおける視聴維持率とは、投稿した動画の尺を100%とした時に、どのくらいの割合が再生されたのかを測った数値です。たとえば、10分間の動画で視聴維持率が40%だとすると、動画を見たユーザーの視聴時間が平均4分間だったということですね。

ここまで読んでくださったみなさまなら既にお分かりかと思いますが、視聴維持率を高くするには究極のところ、最初から最後までユーザーを動画から離脱させなければ良いのです。ではユーザーが途中で離脱しないためには、どのような構成にすればよいのでしょうか?

視聴者の離脱を防ぐために
結論からお話すると、動画から離脱するタイミングは、ユーザーが何を見せられているのか分からなくなった時、もしくは、その先の展開に期待が持てなくなった時です。つまり、ユーザーがその動画を見る目的を失った時を指します。その状況を防ぐには、動画を発信しているこちら側からユーザーに向けて、常に動画を見る目的を提示し続けることが大事です。今、動画を見ているその瞬間瞬間に「何のための情報を話しているか」を意識させる必要があるのです。

具体的には、「ではなぜ〇〇なのでしょうか?」と疑問を投げかけたり、「そこにはある〇〇があったのです。」といった次の展開を説明する要素を隠したりします。ユーザーにとって聞き馴染みのない、理解が難しい言葉を提示したりすることでユーザーが常に疑問を抱いて答えを欲する状況を作り出します。

ここでは、そのユーザーの疑問を作るための文言を「Qワード」と呼ぶことにします。この「Qワード」をいれた構成を図解すると以下のようになります。


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※弊社のご支援させていただいた整体院YouTubeチャンネルの構成です。ジャンルは整体ですが、他のジャンルであっても変わらない法則なので、一具体例としてご覧ください。

以上の青の枠を1ブロックとすると、上記の構成は以下のような入れ子構造になっています。

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以上のように細かくQワードを差し込み、ユーザーに疑問を投げかけながら構成を組み立ててください。先程のリンク先の構成も前半部分を図解しています。参考までにご覧ください。

また、青枠で括った中身の文章はユーザーに抱かせた疑問を解消する情報となります。一つ一つの情報の目的がユーザーにとってはっきりする訳です。

そして、ここまでのQワードに関する説明は、これから説明するテクニックを理解するための基本的な考え方です。次に、より具体的にQの文章について説明していきます。

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