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【アップロード・分析編】YouTube徹底攻略資料


はじめに

今回は【動画アップロード・分析編】です。

YouTubeを運用する上で最も重要なことは、
「データドリブンにPDCAを回す」ことです。

「データドリブンにPDCAを回す」とは、YouTubeアナリティクスの客観的なデータを元に課題を発見し、修正を繰り返すことです。

どれだけ【チャンネル設計】を上手く行うことができても、地道にデータに向き合い改善を繰り返さなければ、長期的な成功を収めることができません。

そして、中でも「サムネイルのクリック率」は、YouTubeチャンネルを運用する上で最も重視するべき指標の一つです。

なぜなら、サムネイルが視聴者にクリックされなければそもそも動画を見てもらえませんし、サムネイルのクリック率がYouTubeのアルゴリズムで重要な要素であるからです。

このノートでは、登録者70万人越えの自社チャンネルや企業様のYouTubeチャンネルをご支援させていただく中で、我々が蓄積してきたサムネイル制作〜データ分析のノウハウを惜しみなく公開しています。

なぜこんな事を言うことができるのか。その理由をご理解いただくために、まずは株式会社pamxyとその実績を簡単にご紹介させていただきます。

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株式会社pamxyとは
株式会社pamxyは、自社チャンネル、一部上場企業から個人事業主まで、幅広い支援実績を持っているSNSマーケティングの会社です。

特に自社チャンネルにおいては、登録者70万人を超えるチャンネルを実際に運用し、最新の情報やマーケティング手法、クリエイティブ制作まで一気通貫で行っています。その最前線の中で裏打ちされた確かなスキルで数々のクライアントのSNSマーケティングを成功に導いています。

株式会社pamxyの具体的な実績を余すことなく公開します。(2021年7月現在)

<自社チャンネル>
・『あるごめとりい』登録者70万人
・『ミッドナイトムーン』登録者6万人

<弊社支援チャンネル>

・『ナイツ塙の自由時間』 登録者11万人
・『腰痛・肩こり駆け込み寺』 登録者30万人
・『キープレイヤーズ』 登録者1万人


芸能人でもないし、先発でもない方々がどうやってYouTubeで結果を出し、ブランドやファンコミュニティを形成していけるのか。私達自身の悩みでもあり、多くの仮説検証を行いました。その結果、自社チャンネル70万人やお客様のチャンネルを30万人にしたりなどYouTubeのSNSマーケティング業界でトップランナーと胸を張れる実績を創ることができました。

また、1本公開して結果がすぐにでる媒体ではないので、この広いYouTubeの海の中で迷わないよう、YouTubeに挑戦する方や企業様の羅針盤になれば良いとの思いで資料を作成しました。とはいえ、この資料は全部ご自身で企画、構成、編集、投稿、分析などの運用を行える方に向けて書いていることをご了承ください。


本書は3部構成となっています。全ての内容をご理解いただくことが重要であると我々は考えております。まずは、気になる部分からご購読いただけますと幸いです。

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< YouTube徹底攻略資料 ~チャンネル設計編~ >
・Section1 YouTubeを始める上での心得
・Section2 YouTubeの特徴
・Section3 チャンネルリサーチ・企画ラインナップ


< YouTube徹底攻略資料 ~動画制作編~ >
・Section4 YouTubeの構成 
・Section5 YouTubeの撮影・編集


< YouTube徹底攻略資料 ~アップロード・分析編~ >
・Section7 サムネイル作成
・Section8 動画のアップロード
・Section9 YouTubeアナリティクスによる分析

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また、下記の点に関しましては、ご留意いただけますと幸いです。本書では長年試行錯誤しながら、pamxyが得てきた知識やノウハウを徹底的に公開しています。我ながら、YouTubeに挑戦するみなさまのお力になることができる内容であると自負しております。ぜひご覧になってみてください。

このnoteをオススメする人・企業様
・YouTubeを始めたいけど、何をしたら良いかわからない方  
・YouTubeコンサルや運用代行を利用したいが予算が潤沢でない方
・YouTubeを始めたけど、全然数字が伸びない方
・自社の商品やサービスの顧客獲得やブランディングをしたい方
・広告収入で収益を得たい方
このnoteをオススメしない人・企業様
・戦略的に物事を考えたくないという方
・自分のやりたいことだけを貫きたい方
・なるべく楽してYouTubeを伸ばしたい方
こ遠慮いただきたい事
・本書の内容の発信や切り取り発信を行う行為
・コンサルティングやセミナー等での内容の流用
・転載やコピー等を含む二次利用(配布物を含む)

まずは、本書にご興味を持っていただき、ありがとうございます。本書が購読者様のお力になれるようpamxyの持つYouTubeノウハウを惜しみなく、公開します。

また、本書は3部構成となっています。本書「アップロード・分析編」では、サムネイルの作成〜動画投稿後の分析についてご紹介させていただきます。(※詳しい内容は本書冒頭の目次をご確認ください。)

< Section6 サムネイル作成 >


6-1:サムネイルとは

サムネイルとは、YouTube検索、トップページ、関連動画の全てに表示される画像のこと。ユーザーのクリックに最も影響を与える最重要な要素です。

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サムネイルは一瞬で流れてしまう情報ですが、動画が再生されるか否かを左右する一番最初の関門です。クリックされなければいくら面白い動画を作れども、そもそも動画を見てもらうことはできません。

そユーザーが1つのサムネイルを見るのにかける時間は1秒もないと考えて良いです。短い時間でいかに引っ掛かりを作り、短い言葉やインパクトのある画像でユーザーの目に入り込むか、を考えてサムネイル作成していきます。

6-2:何故YouTube運用でサムネイルが大事なのか

YouTubeの仕様上、動画一覧にはサムネイルとタイトルが掲載されます。
SEOの観点で考えると、検索キーワードとなるタイトルも重要になりますが、多くの動画一覧が並ぶと視覚的にサムネイルの印象から注目がいきやすい傾向にあります。では具体的に、サムネイルはYouTube運用においてどのように活躍するのか、詳しくみていきましょう。

いいサムネイルは再生回数とチャンネル登録者数を増やす
簡潔でインパクトのあるサムネイルは、ユーザーが思わず見たくなる傾向にあります。その理由は、ユーザーにとって一番最初に目に留まるのがサムネイルだからです。そして、ユーザーが興味関心を持ち、サムネイルをクリックする率が増えると、次のようなメカニズムが発生するのです。

・サムネイルのクリック率が増えると、視聴者が探し求めている動画=良質な動画と認識される。
・良質な動画は、ブラウジング画面(YouTubeホーム画面)に「オススメ動画」として表示される。
・また、良質な動画は関連する動画を見た視聴者に「オススメ動画」として優先的に表示される。

またこのような形で、動画がユーザーの目に留まる頻度が増えると、新規チャンネル登録者数の増加にもつながります。つまり、YouTubeの構造を考えると、サムネイルは動画の再生回数とチャンネル数増加を左右する重要な存在といえるでしょう。

6-3:理想的なサムネイルクリック率

サムネイルクリック率とは、動画がYouTube上で表示された回数(インプレッション数)に対して、サムネイルがクリックされた回数から計算した確率を指します。

公開一週間後のサムネイルクリック率
・一般的:3~8%
・優秀:8%以上
・理想:10%以上

※エンゲージの数値が高いのか低いのかは、「動画のジャンル」や「チャンネル登録者数」「視聴回数」など状況によって異なります。よって、「◯%なら高い」という絶対値の基準はありません。(詳しくは後述するYouTubeアナリティクスのパートでご紹介します。))

YouTubeのアルゴリズム上、「ユーザーが求める動画」として認められるためには、サムネイルクリック率が10%を超えるとかなり高いとされています。まずは8%以上を目標に設定し、YouTube運用することをお勧めします。これは、YouTube Studioの「アナリティクス」で確認できるので、動画投稿時から注目しておくのがおすすめです。

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6-4:サムネイルの作り方

ここからは実際のサムネイルの作り方についてご紹介します。まずは、サムネイルを作る前に、他チャンネルの動画のサムネイルを調査する必要があります。

類似する動画のサムネイルを調査して、チャンネル登録者数に対し、動画の視聴回数が多いものはどんな内容が多いのか、競合チャンネルのチャンネル登録者数を調べながら傾向を把握します。

視聴回数の多いサムネイルの傾向を把握し、他チャンネルと比較して、ユーザーがなぜその動画を視聴するのかを分析した上でサムネイルを作る必要があります。

また、サムネイルは要素が多すぎると分かりづらいものになってしまいます。YouTube動画はスマートフォンで視聴するユーザーが大半なので、スマートフォンのサムネイルサイズで見た時に、どのように認識出来るかが重要です。

6-5:クリックされるサムネイルの作り方

さて、クリックされやすいYouTubeサムネイルには具体的にどんな共通点があるのでしょうか。クリックされやすいYouTubeサムネイルを作るために気を付けるべき4つのポイントをご紹介します。

①少ない文字数でわかりやすく

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YouTubeサムネイルの目的は、「多くの画像の中から、探し求めている動画として選ばれること」です。そのため、単に画像だけでなく、動画の内容をイメージしやすいように補足してくれるテキストが含まれていることが重要になります。ただし、サムネイル上では情報を詰め込みすぎないように注意しましょう。YouTubeサムネイルの読みやすい文字数は最大でも20文字とされています。「サムネイルとは」でも言いましたが、ユーザーが1つのサムネイルを見るのにかける時間は1秒もないと考えて良いです。長すぎる文章の場合、一瞬で読むのが難しくなり、スルーされてしまう可能性が高くなります。そのため、文字数を少なくしてインパクトのある文言選びを心がけましょう。

②背景色と文字色のコントラストをハッキリさせて見やすく

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たとえ少ない文字数で分かりやすくサムネイルを作成しても、文字が背景と同じ色、もしくは背景と似ている色では視認性が悪くクリックされるサムネイルとは言えません。

例として、
背景:黒→文字色:白
背景:白→文字色:黒

背景の色とコントラストの差をつけると視認性が良くなります。
このように背景の色、文字の色にも気を付けて作成してみてください。

③右下のタイムインジケーターにかぶらないように

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YouTube動画には、動画の再生時間を示す「タイムインジーター」が設定されています。そして動画一覧にサムネイルが並ぶ場合、このタイムインジケーターがサムネイルの右下に設定されるのです。そのため、右下に文字がある場合、タイムインジーターと被って読めなくなってしまいます。せっかく少ない文字数でコントラストにも気をつけたのにタイムインジケーターのせいで文字が見えなくなってしまわないよう、画像のバランスもみながら配置しましょう。

④人の写真を入れる

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YouTubeでは「誰から発信された情報なのか」も動画再生につながる重要なポイントになります。特にYouTube企業アカウントの場合、情報発信者がサムネイルに度々現れることで、
「信頼できる人物の動画」として認識されることも大切です。

そしてマコなり社長の仕草が手でバツを作ったり、頭を抱えたりと誰でも仕草の意図が分かりやすいですよね。サムネのタイトルとリンクした仕草取り入れることによって、より興味を惹かれるものになります。

6-6:YouTubeサムネイルの設定方法

実際にYouTubeサムネイルを設定するためには、どのような点に気を付けるべきなのか、基本もしっかりと押さえておきましょう。
YouTubeサムネイルは、動画をアップロードする「YouTube Studio」から設定することができます。その際、2つの設定方法があります。

・セレクトサムネイルを設定する
・カスタムサムネイルを設定する【推奨】

YouTube Studioには、アップロード動画から視聴者が反応しやすい場面を3枚セレクトして自動で作成する機能が備わっています。しかし、この方法だと、先程お伝えしたクリックされやすいサムネイルを作成することは出来ないので、基本はカスタムサムネイルを設定するようにしましょう。

6-7:YouTubeサムネイルの設定条件

YouTubeサムネイルを設定する際、画像のサイズやファイル形式にも注意をする必要があります。

サムネイルの大きさ
YouTubeの公式ヘルプによると、次のようなサムネイルの大きさが推奨されています。

・アスペクト比:横16:縦9
・推奨解像度:横1280:縦720

サムネイル画像が小さかった場合、画像が荒くなってしまう可能性があります。そのため、特別なこだわりがない限りは、推奨サイズで作成することをオススメします。

サムネイル画像ファイル形式
YouTubeの設定上、サムネイルの画像は次のファイル形式のみアップロードが可能です。また、これらのファイルは「2MG以内」であることが条件となります。

・JPG
・GIF
・PNG
・BMP

6-8:まとめ

より多くの人に動画を見てもらいたいYouTube企業アカウントにとって、
再生回数や登録者数を左右するサムネイル作りはとても重要なミッションとなります。作り方のコツや再生回数の多い動画を参考にしながら、人を惹きつける魅力的なサムネイルを作成してみてください。また、動画アップロード後、定期的にアナリティクスを確認して、サムネイルのクリック率を確認することも、より良いサムネイル作りにつながる大事な役割となることでしょう。

< Section7 動画アップロード >


7-1:動画アップロードのポイント

さて、ここまで1本の動画制作のフローやポイントをお伝えしてきました。
しかし、時間やお金をかけてせっかく作った自慢の動画であっても、
実は投稿の仕方を間違えると全く伸びない結果に終わってしまうのです。

本章では、実際にアップロードを行う際のポイントについてご紹介していきます。動画を投稿する際に必要な内容は以下となります。

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