パモン

こんにちは。パモンです。小説を書いています。夢は、自分の作品が映画化されることです。い…

パモン

こんにちは。パモンです。小説を書いています。夢は、自分の作品が映画化されることです。いつも応援ありがとうございます♪ 頑張ります\(^O^)/♪

記事一覧

「マザーを探して」2 もアップしました。

良かったら、見てくださいね~。(^O^)/

パモン
6か月前

「マザーを探して」1 公開しています☆

こんにちは。パモンです。 別ブログで連載していた短篇小説をようやく完成。 そして、前半部分をまとめてみました。 良ければ読んでみてくださいね。 よろしくチョ☆

パモン
6か月前
3

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉘~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

夕方近くになって、ドスン、ドスンと大きな音を立てて二階から降りてくる足音がした。 息子のユージである。 ユージは、三年前に高校を卒業したものの、希望した学部では…

パモン
7か月前
5

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉗~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

〇月〇日。 秋の日の一日。 その日、私は仕事が休みだったために、朝からパソコンの前に陣取っていた。 そして、ネットサーフィンを繰り返していた。 そうでもしなければ…

パモン
7か月前
11

【連載小説】恋するスピリチュアル㉖~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

電話に出たのは、落ち着いた声の男性で、 さる出版社の名前を名乗った。 〝ああ、来た!ついに来た!〟 と私は胸を躍らせながら、 要件を伝えると、 「ああ」と納得した…

パモン
7か月前
5

【連載小説】恋するスピリチュアル㉕~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

その電話が掛かって来たのは、お昼の時間帯だった。 仕事柄、電話はロッカーに置きっぱなしだったので、 着信に気がついたのは、仕事が終わって、駐車場に向かっている時だ…

パモン
7か月前
2

お久しぶりの更新となってしまいました~。

こんにちは。 皆さま、お元気でいらっしゃいましたか。 本当に、久しぶりの、約10ケ月ぶりの更新となってしまいました。 ようやく、モチベーションが少し?復活して、 「…

パモン
8か月前
1

【連載小説】恋するスピリチュアル㉔~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

月日は、あっという間に過ぎ去っていった。 いくら公募に応募しても、箸にも棒にもかからない私は、 すっかりやる気をなくしていた。 ・・・というより、人生全般に絶望…

パモン
8か月前
3

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉓~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

出版のチャンスを失くし、私は失意のどん底にいた。 やる気もなくなり、今まで自分がやって来たことは、一体何だったのだろうと虚しさに襲われていた。 それから何度か、…

パモン
1年前
1

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉒~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

出版業界の仕組みがよく分かっていなかった私は、平謝りして、なんとか、自分の作品を出させてもらう事になった。 しかし、次に返ってきたメールには、私の作品へのダメ出…

パモン
1年前
2

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉑~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

大手出版社の文壇社から、声が掛かり、晴れて小説家としてデビュー! 私の人生は順風満帆~。 かっこ、笑、 …となれば良かったのだが、人生そんなに上手くはいかない。 …

パモン
1年前
1

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑳~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

有名作家の審査員に、 自分の作品をけなされて、公衆の面前で馬鹿にされた私は、力なく立ち上がった。 会がお開きになったからだ。 けれど、私の心の中には、冷たい北風が…

パモン
1年前

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑲~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

私が大声で主張したにも関わらず、その作家は、聞こえなかったのか、無視した上に、私の本をこき下ろし続けた。 「そんなブスな大女が主人公という、設定自体がありえない…

パモン
1年前
2

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いいたします。 (^O^)/ 今年から、【連載小説】「恋するスピリチュアル」の画像を新しいものに変えました。楽しんでいただけると嬉しいです。 💖

パモン
1年前

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑱~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる!

さて、文学賞に一度でも応募してみた事がある人なら分かると思うが、 私はまったく、箸にも棒にもかからなかった。 すでに時代はデジタルに移行しており、年々、紙媒体の…

パモン
1年前
1

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑰~時代劇、時代劇、ああ時代劇

動画リンク 言っておくが、それまで私は小説を書いた事がなかった。 シナリオは勉強したが、小説を書くのは初めてだった。 だから、正直、書き方が分からなかったのだ。 …

パモン
1年前
1
「マザーを探して」1 公開しています☆

「マザーを探して」1 公開しています☆

こんにちは。パモンです。
別ブログで連載していた短篇小説をようやく完成。
そして、前半部分をまとめてみました。
良ければ読んでみてくださいね。

よろしくチョ☆

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉘~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉘~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

夕方近くになって、ドスン、ドスンと大きな音を立てて二階から降りてくる足音がした。

息子のユージである。

ユージは、三年前に高校を卒業したものの、希望した学部ではないということで、浪人をしていた。

浪人とは体のいい言葉で、実際は引きこもり。

毎日、自分の部屋へ閉じこもっては、勉強をしているのかしていないのか、
分からなかったが、年々、偏差値は低くなっており、このままではどこの大学にも受かりそ

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉗~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉗~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

〇月〇日。
秋の日の一日。

その日、私は仕事が休みだったために、朝からパソコンの前に陣取っていた。
そして、ネットサーフィンを繰り返していた。
そうでもしなければとても落ち着かなかったのだ。

お昼頃、携帯が鳴った。
「はい」とすぐに出ると、
出版社からで、

「厳選なる審査の結果―」
「はい・・・」

私は、ごくりと唾を飲んだ。
「パモンさんに、大賞が決まりました」
はぁ~と一気に身体から力が

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【連載小説】恋するスピリチュアル㉖~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】恋するスピリチュアル㉖~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

電話に出たのは、落ち着いた声の男性で、
さる出版社の名前を名乗った。

〝ああ、来た!ついに来た!〟
と私は胸を躍らせながら、
要件を伝えると、

「ああ」と納得したように言い、
私が、この出版社の公募した賞の最終選考に残っていること。
そして、これから大賞を決めるけれど、
他の公募にも応募はしていないかとの確認だった。

他の公募には、軒並み落選しているので、
「どこにもしていない」と伝えると、

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【連載小説】恋するスピリチュアル㉕~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】恋するスピリチュアル㉕~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

その電話が掛かって来たのは、お昼の時間帯だった。
仕事柄、電話はロッカーに置きっぱなしだったので、
着信に気がついたのは、仕事が終わって、駐車場に向かっている時だった。

「03」の番号に、ドキリとした。
田舎の人なら誰しも憧れる、東京局番だ。

「はて?」と身に覚えのない番号に少し戸惑った。
物売りだろうか? 
しかし、営業の電話なら、大抵フリーダイヤルから
掛けてくるだろう。

〝なら、どこか

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お久しぶりの更新となってしまいました~。

お久しぶりの更新となってしまいました~。

こんにちは。
皆さま、お元気でいらっしゃいましたか。

本当に、久しぶりの、約10ケ月ぶりの更新となってしまいました。

ようやく、モチベーションが少し?復活して、
「恋するスピリチュアル」の続きを書く事ができました。

長い長い物語のほんの序章の部分で、
〝スピリチュアル〟まで、とうてい届きそうもないところで、
止まっていて、「なんやねん」と思っていた方も多かったことでしょう。

この間、何をし

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【連載小説】恋するスピリチュアル㉔~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】恋するスピリチュアル㉔~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

月日は、あっという間に過ぎ去っていった。

いくら公募に応募しても、箸にも棒にもかからない私は、
すっかりやる気をなくしていた。

・・・というより、人生全般に絶望していた。

子供の頃より、表現者を目指し、いつか他人に自分の書いた物を読んでもらい、楽しんでもらいたい、と願っていた私の思いなど、秋の落ち葉のように吹き飛んでいってしまった。

それでも順調に年を重ね、もう、五十歳手前になっていた。

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉓~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉓~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

出版のチャンスを失くし、私は失意のどん底にいた。
やる気もなくなり、今まで自分がやって来たことは、一体何だったのだろうと虚しさに襲われていた。

それから何度か、文学賞に応募をしてみたが、鳴かず飛ばずで、どこにも引っかからなかった。
私はますます無力感に苛まれた。

そんなある日、私はネットで、一つの公募に目が止まった。
それは、映画の原作本を募集するというもので、
ずっとシナリオの勉強をしてきた

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉒~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉒~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

出版業界の仕組みがよく分かっていなかった私は、平謝りして、なんとか、自分の作品を出させてもらう事になった。

しかし、次に返ってきたメールには、私の作品へのダメ出しが、ズラズラと何枚にも渡って細かく書き綴られてあった。
私はびっくりした。
そこまでひどいとは思っていなかったからだ。

私を担当してくれた編集者の方は、まだ若くて熱意があったのだと思う。
しかし、微に入り細に入り、チェックが入り、「あ

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉑~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」㉑~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

大手出版社の文壇社から、声が掛かり、晴れて小説家としてデビュー!
私の人生は順風満帆~。

かっこ、笑、

…となれば良かったのだが、人生そんなに上手くはいかない。

否、私だけが運を掴めていなかっただけなのかもしれないけれど…。

せっかく文壇社の編集長から名刺を貰ったのに、私はそれから何か月も迷っていた。
これは果たして、連絡をして欲しいという事なのか?
それとも、単にあの時、審査員たちに酷評

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑳~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑳~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

有名作家の審査員に、
自分の作品をけなされて、公衆の面前で馬鹿にされた私は、力なく立ち上がった。
会がお開きになったからだ。
けれど、私の心の中には、冷たい北風が吹いていた。
一刻も早く、この場から立ち去りたかった。

「あ、いたいた」
その時、私に声をかけてきた人たちがいた。

男性二人組で、私を見ると、慌てて背広の内ポケットから名刺を取り出した。

「私、文壇社の者です。いやあ、あの作品は面白

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑲~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑲~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる

私が大声で主張したにも関わらず、その作家は、聞こえなかったのか、無視した上に、私の本をこき下ろし続けた。

「そんなブスな大女が主人公という、設定自体がありえないわ。
一体どんなセンスしているだッ!」

と吐き捨てるように言うのだった。

そこで私もようやく目が覚めた。

彼は、嘘や冗談で言っているのではなく、本当に私の作品が嫌いなのだと。
この作家にとって、私の本は唾棄すべきものなんだと。

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あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いいたします。

(^O^)/

今年から、【連載小説】「恋するスピリチュアル」の画像を新しいものに変えました。楽しんでいただけると嬉しいです。

💖

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑱~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる!

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑱~お姫様抱っこ、からの、ぐるぐる!

さて、文学賞に一度でも応募してみた事がある人なら分かると思うが、
私はまったく、箸にも棒にもかからなかった。

すでに時代はデジタルに移行しており、年々、紙媒体の書籍数が減少している時でもあった。

雑誌の売り上げ数よりも、小説の応募者数の方が多いなどと揶揄されていた頃だ。
そんな狭き門の文学賞に、素人の私が応募したからと言って、賞に入る事など当然だが、なかったのだ。

しかし、私は懲りずに何度も

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【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑰~時代劇、時代劇、ああ時代劇

【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑰~時代劇、時代劇、ああ時代劇

動画リンク

言っておくが、それまで私は小説を書いた事がなかった。

シナリオは勉強したが、小説を書くのは初めてだった。
だから、正直、書き方が分からなかったのだ。

書いてみて分かったのは、シナリオと小説は、似て非なるもの、という事だった。
シナリオは骨組みで、小説はそれに肉付けをしたもの、という作家の方もいらっしゃるが、私にはとてもそうは思えなかった。

そもそも、シナリオと小説では使う脳が違

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