良かったら、見てくださいね~。(^O^)/
こんにちは。パモンです。 別ブログで連載していた短篇小説をようやく完成。 そして、前半部分をまとめてみました。 良ければ読んでみてくださいね。 よろしくチョ☆
夕方近くになって、ドスン、ドスンと大きな音を立てて二階から降りてくる足音がした。 息子のユージである。 ユージは、三年前に高校を卒業したものの、希望した学部では…
〇月〇日。 秋の日の一日。 その日、私は仕事が休みだったために、朝からパソコンの前に陣取っていた。 そして、ネットサーフィンを繰り返していた。 そうでもしなければ…
電話に出たのは、落ち着いた声の男性で、 さる出版社の名前を名乗った。 〝ああ、来た!ついに来た!〟 と私は胸を躍らせながら、 要件を伝えると、 「ああ」と納得した…
その電話が掛かって来たのは、お昼の時間帯だった。 仕事柄、電話はロッカーに置きっぱなしだったので、 着信に気がついたのは、仕事が終わって、駐車場に向かっている時だ…
こんにちは。 皆さま、お元気でいらっしゃいましたか。 本当に、久しぶりの、約10ケ月ぶりの更新となってしまいました。 ようやく、モチベーションが少し?復活して、 「…
月日は、あっという間に過ぎ去っていった。 いくら公募に応募しても、箸にも棒にもかからない私は、 すっかりやる気をなくしていた。 ・・・というより、人生全般に絶望…
出版のチャンスを失くし、私は失意のどん底にいた。 やる気もなくなり、今まで自分がやって来たことは、一体何だったのだろうと虚しさに襲われていた。 それから何度か、…
出版業界の仕組みがよく分かっていなかった私は、平謝りして、なんとか、自分の作品を出させてもらう事になった。 しかし、次に返ってきたメールには、私の作品へのダメ出…
大手出版社の文壇社から、声が掛かり、晴れて小説家としてデビュー! 私の人生は順風満帆~。 かっこ、笑、 …となれば良かったのだが、人生そんなに上手くはいかない。 …
有名作家の審査員に、 自分の作品をけなされて、公衆の面前で馬鹿にされた私は、力なく立ち上がった。 会がお開きになったからだ。 けれど、私の心の中には、冷たい北風が…
私が大声で主張したにも関わらず、その作家は、聞こえなかったのか、無視した上に、私の本をこき下ろし続けた。 「そんなブスな大女が主人公という、設定自体がありえない…
今年もよろしくお願いいたします。 (^O^)/ 今年から、【連載小説】「恋するスピリチュアル」の画像を新しいものに変えました。楽しんでいただけると嬉しいです。 💖
さて、文学賞に一度でも応募してみた事がある人なら分かると思うが、 私はまったく、箸にも棒にもかからなかった。 すでに時代はデジタルに移行しており、年々、紙媒体の…
動画リンク 言っておくが、それまで私は小説を書いた事がなかった。 シナリオは勉強したが、小説を書くのは初めてだった。 だから、正直、書き方が分からなかったのだ。 …
パモン
2023年12月6日 11:13
2023年12月5日 13:08
こんにちは。パモンです。別ブログで連載していた短篇小説をようやく完成。そして、前半部分をまとめてみました。良ければ読んでみてくださいね。よろしくチョ☆
2023年11月14日 18:50
夕方近くになって、ドスン、ドスンと大きな音を立てて二階から降りてくる足音がした。息子のユージである。ユージは、三年前に高校を卒業したものの、希望した学部ではないということで、浪人をしていた。浪人とは体のいい言葉で、実際は引きこもり。毎日、自分の部屋へ閉じこもっては、勉強をしているのかしていないのか、分からなかったが、年々、偏差値は低くなっており、このままではどこの大学にも受かりそ
2023年11月12日 14:08
〇月〇日。秋の日の一日。その日、私は仕事が休みだったために、朝からパソコンの前に陣取っていた。そして、ネットサーフィンを繰り返していた。そうでもしなければとても落ち着かなかったのだ。お昼頃、携帯が鳴った。「はい」とすぐに出ると、出版社からで、「厳選なる審査の結果―」「はい・・・」私は、ごくりと唾を飲んだ。「パモンさんに、大賞が決まりました」はぁ~と一気に身体から力が
2023年11月9日 12:50
電話に出たのは、落ち着いた声の男性で、さる出版社の名前を名乗った。〝ああ、来た!ついに来た!〟と私は胸を躍らせながら、要件を伝えると、「ああ」と納得したように言い、私が、この出版社の公募した賞の最終選考に残っていること。そして、これから大賞を決めるけれど、他の公募にも応募はしていないかとの確認だった。他の公募には、軒並み落選しているので、「どこにもしていない」と伝えると、
2023年11月6日 12:13
その電話が掛かって来たのは、お昼の時間帯だった。仕事柄、電話はロッカーに置きっぱなしだったので、着信に気がついたのは、仕事が終わって、駐車場に向かっている時だった。「03」の番号に、ドキリとした。田舎の人なら誰しも憧れる、東京局番だ。「はて?」と身に覚えのない番号に少し戸惑った。物売りだろうか? しかし、営業の電話なら、大抵フリーダイヤルから掛けてくるだろう。〝なら、どこか
2023年11月2日 11:55
こんにちは。皆さま、お元気でいらっしゃいましたか。本当に、久しぶりの、約10ケ月ぶりの更新となってしまいました。ようやく、モチベーションが少し?復活して、「恋するスピリチュアル」の続きを書く事ができました。長い長い物語のほんの序章の部分で、〝スピリチュアル〟まで、とうてい届きそうもないところで、止まっていて、「なんやねん」と思っていた方も多かったことでしょう。この間、何をし
2023年11月2日 11:38
月日は、あっという間に過ぎ去っていった。いくら公募に応募しても、箸にも棒にもかからない私は、すっかりやる気をなくしていた。・・・というより、人生全般に絶望していた。子供の頃より、表現者を目指し、いつか他人に自分の書いた物を読んでもらい、楽しんでもらいたい、と願っていた私の思いなど、秋の落ち葉のように吹き飛んでいってしまった。それでも順調に年を重ね、もう、五十歳手前になっていた。
2023年1月12日 09:21
出版のチャンスを失くし、私は失意のどん底にいた。やる気もなくなり、今まで自分がやって来たことは、一体何だったのだろうと虚しさに襲われていた。それから何度か、文学賞に応募をしてみたが、鳴かず飛ばずで、どこにも引っかからなかった。私はますます無力感に苛まれた。そんなある日、私はネットで、一つの公募に目が止まった。それは、映画の原作本を募集するというもので、ずっとシナリオの勉強をしてきた
2023年1月11日 08:01
出版業界の仕組みがよく分かっていなかった私は、平謝りして、なんとか、自分の作品を出させてもらう事になった。しかし、次に返ってきたメールには、私の作品へのダメ出しが、ズラズラと何枚にも渡って細かく書き綴られてあった。私はびっくりした。そこまでひどいとは思っていなかったからだ。私を担当してくれた編集者の方は、まだ若くて熱意があったのだと思う。しかし、微に入り細に入り、チェックが入り、「あ
2023年1月10日 12:27
大手出版社の文壇社から、声が掛かり、晴れて小説家としてデビュー!私の人生は順風満帆~。かっこ、笑、…となれば良かったのだが、人生そんなに上手くはいかない。否、私だけが運を掴めていなかっただけなのかもしれないけれど…。せっかく文壇社の編集長から名刺を貰ったのに、私はそれから何か月も迷っていた。これは果たして、連絡をして欲しいという事なのか?それとも、単にあの時、審査員たちに酷評
2023年1月6日 09:42
有名作家の審査員に、自分の作品をけなされて、公衆の面前で馬鹿にされた私は、力なく立ち上がった。会がお開きになったからだ。けれど、私の心の中には、冷たい北風が吹いていた。一刻も早く、この場から立ち去りたかった。「あ、いたいた」その時、私に声をかけてきた人たちがいた。男性二人組で、私を見ると、慌てて背広の内ポケットから名刺を取り出した。「私、文壇社の者です。いやあ、あの作品は面白
2023年1月5日 09:26
私が大声で主張したにも関わらず、その作家は、聞こえなかったのか、無視した上に、私の本をこき下ろし続けた。「そんなブスな大女が主人公という、設定自体がありえないわ。一体どんなセンスしているだッ!」と吐き捨てるように言うのだった。そこで私もようやく目が覚めた。彼は、嘘や冗談で言っているのではなく、本当に私の作品が嫌いなのだと。この作家にとって、私の本は唾棄すべきものなんだと。女
2023年1月4日 22:59
今年もよろしくお願いいたします。(^O^)/今年から、【連載小説】「恋するスピリチュアル」の画像を新しいものに変えました。楽しんでいただけると嬉しいです。💖
2023年1月4日 21:50
さて、文学賞に一度でも応募してみた事がある人なら分かると思うが、私はまったく、箸にも棒にもかからなかった。すでに時代はデジタルに移行しており、年々、紙媒体の書籍数が減少している時でもあった。雑誌の売り上げ数よりも、小説の応募者数の方が多いなどと揶揄されていた頃だ。そんな狭き門の文学賞に、素人の私が応募したからと言って、賞に入る事など当然だが、なかったのだ。しかし、私は懲りずに何度も
2023年1月1日 08:28
動画リンク言っておくが、それまで私は小説を書いた事がなかった。シナリオは勉強したが、小説を書くのは初めてだった。だから、正直、書き方が分からなかったのだ。書いてみて分かったのは、シナリオと小説は、似て非なるもの、という事だった。シナリオは骨組みで、小説はそれに肉付けをしたもの、という作家の方もいらっしゃるが、私にはとてもそうは思えなかった。そもそも、シナリオと小説では使う脳が違