迷惑な性欲と生きづらさ

夜道を歩いていて
3分おきに周りを確認しないと気が済みません

誰かがついてきてないか
不審な車がないか
自分の目で見て安心しないと
暗闇の中は前に進めません

高校生の時
4月のまだ新学年になったばかりの夜8時
1人で自転車で帰っていると
真っ暗な田んぼの中の一本道に一台の車が止まっていました
車のライトは消えていて
でも運転席のドアが空いていました
一本道で他に道はないから
そこを進むしかありませんでした

裸の人間が出てきました
まるでバイオハザードを実写でやっているかのような
リアルで気味の悪いガリガリの肉体

叫びました
恐怖で声が出ないとよく聞いますが
その時の僕はこれでもかというくらい大きな声が出せました
でも周りに家はないから
田んぼしかないから
誰も助けに来ませんでした

結局近くの家に逃げ込み警察を呼んでもらいましたが
犯人は見つかりもしませんでした
大事なところが見えているか見えていないかが警察的には重要だったようで
僕に親を介して聞いてきました

本来なら安心して歩いていいのではないか
夜は堂々と1人で歩いても大丈夫なんじゃないか
どうしてこんなに怖がらないといけないのか
それ以来ずっと誰かや何かの性欲の暴走にやり場のない怒りや疑問を抱いています
行動を制限されるのがとてつもなく生きづらくてなんとかしたいと思っています

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