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アップデート便り(2024/03)

こんにちは!
Palmu運営チームです!
今回のアップデート便りは、9月に公開した1周年のアップデート便りでもお伝えしていた、「全てのライバーさんへの配信機能の開放」と、「ユーザーランク」機能についてです。

いよいよ3月に実装予定なので、改めて詳細をお伝えいたします。
今回のアップデートは、どちらもPalmuの成長にとって大きな変化だと考えています。
またランク機能は、他の配信アプリのイメージから、言葉だけでネガティブに受け取られる方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、今回のアップデート便りでは、細かい仕組みや機能ももちろんですが、改めてこれまでの取り組みを振り返りながら、今のタイミングでこれらを導入する背景をご説明できればと思います。

きちんとお伝えしたいと思うと、かなりボリューミーな記事になってしまいました…。

全て読んでいただけるのはもちろん嬉しいですが、ぜひ今は見出しなどを見て、興味のあるところだけでも流し読みしていただくだけでも十分です。
実際に機能がリリースされた後、アプリ上で体験しながら、この記事を読み返していただけると、よりスムーズに理解いただけるかもしれません。

Palmuの取り組みについての振り返り

昨年9月の1周年のnoteの復習になりますが、 1周年を迎えるまでは、運営の組織作りや開発・デザインの基盤を整えて、これからの成長に向けての土台作りを行ってきました。
もちろん、まだまだ不具合でご迷惑をおかけすることがあったり、不十分な機能があったりと、ご不便をおかけしている部分も多くあると思います。
しかし、みなさまのおかげで、素敵なライバーさんが増え、そのライバーさんへの応援活動を楽しんでくださるリスナーさんも増え、サービスも順調に伸びてきています。

ここまで一緒にPalmuの成長を創ってきてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
昨年9月以降は下記の3つに注力する方針で運営してきましたが、注力していく方向性はこれからも変わりません。

【これまで注力してきたこと】
①ファンコミュニティの楽しさ
②多くのライバーさんが安心して配信できる環境
③Palmuらしさを作ること

これまでは特に、ファンバッジ機能でファンコミュニティのつながりを可視化したり、コミュニティにおける新しい出会いのきっかけとしてスーパーライク機能を導入したり、より一体感を持って盛り上がれるイベントのリアルタイム表示機能などを実装し、ファンコミュニティの楽しさにつながる機能に注力してきました

今後はさらに、Palmuの成長をもっともっと加速させていく段階で、全てのライバーさんへの配信機能の開放や、ランク機能の導入は、①と②に繋がるものだと考えています。
ここからは、それぞれの導入背景や具体的な仕組みを詳しくお伝えさせていただきます。

全てのライバーさんへの配信機能開放について

現在、Palmuのライバーさんには、Palmuと提携している事務所所属のライバーさんと、事務所に所属せずに活動するフリーライバーさんがいらっしゃいます。
フリーライバーさんは現在、アプリ内の審査を通過した方だけが、配信機能が使えるようになり、ライバーとして活動ができるようになっています。
配信機能を全てのライバーさんに向けて開放した後は、事務所に所属せず、審査もなしで、誰でも気軽にフリーライバーとして活動を始められるようになります。

おそらくみなさまも、他の配信アプリと同じように、Palmuも誰でも配信できるアプリになることは想定されていたのではないかと思います。
ここでは、配信機能の開放において、私たちが重要だと考えていることや、準備してきたことをお伝えさせていただきます。
全てのライバーさんに配信機能を開放する際、下記の3つが重要だと考えており、これまで準備をしてきました。

【全てのライバーさんに配信機能を開放する上で重要なこと】
①アプリ全体の負荷が増えても、ユーザーさんが快適に使えること
②ユーザーさんが増えても、コミュニティの治安が維持されること
③フリーライバーさんも、アプリ内で安心して報酬を受け取れること

③の「フリーライバーさんも、アプリ内で安心して報酬を受け取れること」について、フリーライバーさんは、このアップデートに伴って、アプリからダイヤの換金申請が可能になります。
※事務所ライバーさんは、この機能を使うことはなく、これまで通りの経路でのお渡しとなります。

今回、上記の3点がようやくみなさまに公開できる段階になったので、配信機能を開放をすることにしたのですが、事前にお断りさせていただくと、いずれも、完璧な状態ではありません。
もちろん現在も、継続的にサーバー強化や治安維持への活動は続けておりますが、いずれもサービスを運営していく限り完璧な状態というのはないので、常に状況や段階に合わせて改善していくものだと思っています。
そのため、今回のアップデートでアプリが落ちてしまったり、重くなったりすることが全くなくなるという訳ではないことは、ご理解いただけるとありがたいです。

今回同時に新しく実装するランク機能もまだまだ完全なものではないです。
もしかしたら、「機能はもっと完全な状態で実装した方がいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ランク機能は、かなり仕組みやシステムが複雑なので、ユーザーさんに慣れていただき、文化として浸透するのに、数ヶ月〜1年くらい長い時間がかかることもあると思っています。
システムとして完全なものを目指しながら、同時に少しでも早くその仕組みに慣れていただきと考えております。

ユーザーランクとは

ここからは、「ユーザーランク」について説明させていただきます。

ユーザーランクとは、「それぞれのライバーさんのコミュニティが、自分たちにあった目標作りができる仕組み」です。
D, C, B, A, Sランクの5段階あり、日々のリスナーさんからの応援によって変動するものです。

このユーザーランクは、それぞれのライバーさんとそのコミュニティにとって、最終目標までの「旗印」のようなものです。
私たちは、この機能により、それぞれの枠で、日々の配信の中でもコミュニティの一体感や、目標の達成感をより感じられるようになると考えています。

ユーザーランクの導入背景

これまでは、イベントやマンスリーランキングが、ライバーさんやそのコミュニティの主な目標として使われてきたと思います。
しかし、これらは限られたトップライバーさんしか輝くことができず、それぞれのライバーさんやコミュニティが自分たちにあった目標を作ることが難しい側面がありました。
今回導入するユーザーランクはそれぞれのライバーさんとコミュニティが、今の自分たちにあった目標を作り、日々それに向かっていける状態を目指して、設計しています。
例えば、スポーツにおいて、「世界大会で優勝」という最終的なゴールの手前にある、全国大会優勝、地区大会優勝、県大会優勝…などを旗印として設定するようなものです。
すでに世界大会優勝を目指しているライバーさんもいれば、まずは県大会入賞を目指すライバーさんがいたり、地区大会入賞が最終目標のライバーさんもいらっしゃると思います。

ユーザーランクは、いろいろな背景や考え方のライバーさんが、自分たちの今のコミュニティにあった目標を設定し、目指せるようにするものです。

ユーザーランクのメリット

ユーザーランクの導入により、ライバーさんは、ガチイベや月末のアワード以外にも、日常的に目標を作り、リスナーさんにも共有することができるようになります。
さらに、このユーザーランクは、各ライバーさんのマイページで現状や目標までに必要なギフト数などを誰でも確認可能です。
そのため、リスナーさんも、ライバーさんの目標を一緒に追いかけたり、目標達成のための戦略を立てたりすることができるようになります。

ユーザーランクの仕組み

では、実際に、どのようにしてユーザーランクが上がったり下がったりと、変動するのかを解説します。

ユーザーランクは、ランク更新期間である7日間に獲得した「デイリーランクポイント(後ほど説明します)」の合計によって、「ランクアップ」「ランクキープ」「ランクダウン」といずれかの状態になります。

【ランクアップ / キープ / ダウンの条件】
・ランクアップ条件→ランク更新期間(7日以内)に、デイリーランクポイントの合計が「18」以上に達した場合

・ランクキープ条件→ランク更新期間(7日以内)で、デイリーランクポイントの合計が「12~17」だった場合

・ランクダウン条件→ランク更新期間(7日以内)で、デイリーランクポイントの合計が「0~11」だった場合

だいたい1週間ごとに、ランクが上がったり、下がったり、維持できたりするものだと認識いただければ大丈夫です。

よりイメージいただきやすいように、ランクダウン / キープ / アップとなったライバーさんの7日間の例を図にしてみました。
それぞれ丸で囲まれた、「0」「+1」「+2」「+4」「+6」などの数字が、日々のデイリーランクポイントを表しています。

ライバーCさんのように、4日目ですでに、ランクアップの条件であるデイリーランクポイントの合計18に達した場合、その日にランクアップが確定します。
そして、翌日から、ランクアップ後の1つ上のランクにおける、ランク更新日1日目が始まります。(上の図で言うと、左から5番目の丸の「+1」は、ランクアップ後のランクにおける、1日目です。)

全ライバーさんのランクは、毎日0:00に集計されます。
それぞれのライバーさんのマイページには、下記のように、現在のランクが表示されており、その日の配信有無に関わらず、毎日0:00〜集計が完了するまでの間は、「ランク集計中」と表示されます。

マイページのランクの表記をタップすると、下記を確認することができます。

・各ライバーさんがランク更新期間中に獲得できているデイリーランクポイントの合計
・ランク更新日までの残り日数
・「ランクキープ」「ランクアップ」までにそれぞれ必要な残りのデイリーランクポイント

上のライバーさんの場合、

・期間中のデイリーランクポイントの合計は「2」
・ランク更新日までの残り日数は「4日」
・ランクキープには残り「+10」、ランクアップには残り「+16」のデイリーランクポイントが必要

という状況です。
配信を一度でも行ったことがある方のページには、ランクが表示されています。

また、このマイページのランク集計に関わるページは、誰でも見ることができるので、ライバーさんだけでなく、枠のリスナーさんも一緒に追っていくことができます。

デイリーランクポイントについて

いよいよ、ランクを左右する「デイリーランクポイント」について説明します。
デイリーランクポイントを左右するのは、その日(0時00分〜23時59分59秒)にリスナーさんから受け取ったギフトの総数です。
デイリーランクポイントの最終的な結果は、実力の近いランクグループ内において、その日配信したライバーさんが受け取ったギフトの総数と比較して、相対的に決まります。
言葉で説明するより、図を見た方が感覚的につかんでいただけるかと思うので、下の図をご覧ください。

その日配信をした、実力の近いランクグループ内のライバーさんが、それぞれ受け取ったギフトの総数を多い順に並べて、上から順に「+6」「+4」「+2」「+1」となります。
デイリーランクポイントは、毎日0時に集計されるので、日を跨ぐ配信の場合は、23時59分59秒までに受け取ったギフトは、当日分の集計に反映され、24時(0時)以降のギフトは翌日分のデイリーランクポイントに反映されます。

それぞれのライバーさんのマイページで、リスナーさんも含めてデイリーランクポイントを確認することができます。

下の例は、集計を見た現時点(24時(0時)まであと7時間45分の時点)では、「+4」を獲得できているということです。
緑色のゲージの左から1本目の「125」というのは、この時点で「+2」を取るために必要なギフト数で、2本目は「+4」、3本目は「+6」の獲得に必要なギフト数となります。

ライバーさんもリスナーさんも、これを見ながら、「あと少しだから今日は+6を狙おう」というように、枠内で作戦を立てるのにも活用してみてください。
また、ここで注意していただきたいのが、上の例は、集計を見た現時点のデイリーランクスコアが「+4」ということです。

つまり、

【❌】この日のデイリーランクポイントとして「+4」をもらえる
【⭕️】現時点(24時まで7時間45分の時点)では「+4」だが、この日のデイリーランクポイント最終的に何になるかはわからない

ということです。
24時の集計の時点で、それぞれのデイリーランクポイントに必要なギフトの数は、24時になるまで、誰にもわかりません

そのため、上の例では、他のライバーさんが24時までに配信し、ギフトをたくさん受け取った場合、「+4」に必要なギフト数が変動し、最終的なデイリーランクポイントが「+2」や「+1」になることもあります。

ユーザーランクのまとめ

これまでに解説した、ユーザーランクの仕組みを、実際にライバーさんのマイページで見られる画面を使ってまとめてみました。

一度で全てを理解するには、内容の量や複雑さから、かなり難しいと思いますので、実装されてから何日間かで、デイリーランクポイントやユーザーランクの変動を体感いただきながら、少しずつ慣れていただければと考えております。

さらに今回、下記のように、ライバーさんがマイページから、日単位と月単位で自身のランクや獲得コイン、フォロワー数などをアプリ内で見られる機能も同時に追加します。

日々の配信や、毎月の成長の振り返り、次月の目標決めの参考などに活用してみてください。
かなり長くなってしまいましたが、ここまでで、ユーザーランクの仕組みや、ランクを左右するデイリーランクスコアに関する解説は全てです。

冒頭でもお伝えした通り、ユーザーランクはまだ完全なものではなく、今回はバージョン1で、これから1年ほどかけて、バージョン2、バージョン3へとより良いものにアップデートしていくものだと認識いただけると嬉しいです。
最後に、これからユーザーランクにおいて、追加できるように進めている仕組みをお伝えさせてください。

ライバーさんが自身のスタイルに合わせて配信できる仕組み

現在バージョン1として実装するユーザーランクは、集計期間が7日間となっています。
しかし、ライバーさんの体調やプライベートの都合に合わせて、配信を休んだりできるよう、ランクの集計期間を延長できる仕組みの導入も予定しております。
ライバーさんたちがより快適に配信できる仕組みを整えて行きたいと思います。

集計の締め時間に配信できなくても、ランク目標を目指せる仕組み

ここまでの内容で、その日のデイリーランクポイントが、0:00まで確定しないという部分を不安に思われた方もいらっしゃるのではないかと思います。
Palmuでは現在、多様な職業や背景を持ったライバーさんが活躍してくださっており、今後もそれぞれのライバーさんが輝けるアプリでありたいと考えています。
そのため、一部のボーダーに規定値を設けることで、24時(0時)の締め時間に配信できなくても、ランクキープやランクアップできるような仕組みもを検討しています。
獲得ギフト数がその規定値に到達したら、24時(0時)の集計時間を待たずして、デイリーランクポイントがいくらか保証されるという仕組みです。
これにより、締め時間に配信できないライバーさんでも「今日は+2を目指したい」と枠内で目標を伝えられるような状況を作り、それぞれのライフスタイルに合わせて活動いただけるようにしていきたいと考えています。

これからユーザーランクと連動していくもの

かなり長い記事をなってしまいましたが、ここまで着いてきてくださった方は、ありがとうございます。
少しだけ、未来のお話をして、締めくくらせてください。
1周年のnoteでもお伝えしていた通り、今後、このランク機能は「イベント」と「時間ダイヤ」と連動していく予定です。

イベントのマッチングがより適切に

現在マンスリーランキングの順位によって行なっているイベントのクラス分けを、ユーザーランクを連動したものにする予定です。
月に1度しか動かないマンスリーランキングでは、ライバーさんの継続的な活動で積み上げられた実力が反映されないことや、参加したイベントの種類によって大きく左右されることがありました。
イベントとユーザーランクを連動させることで、より納得感のあるクラス分けができるようになると考えています。

「時間ダイヤ」をランクによって進呈

今後、ランクに応じて、ライバーさんには時給のような形で、配信1時間あたりに獲得できる「時間ダイヤ」の配布を予定しています。
配信活動に力を入れて、結果を出しているライバーさんには特に、配信による収入が安定することが、「安心して配信を続けられる」環境の一助となると思っています。
これらはどちらも、少し先のお話になると思うのですが、このランクシステムが、将来的には、イベントのマッチングや頑張っているライバーさんの収入面にも連動していくんだと思っていただければ十分です。

実装後もしばらくは「準備期間」

何度も申し上げておりますが、このランク機能は、まだまだ完全なものではありません。
また、実装後、それぞれのライバーさんが納得感のあるランクに落ち着き、コミュニティにとって、適切な旗印となるまでの期間は、数ヶ月程度はかかると思っています。
なぜなら、実装後はすべてのライバーさんが「D」ランクからスタートで、ランクアップするのにも、一定時間がかかってしまうからです。

ざっくりと、下記のように、ゆっくりと時間をかけて進んでいくようなイメージを持っていただき、最初のうちは「準備期間」として捉えていただけると幸いです。

※2024/4/15 20:00頃訂正

・実装後2,3ヶ月間:準備期間(3ヶ月〜)
 →みなさまに、仕組みに慣れていただく準備期間。
・5月~7月頃:時間ダイヤの導入
・7月頃〜:イベントのクラス分けとの連動

最後の最後に、仕組みに慣れながらも、あまりユーザーランクの上下を気にしすぎないでいただきたい…というのもお伝えさせてください。
実装後もみなさまが納得できるランクに定着するのに時間がかかるだけでなく、時間ダイヤが導入されるまでは、ユーザーランクを上げることによる直接的なメリットが受けられない状態なので、あくまで一つの目標指標の参考程度にしていただけたらと思います。

そして、時間ダイヤが導入された後も、誰もが目指さなくてはいけないものではないということも、ご認識いただきたいです。

それぞれのライバーさんとコミュニティが、自分たちにあった目標を設定する手助けとなるものなので、必ずしも全員が目標とすべきものではありません。

最後に

ここまで読んでくださった方は、本当にありがとうございます。

配信機能の開放も、ユーザーランクも、時間をかけてユーザーのみなさまに受け入れていただき、より良いものに改善していきたいと考えています!

これからもPalmuをどうぞよろしくお願いいたします。


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