読書録 2023年2月

冊数はたくさんありますが、つまみ食いみたいに読んでいました。そうしたいのが2月の気分。だって、友達のお話だって、断片的なものでしょう?

『言葉の贈りもの』若松英輔

お友達が別れぎわに貸してくれた。3ページ目あたりで泣いてしまった。体内の水分があたたかくふるえる感覚。うちにある湯沸器みたいになって泣いた。


『文藝界 2023年3月号』

巻頭、万引き依存症になった主婦のはなしがゾワっとした。衝動性がその衝動性を描写しないことで描かれていた。面白い。


『あとは切手を一枚貼るだけ』小川洋子,堀江敏幸

この本を読んでるんだって話した日に、友達が実は目が悪くなってしまって辛いんだとうちあけてくれた。目が見えないひととの文通の話なんだよって、明るい顔で伝えてよかったのか。でもきっと、わたしたちは大丈夫。友達も大丈夫きっと。


『中動態の世界』

結局、依存症の話とはどう関係があるのか?まだ読み解けていない。言語学と哲学に触れられた1冊。読めるようになりたいなって思う。もっと、お話聞かせてください。

『人生談義』エピクテトス

朝のスタバと夜のふとんで、気になるところから読んでいる1冊。友達が教えてくれた本。友達と話せるようになりたいなって思う。そして、いちばんの友達である自分とも、もっとお話がしたいなって思う。

心から買ってよかったと、定型分的にではなく本当に心からほう思うのは何年後か。あとどのくらいかかるか。じっくり時間をかけたいなぁと思う。


『百年の散歩』多和田葉子

旅や散歩に持っていくのでボロボロになり始めた。そろそろ、保管用と散歩用に一冊つずつを持とうかと思い始めている。とてもすき。

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