Daily Life - vol.022 - やがて森へもどる

(あとで再編するかもしれない雑記)

どうせいつかは消えてしまうのに、テクノロジーの進歩は止まらない。就活生だったときは、テクノロジーこそ大切で、知らないと出来ないと時代に置いていかれるんじゃないかって思ってた。でも最近、なんか違う気がしてきた。

これまでに培われてきた文化が、ごそっとなくなってしまったら、頼るものがなくて虚無かもしれないなと思った。テクノロジーの進歩に心がついていかない。

たとえばかな文字がなくなってしまうのは寂しい。たとえば自社仏閣がぼろぼろになってしまうのは寄る辺ない気持ちだ。筆紙墨硯をつくるひとはどんどん減ってしまって、文房四宝のない時代になってしまったころ、書という文化も過去のものになってしまうのかもしれない。

それでもわたしは、テクノロジーに携わりながら働こうとしている。もう少し続けてみると思う。なぜだろう。

いつか、大切にしたいものと仕事とを紐づけたいって思うけど、それがどういう事なのかはっきり分からない。

つづく限り書道をしていたいのに、

「ひとの役にたつ仕事がしたい」をスローガンに20代前半まで生きていたけど、そういうのはやめてしまった。すこし我儘になったような気がする。


「どうせいつか全て消えてしまうのに」というワードを、テクノロジーの進歩のおかげで、たてつづけに拾ってしまった。別々の3人くらいが、別々のところで話していた。きっと偶然ではなくて、そのワードを拾いたかったから拾ったような気がする。考えてみたかったんだと思う。


いろんな疑問を処理するのには時間がかかる。
出来ることはとても限られていそうだ。

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