【エルメスだけじゃない】モナコ公妃グレース・ケリーの愛したもう一つの鞄
その美貌や華麗なる生き様で世界中の人々を虜にした公妃、グレース・ケリー。
没後40年の時が経つ今なお彼女のもつその輝きは多くの人々に語り継がれ、色褪せることはありません。
彼女のアイコニックの代表ともいえるエルメスの名作・ケリーも、元々サック・ア・クロアという別の名前がありましたが、妊娠が発覚した彼女をパパラッチが取り囲んだ際にとっさに鞄でお腹を隠したことを機に、モナコ公国の許可を得て正式にケリーと改名されたというのは割と有名な話。
実際にケリーを持つことは女性のステータスともなり、女性達が焦がれてやまない永遠の憧れとなりました。
しかし、グレース・ケリーにより人気を博したプリンセスバッグは実はもう一つあったのです。
それがイタリアのヴェニスにて創業された
「Roberta di Camerino/ロベルタディカメリーノ」の【バゴンギ】というバッグ。
同社の創業者、ジュリアーナ・カメリーノがかつて世界最高のファッションアワードと称されたニーマン・マーカス賞を受賞した際に、前年の受賞者であるグレース・ケリーがこのバゴンギを持って授賞式に列席したのです。
これ以上の敬意の表し方はあるのだろうかと思うほど、グレースケリーが誰からも愛される理由の一端が垣間見えますよね。
この後すぐ、彼女はモナコ大公レーニエ3世と結婚して公妃となりました。
その後も変わらず、このバゴンギを愛用していたといいます。
あまりに有名になりすぎたエルメスのケリーというプリンセスバッグの陰に、脚光を浴び続けることができなかった隠れた名作。
今年はグレース・ケリーが亡くなってちょうど40年ということで、あえてスポットの当たらなかったこちらを紹介してみました。
自分は少し、ひねくれ者なのです。
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