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風のかたち(byパリンドロムス)を作った2つのわけ  vol.1

1. 外遊びの時間の短さが気になって・・・
2. 2035年、自分が子ども達にみせたいものがある (リンクはこちらへ)

地域立的サイドスクール「風のかたち」の柱となっているのはこの2つ

1.遊ぶ時間の短さが気になって・・・

「外遊びの時間」
ある調査によると、子どもの1日の外遊び時間はここ35年ほどで30%ほど短くなったと言われている。

※シチズン時計調べ

恐らく2022年あたりはコロナの影響もありもっと減っていることは容易に想像出来る。
子どもの外遊びの時間が昔より減ったと感じる保護者の割合は90%以上という調査もある。
外遊びがなぜ減ったかのアンケートもあったが、コロナ前のアンケートだった。

引用元 https://coerver.co.jp/magazine/survey/457/

皆さんはどう感じています?
自分の子、または一般的に"子ども達"の外遊び昔より減った?

自分は「子どもの成長に外遊び」は「料理に塩」くらい大事だと感じるわけで、外遊びの効果や必要性は調べればキリがない一方、「外遊びそのものに害がある」という意見は調べても皆無に等しい。
つまり、外遊びはホントにホントに多くの人が「必要な事」だと共通で考えている。
これはかなり貴重な案件だ!

今、そんな外遊びの時間を増やすきっかけになる場所を目指してる。
フリースクール?
オルタナティブスクール?
プレイパーク?
いやいや、
地域立的サイドスクール 風のかたちby パリンドロムスですhttp://palindromes.jp/

「外遊びは発達のベースでしょ!?」
今の子どもの育ちの環境で感じるのは
”感覚で体験・学習する時間が短すぎる事”

特に小さい時期の子どもは、五感をフルに使って学習する大切な過程で、10歳頃になっても自分の考えを理論立てて話したり、文章の構成を考えて書いたりする事は容易ではなく、「読む・書く・話す」の言葉の左脳的な発達は、右脳的な脳の発達より遅れてやってくる。
さらに、脳は後頭葉(視覚)から、側頭葉(聴覚)や頭頂葉(触覚)へ、最後に前頭葉(理論や社会性)へと発達していく。
5~6歳頃はまだまだ五感を使って身体全体で何かを身につけていく時期で、10歳頃から前頭葉の発達へと移行していく。

BENESSE たまひよ より引用

つまり10歳頃までは遊んで遊んで遊んで遊ぶ。こうして身体も脳も成長していく。
学習にもベース(基礎)があるように、成長にもベースがあって、そのベースを成すのが遊びである。

バカの壁の著者、養老孟司さんは「小学生はほとんど遊んでいて良いんじゃないかという意見です」
(長野県 学びの県づくりフォーラム Vol.2養老孟司さんと考える これからの時代に必要な学びとは? 内にて 1h15m09s あたり)
と話しています。
もちろん、その話のその部分だけや、そのような意見だけを肯定的に扱うことはリスクもあるが、子どもの外遊びに関してはもっと多くの人に受容されてもいいと考えている。

一般論になる必要はない。でも、特殊論でもない。
子どもの身体と脳の自然な発達の時期と照らし合わせても、外遊び環境を整備する事が大事。

もう一つ、ゲームやスポーツと違い自然遊びにはルールがない。遊び方に名前もない。凸凹や水に濡れているなどの不安定な場所もあれば、坂道や生き物を含めた自然の障害物もあり、何より、暑さ寒さなど決して環境は思い通りにはならない。そのような日々のイレギュラーな環境にこそ、対応力(引き出しの数)が求められるはず。そんな全力で遊びながら学ぶ事から遠く離れてしまっている。
さらに遊びは大人になってからも大切で、「遊び心」と言われる。遊び心は、大人になったときの創造性の引き出しとなり、応用力にも繋がる。子どもの時に遊ぶ事を知っておかないと大人になって遊び方がわからなくなる。遊びの心がないからだ。様々な環境で遊びの自由度、遊び心の自由度を広げるためにも自然遊びはとても重要。「料理に塩」位大事な要素なんだ!

「想像力や応用力ってどんな役に立つの?」
まずは下の2つの図

右脳と左脳の役割 引用元https://a-gogo.jp/knowhow/nou.html
右脳と左脳のバランス 引用元https://a-gogo.jp/knowhow/nou.html

10歳頃から段々と左脳の発達が始まっていくにつれ、右脳の特徴はすこしずつ埋もれ、倫理的概念が生まれはじめ社会性へ繋がって行く。もちろん必要な発達だと思う
けど、これからの世の中どんな能力があったらいいだろう?

「人口減少と右脳」
人口が減少していくのが明らかな世の中で、今までの様な"みんな文化"が少しずつ見直され始めている。
もっと"個"または"個性"を大事にしようよ!という文化へ
その個が発揮されやすいのが右脳の役割ではないか!!
わかりやすい未来予測では2060年頃には8000万人程度になるといわれてる。
基本的には相関関係にある人口とGDP。2060年頃には人口が現在の2/3程度になるということは、このまま行くと経済的国力とも言えるGDPも2/3程度に下がる事が考えられる。
人口が減ったとき重要な要素は、全体としての数や量より個々の質ではないか?
自分の能力を信じ、自分で考え、周りとコミュニケーションを図り、課題を解決するようなアイデアを共有できる人達が、より幸せな社会を作っていけると信じている。そのために個がより強く育つような右脳的能力(想像力や応用力)は、子どものうちにもっともっと育てて行きたい大切な能力だと時間している

想像力は知識よりも重要だ
知識には限界があるが
想像力は世界を包み込む

Imagination is more important than knowledge.
Knowledge is limited.
Imagination encircles the world.

情報は知識にあらず
Information is not knowledge.


(アルバート アインシュタイン)

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