「桜花乱舞~恋と笑いの異能者たち~」(コラボ執筆会でのリレー小説)

chatGPTさんにお題を出してもらって、三人でリレー小説を書きました会第三弾です。
(設定を見ながら同時に書いたので、それぞれの文章は見えていません)。

<配信アーカイブ>
https://youtube.com/live/ukdErf24wYw

<コラボ相手さん一覧>
あニキさん
Twitter:https://twitter.com/akuyaku_niki
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCtgta6Qs-djf_L_PSYGvJJQ
ツイキャス:https://twitcasting.tv/akuyaku_niki

水野酒魚。さん
Twitter → https://twitter.com/t_sakena
YouTube → https://www.youtube.com/channel/UC5_Oe8LvtLJG69IuMtR8w4w

企画考案者
いるさん
X → https://twitter.com/ill_writer
YouTube → https://www.youtube.com/channel/UCZUTuk6OAioJ3MtsuCb8nUQ/videos

『桜花乱舞~恋と笑いの異能者たち~』

序(あニキさん)
今では無い時……何処かの地。桜花乱舞と呼ばれる桜咲き乱れる街。

ここは異能者が目覚め集まる不思議な場所である。

「はぁ……はぁ、遅刻遅刻!」

桜の中を走り抜ける少女、桜田花菜。25歳。茶道教室を持ち、茶道の道一筋で過ごす喪女。今日は大事な桜の中でのお茶会教室の日であるが、花見を楽しみにしすぎるあまり寝付けずに寝坊してしまい、朝食代わりの桜餅を咥えて全力疾走していた。

今年の桜の時期こそは、理想のお相手と桜の木の下でお茶を楽しみたい……

夢の中のイケメンは青空に輝く笑顔を花菜にみせながら桜餅を嬉しそうに頬張っていた。すらりと伸びる細長い指、そこから少し下の和服の袖の折り返し部分が堪らなくて中々夢から離脱出来なかったのだ。

(今年こそは……素敵な人とっ――)

ドン!!!

「あっ?!」

吹っ飛ぶ桜餅。誰かにぶつかった反動で花菜は思わず尻餅をついてしまった。

「いったーい! どこ見てるのよ!」

「そっちこそどこ見てるんだ!!」

「これは……」

お互い顔を見合わせる。

三つの道がひとつになる三叉路、それぞれから走ってきた若者は何の因果か偶然か、同時にぶつかり合ってしまったのだ。

「え……?」

花菜の目に真っ先に映ったのは金髪を逆立てた不良のような青年。姿は神楽を舞うような着物で所々に稲妻が走っているようにも見えた。顔が怖い。

そしてもう1人は巫女姿の女性。月のように美しいストレートの髪を靡かせて長いまつげで目を瞬かせて驚いていた。

「貴方達……もしかして」

彼女が何か喋りかけた時、三叉路の先に延びる階段の先、上段に雷が落ちた。

「きゃっ!!」

「な、何?!」

「これは……祭りだ!!!!」

雷の音にびびるどころか喜んで走りぬけていく金髪の男。その後を導かれるように花菜と、そしてもう一人の女性も追いかけた。

「ここだ……」

「はぁ……はぁ……何が」

男が立っている先。焼け焦げた神社のご神体の割れ目に挟まっていたのは……

「これって……ししゃも……???」

そう、紛れも無くししゃもだったのだ。

ししゃもの形をした……ししゃもだった。子もちしっしゃも。ちょっと腹が膨れている。

「これが、何だっていうの?」

「これは……昨日の月のお告げに出てきた、『ししゃもの笑い袋』!!」

「ししゃもの……笑い袋……??」

「ええ。ああ、自己紹介がまだだったわね」

唐突に当然のように自己紹介を始める女性。

「私は月宮つきえ。この月読神社の巫女よ。昨日の月は不思議な光を放っていた……そして、その月の光で私は未来が見えたの。このししやもの笑い袋を通じて、私たちは……愛と、笑いで、世界を救わなくてはいけないのだと」

「愛と……笑いで……?!!!」

にわかには信じがたい言葉。というか意味が分からない。愛と笑い、とは何なのか……

しかし、この笑い袋ししゃもがもたらす笑いは……ただの笑いではなく、運命の歯車を動かしていたのだった。

破(たんげつ担当)
笑い袋ししゃもは、壊れたようにししゃものような鳴き声で繰り返す。

「アニキサンオメデトウ! アニキサンオメデトウ!」

まったく意味の分からない言葉だが、その言葉を聞くとなぜか誰も彼もが笑えてきてしまう。
まるで異世界のコメディ小説200万文字の情報が一気に流し込まれたかのように、抱腹絶倒の渦に包まれてしまうのだ。

街は笑いに包まれ、花菜の茶道教室にもその影響が及んでいた。

夜。花菜は精神統一のため、大量の着物の袖を折り返しては元に戻してを繰り返していた。

「どうして、みんなの思考が同じなの……?」

茶道を通じで心が読める花菜。これまでもあらゆる人の想いに触れ、自分の本当の気持ちがわからなくなるほど思い悩んできた。……が、今回の悩みは質が違う。

「『アニキサンオメデトウ』って……どういうこと……?」

花菜は困惑したまま、家中の着物の袖を折り返しては元に戻し、また折り返す。
そうして、はたと思いついた。

「そうだ……巫女さん! 巫女さんなら、何か知っているかも!」

花菜はどうにか布団に潜って朝を待ち、ろくに眠れていないまま、月読神社へと足を運んだ。

一方、月読神社でも問題が起こっていた。
巫女であるつきえは、月の光を利用して未来を知ることができる。
ここしばらく、彼女が繰り返し見るのは、不吉な未来ばかりだった。

「落雷によって、この街が滅ぶ」……そんな、恐ろしい未来だ。

落雷……といえば、つきえには心当たりがある。神社によく訪れるお神楽師……雷太郎だ。
しかし、彼は雷の能力を持つことで周囲に恐れられることを気にしていたはず……

つきえが頭を悩ませていると、石段を駆け上がる足音が響く。

「巫女さん!」
「つきえさん!」

男と女、二人の声が重なった。
はっと振り返るつきえ。その視線の先には、息を切らせた花菜と雷太郎がいた。

「俺の話を聞いてほしい……抑えられないんだ。この衝動が……!」
「はあ……はあ……。あ……、アニキサンオメデトウ……」

雷太郎の言葉は明瞭だったが、哀しきかな、運動の苦手な花菜の発した言葉は息切れによって大事な部分がほとんど抜け落ちていた。

「……なんて?」

つきえは困惑のまま、聞き返す。
彼女はいずれ知ることになる。
雷太郎が秘めた破滅的な欲求も、花菜の葛藤も、すべては「笑い」によって解決することを……
新たな笑いを生み出し、街全体を笑いに満ちた場所に変え、そして何よりも、あニキさんの小説200万字達成を祝うことが肝要であると……!

笑い袋ししゃもの効果で、街の人々も次第に異能者たちと繋がり、笑顔と誤解の中で独自の絆が芽生えていく。

急(水野さん担当)

「解ったわ! それが笑い袋ししゃもの正体よ!」
花菜は笑い袋ししゃもを指さして叫んだ。笑い袋ししゃもはそっと口を開けて、そこから何やら黒く名状しがたい何かが覗いている。

「え!? 正体って何なんだよ!」

驚くライライ。つっきーはライライの横でぼーっと月を眺めている。

『しゃ、しゃもー』

笑い袋ししゃもは誤魔化すようにししゃも鳴きを披露した。

「……とりあえず、雷、落としてみてもいいか?」

ライライはどうしても雷を見たいようだ。うずうずとした表情で、笑い袋ししゃもを凝視する。

『しゃ、しゃも……』

怯えきって鳴く笑い袋ししゃも。つっきーは初めて笑い袋ししゃもに気づいたように、小首をかしげる。

「良いから私の話を聞いて! 私、さっき茶道を通じて見えたの。この笑い袋ししゃもの心が。コイツはただの笑い袋なんかじゃない!」
「……それは、そうよね。『ししゃも』なんて変な名前だし」
「つっきーは黙ってて!」
「それで? コイツの正体って何だ?」

パリパリと頭の脇で小さな雷を起こしながら、ライライが笑い袋ししゃもを食い入るようにみつめる。

「……もしヤバい奴なら……やっぱり雷落とそうぜ!」
「アンタはソレしか考えられないの?!」
「ライライの言うとおりだよ。花菜ちゃん、とりあえず感電させてみよう……?」

だめだ……こいつら早く何とかしないと。
花菜は内心で頭を抱えながら、笑い袋の口を引っ張って中身を取り出そうとする。
笑い袋ししゃもは抵抗する。なかなか中身がつかめない。その時だった。
暴れる笑い袋ししゃもから妖しい光が解き放たれた。その光は三人を、辺りを包み込み、気づいた時には──
三人は全裸になっていた。

「な、何これ!」
「うお!? マジか!」
「へーちょっ」

花菜はあわてて放送できない場所を隠し、ライライは謎の稲光を発生させる。つっきーはのんびりと月光浴としゃれ込む。もちろん放送できない部分は月光で隠されている。

「……アハ、あははははは!」

もう、笑うしかない。花菜は笑い出す。もう、全てがどうでも良くなっていた。笑い袋ししゃもの正体も。

「こんなの、不条理でも何でもない……ただの全裸オチじゃない。今まで思い悩んできたのが、バカみたい!」

吹っ切れた花菜は目に涙を浮かべる勢いで、笑い出す。

「私ね、ホントは……雷太郎がたすき掛けして、着物の袖を巻くっている姿がすごく好きなの……」
「俺は、雷の音聞くと、マジテンション上がる」
「私は月明かりで照らされてる……ちょうど今みたいな景色が好き……」

お互いにフェチをさらけ出したことで、彼らの絆はより深まっていった。
笑いの力が、彼らに愛と友情、そして新たな始まりをもたらした。

おまけ
chatGPTさんが出した設定
タイトル: 『桜花乱舞 〜恋と笑いの異能者たち〜』

桜田 花菜(さくらだ はな)
性別: 女性
年齢: 25歳
職業: 茶道教室の講師
特殊能力: 茶道を通じて相手の気持ちを読むことができる
恋愛観: 花見の季節になると胸が高鳴り、理想の相手は桜の下で一緒にお茶を楽しむ人
フェチ: 和服の袖を折り返すところが好き
葛藤: 他人の気持ちを知りすぎて、自分の本当の気持ちに気付けないこと

雷神 雷太郎(らいじん らいたろう)
性別: 男性
年齢: 27歳
職業: お神楽師
特殊能力: 雷を操る力を持っており、感情の高まりで雷が発生する
恋愛観: 落雷をテーマにした熱い恋が理想。相手にドキドキさせることが喜び
フェチ: 雷の音に敏感で、雷が鳴るとテンションが上がる
葛藤: 雷を使いすぎてしまい、周囲からは怖がられること

月宮 つきえ(つきみや つきえ)
性別: 女性
年齢: 22歳
職業: 月読神社の巫女
特殊能力: 月の光を利用して未来の出来事を見ることができる
恋愛観: 月明かりの下でのロマンチックな出会いを夢見る。運命を信じる
フェチ: 月の光に照らされた場所が好き
葛藤: 未来を知りすぎて、出会いや恋愛に対して不安を感じること

物語の設定:
桜花乱舞という和風の街で、異能者たちが巻き起こす笑いと恋のドタバタを描く。彼らは一度も縁がないような事態に次々と巻き込まれ、それぞれが自分の葛藤と向き合いながら成長していく。最終的には、異能力を活かして街を明るく笑いに包まれた場所に変えることが目標。

キーアイテム: 『笑い袋ししゃも』

これは、古びた寺の地下で発見された謎めいた笑い袋で、何かを話すと自動的にししゃものような笑い声を発する。この不思議なアイテムが登場すると、周囲の人々は思わず思考が追いつかず、理不尽な笑いに包まれてしまう。キャラクターたちはこの『笑い袋ししゃも』を手に入れ、様々な騒動や誤解を引き起こしつつ、コメディの渦に巻き込まれることになります。笑い袋の奇妙な効果が物語を進行させ、登場人物たちがますますトンデモない状況に巻き込まれていく展開が予想されます。

序 (Beginning):
 
『桜花乱舞 〜恋と笑いの異能者たち〜』の冒頭、桜花乱舞の街に住む普通の若者たちが、それぞれの特殊能力に目覚め、異能者同士の繋がりを知る。桜田花菜は茶道の中で相手の気持ちを感じ、雷神雷太郎は雷を操り、月宮つきえは月の光を利用して未来を視る能力を持つ。偶然導かれるように、彼らは古びた寺で『笑い袋ししゃも』を発見し、笑いの渦に巻き込まれていく。

繋ぐ言葉:
「しかし、この笑い袋ししゃもが彼らにもたらす笑いは、ただの笑いではなく、運命の歯車を動かしていたのだった。」

破 (Middle/Conflict):

『笑い袋ししゃも』の笑い声が周囲に波及し、異能者たちは想像を絶するトンデモない状況に巻き込まれる。桜花乱舞の街は笑いと混沌に包まれ、キャラクターたちは誤解やコミュニケーションのハプニングに直面する。同時に、各自の特殊能力を使って笑いの渦を更に巻き起こし、街全体を笑いに満ちた場所に変えるという目標が描かれていく。

繋ぐ言葉:
「笑い袋ししゃもの効果で、街の人々も次第に異能者たちと繋がり、笑顔と誤解の中で独自の絆が芽生えていく。」

急 (Conclusion):

登場人物たちは笑い袋の影響で自らの葛藤や誤解と向き合い、それを乗り越えて成長する。最終的には、笑い袋ししゃもを通じて生まれたコメディの力で、街を温かな笑いに包まれた場所へと変えていく。キャラクターたちはそれぞれの恋愛模様や成長を遂げ、笑い袋ししゃもの奇跡的な力で、異能者同士の絆を深めながら物語は幕を閉じる。

繋ぐ言葉:
「笑いの力が、彼らに愛と友情、そして新たな始まりをもたらした。」

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