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魔翻訳お魔とめ|七爺|第1章 七世浮生(七世に渡る儚い人生。)

本文がメモ、()内はPala考察&考察

[お魔とめ]
・七爺(景七)の転生の物語が明かされる。
・猛婆湯を飲んでも忘られない人(赫連翊)への思いを抱えて、久々の人としての第七世が始まる。
・七爺の運命を狂わせたのは白無常。青鸞て秦王が黄封酒の場面で名前をあげていたような・・(山河令)

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黄泉の国の入り口、忘川(三途の川?)のほとり。
男が座っている。青い衣、まとめていない銀髪。眠るように瞳を閉じている。

胡茄(鬼)がその男を見守っている。
傍には白無常(山河令・鬼谷と関係ある??)

白無常が胡茄に告げる。
白「彼に、時が来たと告げてください。私は昔、1人の魂を間違えて、生死を別し、何世も愛情をきり、数百年安らかにさせなかった。。私とは話したく無いだろう」
胡「彼の名前は?」
白「皆、七爺と読んでいる。彼はきっと応じるでしょう。」

胡茄が七爺に近づき、時が来たと告げる。
七爺は動かない。
七「聞こえたが、私は耳が聞こえない。」
七爺の声はとても低くて軽くて、心地よい小風が吹くよう。
彼はゆっくりと動き出す。長い間寝ていたので、体が不器用になり、肩を動かしてゆっくりと目を開けて、胡茄をチラッと見る。
その目は極めて清らかで、目尻が広く、少し笑いを含む。
七爺の美しさに、胡茄はポカンとする。

七「私はあなたを知らないようだ・・」
胡「私はこの地府の鬼で、まだ40年しか経っていない」

ポカンとする七爺。指折り数え、首を横に振って笑いながら
七「何年寝ていたんだろう?」
立ち上がる七爺。白無常を見る。
白「時を逃してはいけない。もう第七世です。この世を過ぎると、赫連翊(七爺の想い人)と縁が尽き、塵に帰して絡むこともなくなる。」

胡茄がまだ人だった時、私塾の老先生が前朝の中興の帝に言及し、「内憂外患の時、寛大で聖。聖明君主」と称えていた人、それが“赫連翊“。

その言葉を聞いた時、七爺はまっすぐ忘川を見つめていたが、悲しみが溢れるのを胡茄は感じた。
七爺が瞬きし、少し困惑して無表情な白無常に尋ねる。
七「赫連翊は、誰だっけ?」
白無常は言葉に詰まる。
白「ただ・・」
七爺は考え、頭を叩いて突然悟った。
七「ああ、彼だと言ったのか・・(因縁が)まだ終わっていないの?」

胡茄の気持ちが表情にでる。
七爺は記憶力が悪いのか?

七爺はちらりと胡茄を見て、心中を察し、背伸びしながらゆっくりと言った。
七「人は6つの輪廻に入り、合わせて数百年が経った。何度も生まれ変わり、老若男女の身分も頻繁に変わり、誰が覚えていられる?しかも私は、数百年人ではなかった・・」
最後の言葉の声は低く、軽く微かな笑い、白無常を見つめる。
七「当時、私は元々計算し尽くしたが、あなたが青鸞の魂魄を誤って彼女を無闇に死なせたから、赫連翊の反目的を害したのでは?」

白無常は(だから七爺と話せなかった)、視線を下げて微かにうなづく。
七爺は首を横に降りながら、白無常に歩み寄り肩を叩く。
七「あなたは気が小さい」

白「これは情縁で、七世に渡る。私が当初の過ちで、2人の命格を変えて、仇になった」
胡「情縁?彼は一体・・」
白「南寧王を知っていますか?」
胡茄は悟る。七爺は、南寧王の血筋。

白「彼は第一世は32歳で、心労が大きく亡くなる時すでに白髪に。死後痴心は変えず、忘情の水(猛婆湯?)を飲まなかった。十年を苦しみ、その人が一緒に輪廻に入るのを待った・・」
胡「猛婆湯を飲まない者は、二度と人間になってはいけないのでは」
白無常はうなづく。
白「よって、第二世は飛虫になり、夜灯りに飛んでいき人の指で潰され死んだ。」
白「第三世は黒い犬、その人に幼い頃から飼われた。第四世はジャスミンの花に。枯れて死んだ。第五世は雪狐に化け、その人に捕獲されるが妾に毛皮を剥がれた(まじ?)」

胡茄はその悲運に同情する。
白「その後、彼が帰ってきた時、奈何橋(地獄の入り口、三途の川にかかってる橋だそ うな)のたもとで猛婆湯を飲みました。なぜか、彼に猛婆湯は効かず、自分お名前は思い出せないが昔の記憶を覚えていてしまう。七世を生き、景七と名乗った。その後、赫連翊第六世は合計六十三年、七爺は六十三年を忘川のほとりに座り続け、今2人の運命が第七世として絡み合い、最後の出会いが訪れた。」

景七(七爺)は、転生池(ここから生まれ変わるのかな!)のほとりで2人をまつ。
白無常に冗談のように尋ねる。
七「今回は人ですか?」
白「大貴(貴人の意味かな)な人です。」
七「(貴人である)必要はない。食べても着ても心配しない方がいい。とにかく心配なく、のどかに食べて死ぬまで待つよ。」
白無常はこれ以上話さず、手を伸ばして「どうぞ」と言った。

景七が転生池に入らないので、白無常は突然自分の指を噛み、転生池に血を落とす。
その指で景七の眉間に血で印をつける。
景七は瞬く間に転生池に沈んでいく・・
耳元で聞こえる低い声(おそらく白無常)
「私のせいで、あなたの運命を翻弄し、理由なく世を歩き回らせ、苦しめた。今は何も得られないから、修行を尽くして、あなたの運命を変えましょう。」

転生池に景七が沈む瞬間、池は真っ赤になり、その後透明に戻る。
眺めていた胡茄が振り向くと既に白無常は消えて、人形の白紙が一枚落ちていた。
黒い影(判官)が現れ、人形の白紙を燃やした。

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みたいな感じです!知らんけど。
※あくまで個人の魔翻訳読解と感想です。正確性には欠けます。

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